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駄目(俺+魔女)  作者: モンチャン
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116 いつもの土曜日



いつもの土曜日




近頃は「闇バイト」とかで、”普通の人”が平気で強盗をする様になりました。

”普通の人”と言うよりも、”普通の人だった人”と言うべきなのかもしれません。


お金に困った ・・・ そんな人はたくさんいます。


お金に困れば、みんな働こうとする筈です。


美味しい話など、今の世の中、特に日本にはありません。


宝くじでもないのに、一攫千金を狙うくらい、頭がおかしくなっているのでしょう。


普通に考えれば、美味しい仕事が、そんじょそこらにある訳がありません。



SNSの影響なのか、自分の情報を簡単に開示してしまう傾向があります。


普通は「ギブテク」なのです。

相手が情報を開示しないのに、自分の手の内を先に見せてしまうのは「愚か者」以外の何ものでもありません。


普通の会社であれば、ある程度の情報を掲載し、調べれば詳細情報が分かる様になっています。

雇う側の情報が開示されていない、または開示されていても「嘘情報」であるのかどうかは、スマホを持っているのであれば分かる筈です。


よく、会社やケータイに”勧誘”の電話があったりしますが、電話番号を調べるだけで、”やばい”ところからの電話かどうかが分かる時代です。

調べるつもりがあれば、分かるのです。

その為には、スマホは便利なツールなのです。

どのくらいの人が「情報端末」として使っているのでしょう?


美味しかったお店や可愛い服があったお店の紹介。

お友達との”時間を無視”した連絡。

ゲーム。

好きになったアーティストの音楽。

 ・・・・・・

こんな事にしか使わないのであれば、物凄く勿体ないと思います。




"闇バイトで捕まった犯人は「自分の個人情報を・・・」とか言っていますが、平気で他人をハンマーで殴っています。

"

当たり所が悪ければ「殺人」にもなりかねません。

そのくらいは、普通の人なら分かる筈です。

「人がいないと思っていたら、人がいた」というレベルではありません。

最初から人が居るのが分かって、他人の家に押し入っているのです。

ガムテープどころではなく、ハンマーなども用意しているのです。



それに、闇バイトだと分かって申し込ん?でいる”きらい”があります。

どう考えても、違法行為の仕事内容なのは、普通の神経なら分かる筈です。

高校生が闇バイトに申し込んだりしていますが、”闇バイト”だと分かって申し込んでいる様にしかみえません。


スマホを持っているくらいなのですから、調べれば分かる事です。

いつも高額なスマホで、会った事もない”友達”との連絡や、ゲームや音楽配信だけに使っているから、”普通”の感覚がなくなるのです。



捕まってから、自分も被害者の様に言っていますが、スマホで闇バイトを探して申し込んでいるのですから、闇バイトがどういうものか知っていない訳がありません。


最初は簡単な”荷物運び”でしょうが、高齢者の家に押し入る事を指示された時点で、見ず知らずの人をハンマーで殴れと言われた時点で、何とかするのが「人間」です。

悪く言えば、実行犯は人間ではありません。

人に危害を加えたり、もしも相手が死んでも構わないと思って行動しているからです。



捕まった犯人の顔は、そこらを歩いているお兄ちゃん、お姉ちゃんと同じです。

でも、見ず知らずのお年寄りをハンマーで殴る事が平気な人間なのです。

人間は、顔だけでは分からないという事なのです。



警察に捕まってから、「自分の個人情報が」、「家族の情報が」と言っていますが、会った事もない人間に簡単に自分の情報を教えているのです。

実際は、個人情報など何とも思っていない人間なのです。

普通に学校に行ったり、仕事をしている人と比べると、”まともな人間”ではありません。

まともそうに見えているのは顔だけで、心の中は”どす黒い”と思います。



ニュース等には出てきませんが、闇バイトに応募する人は、借金をしたので返済したいと言っている様です。

闇バイトに簡単に応募するくらいですから、考えも無しにお金を使ったのでしょう。

ですから、闇バイトで”高額”を手に入れたいと、簡単に考えているのです。


どんな理由で借金をしたのかは分かりませんが、一般の人達とは違って、安易にお金を使ってしまう、新しい、そして、恐ろしい”人種”なのです。


闇バイトは、マニュアルがシッカリしているらしいので、警察に捕まったら「こういう風に答えろ」と決められている筈です。

マニュアルはあるのですが、恐ろしく杜撰ずさんな計画ですから、直ぐに実行犯は捕まります。

捕まる事を想定した計画としか思えません。


実行犯と言われる者達は「使い捨て」なのです。

でも、闇バイトに平気で申し込みをして、自分の情報を平気で教えてしまう人間なのです。

こんな連中に、自分達が「使い捨て」なのだと、分かる訳がありません。


闇バイトの上の人間の情報は、開示されない様にコントロールしています。

下の人間などの事は考えてもいません。

何故なら、「逃げ方のマニュアル」が無いのです。

あったとしても、杜撰ずさんです。

実際、逃げても直ぐに捕まっています。



それでも、犯行を犯しています。

分かってやっている、ハッキリ言って「確信犯」と言えると思います。



そして、闇バイトについて、ケータイ会社が何もアクションを起こさないのに、物凄く疑問を感じます。

あたかも、闇バイトをやっている連中もお客様だと思っている感じです。


固定電話の迷惑電話も、電話会社は碌な対応をしていないし、実際の対応は電話機の製造メーカー任せです。


まともな会社なら、自分の”仕事”が犯罪に使われていれば、対応するのが当たり前だと思うのですが ・・・ ?


儲かれば、何でもありなのでしょうか?





昔から「顧客情報」は重要なファクターです。


近頃は、カード会社から「生命保険」の勧誘の資料が送られてきたり、電話まで来ます。

送られてきた資料には「自筆」以外の部分には、わざわざ「個人名」を印刷していて、捨てる時に手間がかかります。


本当に、自分達の個人情報は守られているのでしょうか?



思い出すと、昔は「社員名簿」なるものが、毎年、会社で配られました。

丁度、年賀状の準備をする時期だったと記憶しています。


同じ会社の奴で社員名簿を見せてくれと言うので、「自分のものがあるだろう?」と言うと、こう返してきました。

「駅前の金券ショップに売った。」と。


そんな奴には自分の社員名簿は見せませんでしたし、周りの連中も、当然断っていました。


そんな奴がいた所為か、程なくして社員名簿は配られなくなりました。


良く「外部から侵入されて情報を盗まれた」と言われますが、実際は内部の人間のセキュリティの無さ、甘さが原因だと聞いています。




「普通」を完璧に理解することは難しいと思います。

でも、経験しなくても、どんなことが「普通」なのかを学ぶことが出来ます。

老若男女、年齢を問わず、常に勉強なのです。


でも、難しい事ではありません。昨今はPCやスマホで知る事が出来るからです。


深く知る必要はありませんが、理解する必要はあると思いますが、上っ面でも構わないと思います。


危険なのは、自分のしてきたこと以外は「普通」ではないと思う事です。

そう思った時点で、その人は弾かれます。


昔は周りの人達だけだったのですが、SNS等で意見を発信すれば「炎上」するのです。

炎上したくなければ、発信する事柄の何が「普通」かを、事前に確認する必要があるのです。


普通は「一晩寝てから再確認」で済むようですが、勉強しないと分からない人も多くなった様です。

まあ、勉強する気持ちがあればの話ですが ・・・



他人の体臭がキツイのが辛いのは、女性ばかりではありません。

よほど、自分が臭いのか、嗅覚がマヒしているのかと言う様に、香水を頭からぶっ掛けた様な臭いの女性もいます。


香水は、自分の体臭と合わせることによって、他人に「良い匂い」と思わせる様にするのが鉄則です。

安易に身体に”ぶっ掛ける”のは、愚かな行為で、お金の無駄遣いです。


知り合いのお姉さんが、ジムのロッカーで有名な芸能人に会ったそうです。

ロッカーが近かったので、近づいたら、本当に「良い匂い」がしたそうです。


専門家に聞くと、高価な香水を使うのではなく、自分の体臭に合った香水を、自分の臭いの量に合わせて使うから、近づくと「良い匂い」がするらしいのです。

何でも安易なのは、駄目だという事の様です。


勿論、くさいにおいのオジサンはたくさんいます。

着るものを奥さん任せにしているのと、奥さんから見放されて「くさいまま」で放ったらかしにされているだけなのです。

チャンと体を洗って、綺麗に洗濯した物に着替えていれば、新陳代謝の少ないオジサンは、若者よりも臭い筈はありません。



香水の場合は使い方が問題なのですが、男女に限らず「体臭」についての対応は難しい時が殆どだと思います。


女性アナウンサーの方で、よほど、余裕のある生活のしていたのか、1日に何度もシャワーを浴びる事が出来た様な人が「臭い」についてSNSで炎上しました。

宅配便で働く人達の様に、汗だくになって働いている人達だって、シャワーを浴びる時間とお金に余裕があれば、そうしているのです。


この女性アナウンサーが炎上したのは、あまりに世間を知らな過ぎるのに、あたかも、自分が正しいと言い切っているところです。


SNS等に投稿する場合は、「一晩寝てから読み直せ」と言われているのです。

もう少し、世の中を知る事の大切さを勉強するべきだったのでしょう。


特に「悪口」になる様な内容の場合は、訴えられる事もありますので、慎重さが必要です。




今はもうなくなった、恵比寿駅近くのラーメン屋さんでの話です。


エアコンの近くに陣取ったケバくはないのに香水をぶっ掛けたお姉さん。

会社帰りに、頭から香水を振りかけて、お兄さんとこの店に来たのでしょう。


その日のラーメンは、味も何も感じないくらいに残念なものでした。

ラーメンの匂いよりも、何倍もそのお姉さんの香水の”臭い”が強かったのです。

ラーメンの匂いよりも強い臭いとは、尋常なものではありません。



いつも、会社帰りのエレベータ等は「地獄」の臭いです ・・・ 匂いではなく臭いです。

余程、自分の体臭がくさいのか、香水を頭からブッかけた様な感じです。


昔はオジサンが臭いと言われましたが、近頃はお姉さんも「臭い」のが残念です。


お仕事が忙しくて「心のゆとり」が無くなってしまっている様です。




処世術で「言わないという事は嘘をついているのではない」と言うのがあります。

聞かれたことに答えないのではなく、「余計な事は言わない」という事です。


昨今は、会った事もないのに、SNSだけの繋がりで「親友だ」と思い込む様ですが、非常に危険な行為です。

実際に顔を合わせない所為か、性犯罪を含めた犯罪行為を平気でする人が沢山います。


老若男女問わずですので、気を付け過ぎる事はありません。

闇バイトの様に、簡単に自分の情報を開示してしまうと、とんでもない事になりますし、親兄弟にも迷惑が掛かりますので、慎重な対応が必要です。


流石に「○○ナウ」とSNS等に投稿して、自分の家が留守なのを知らせる”愚か者”は減った様です。



SNS等で、会った事もない相手を「親友」だと言い切る傾向が、闇バイトなる犯罪を引き起こしている様に思います。

どんなに儲かる仕事でも、仕事である以上、雇われる側の情報だけが必要な訳はありません。

雇う側の情報開示が無いものは「危険」だと思わない傾向が、会った事もない相手を「親友」だと思い込む考え方が影響しているのだと思います。


実際に、面と向かって話をしている人よりも、会った事もない本当の情報かも怪しい人の方を信じてしまう人間に、「間違っている」とどうやったら教えることが出来るのでしょうか?

あまりに急速に発達したスマホ等に対応する、教育システムが必要なのだと思います。




闇バイトもそうですが、人を殺しても何とも思わない人間が増えてきていて恐ろしい昨今です。

どうやったら、どんな教育をしたら、こんな連中が生まれるのでしょう?

デジタルとか、そんな事が影響しているのでしょうか?




何の為にスマホを持っているのだろうと疑問に思う事があります。


ニュースなんか見ないのかな?

ゲームやSNSはするけど、ものを調べたりしないのかな。


そう言えば、台風の影響で電車が全て止まった時に、駅まで来て「電車が止まっている」事を初めて知る人達の映像を見たことがあります。

みんな、手にはスマホを持っています。

みんな、スマホ中毒患者です。


何の為に、高いお金を出してスマホなんかを持っているのかな?


自転車に乗って、耳にはイヤホン、目はスマホ。

前は見ないのかな?

自分の好きな音楽以外は聞きたくないのかな?


本当に、嫌な時代になったものだな ・・・



海外、特にドイツに限らず、海外では「ながらスマホ」には厳しい処罰が課せられます。

自転車だけではなく、車に対しても物凄く厳しいです。


日本はお酒でもたばこでも「大甘」ですが、「海外は自分でコントロール出来る筈のもの」には厳しい対応が普通です。


でも、その代わり窃盗も多く、日本人の様にスマホをのんびり眺めている人種は、直ぐに荷物を狙われますので、気を付けましょう。





ジムに行っていると、外国人の人で肩や腕にテープを張っている人がいます。

刺青を隠しているのです。

あまり広範囲に及ぶものは、入館を断られる事が明記されています。


でも、外国人、特に欧米人の刺青は、威圧感のあるものは少ないです。



刺青をするのは、本人の自由です。


でも、場所も考えずに刺青を見える様にするのは、日本では思慮が無いと判断されます。

自分達はまともだと思っていても、以前からかなりの数の刺青をした人に、問題がある人が多かった為です。


電車や車の窓を開けて、わざと刺青を見せて凄んでいる人がたくさんいるからです。

わざと、刺青の見せたい方の袖だけを捲ったりしています。



本当は、刺青を彫る前に、シール等で試してみた方が良い場合があると思います。


タトゥーなどと格好良い言い方は、敢えてしません。

でも、刺青をいれているかなりの人が、電車内や車から腕を出して、凄んだ態度をとっています。

可愛いものを見せびらかしているのではなく、明らかに凄んでいます。


残念ながら、刺青をいれているかなりの人がそんな行動をします。

世間の人に受け入れてもらうつもりは、感じられません。


ですから、プール等の公共施設への入場が断られるのです。

刺青をいれるのは個人の自由ですが、日本では生きづらい事も理解して実行してください。

特に日本では住みづらくもなりますので、注意が必要です


海外でも、ヤタラメッタラ刺青するのは、センスが良いとは思われないのが実際の様です。


日本でもそうですが、刺青をいれる者に「程度の低い」のが多いのが原因です。

自分の”裁量の無さ”を見せているのに気付かないのが悲しいのですが、本人はそれに気づいていないのが、もっと悲しい事なのです。






お風呂から上がって、自分の部屋のベッドに転がって、ゆたかはスマホでネットニュースを見ながら、そんな事を考えていました。


おうちのお風呂の順番は、おとうさん → おかあさん → きらら → ゆたか → ナオミ の順番です。


ナオミは明日の朝食の準備や、洗濯機の予約をするので、一番最後です。



扉の外で何やら言い合いが聞こえます。

ナオミときららです。


何かを喋りながらナオミが扉を開けました。

「いつも、お風呂上りはこの格好だよ!」


2階の洗面で歯磨きをしていたナオミと、トイレに寄ったきららが言い合いをしていた様です。


きらら。

「なんでよ! 私にはパジャマを着なさいと言ってるくせに。」


ナオミ。

「大人は良いの! ほら。 ゆたちゃんだって、”はだか”だよ。」


きらら。

「お兄ちゃんは良いの! 男だから。 お姉ちゃんは女なんだよ。」


ナオミ。

「でも、このまま寝ちゃうから問題ないんだけどなァ ・・・ 」


きらら。

「え? 二人で”はだか”で寝てるの?」


ナオミ。

「そうだよ。 仲良しだもん!」


きらら。

「じゃ、じゃあ、私も”はだか”になって一緒に寝る。」


ゆたか。

「 ・・・・・・ 」

何でそういう話になったのか分かりません。



ナオミ、人差し指を立てて、横に振ります。

「チ、チ、チ、チ! それは駄目よ。 私達は愛し合っているの。」


きらら。

「私だって、お兄ちゃんを愛しているもん!」

きらら、引き下がりません。


ゆたか、いきなりの”モテ期”です。


ナオミ。

「お兄ちゃん、いや、ゆたかを愛していいのは、わたし、ナオミだけよ!」


きらら。

「お姉ちゃん。 ズル~い!」


ナオミ。

「らら! いい! 愛するって事は、"チョメチョメ"する事なんだよ。」


きらら。

「あ、あたしも、"チョメチョメ"するもん!」


ナオミ。

「ほら。 ららの”ここ”をチョメチョメされちゃうんだよ。」

パジャマの上から、ナオミがいやらしい指使いで、きららを触ります。


きらら。

「もう、 お姉ちゃんの”エッチ~”!」


ナオミ。

「いい、らら! "チョメチョメ"すると、こんなお腹になっちゃうんだよ。」

ナオミは、巻いただけのバスタオルを外します。


チョットだけ、お腹がフックらしています。


腹筋の運動が足りないのではありません。

お腹に子供がいるのです。


オッパイは妊娠している所為か、少し大きくなっている感じです。

でも、乳首や乳輪は黒ずんではいません。

綺麗なピンク色です。


相変わらず、スタイルが良いです。

足の長さは、身体の半分以上で、素敵です。

毎日見ているゆたかが、見とれてしまいます。



きららがパジャマを脱ぎ捨てます。

パジャマの下にはブラやパンティも履いています。


因みに、ナオミは「デカパン」大好き派で、「パンティ」ではなく「パンツ」です。



何を考えたのか、きららは下着も脱ぎ捨てます。


チラッと、ゆたかにきららのフルヌードが見えましたが、ナオミの巻いていたバスタオルが飛んできて、良く見えませんでした。



ナオミ。

「ゆたちゃんは、見ちゃダメ!」


でも、ナオミに負けないくらいのスタイルの良さで、足も恐ろしく長いのが分かりました。

ナオミに負けているのは、オッパイの大きさ位です。



ナオミ。

「ほら、、 らら。 ここをチョメチョメされちゃうんだよ。」


この状況を、ゆたかは想像するしかありません。


きらら。

「もう、 お姉ちゃんったら ・・・ 」


ナオミが自分の方を触っているのか、きららの方を触っているのか ・・・ ?


きらら。

「あん! お姉ちゃん。 イヤだ~ ・・・ 」


どういう状況なのでしょう?


きらら。

「お姉ちゃんは、お兄ちゃんにチョメチョメされちゃったの?」


ナオミ。

「”お兄ちゃん”の場合は、チョメチョメよりも、もっと凄かったよ。」


きらら。

「え~! お兄ちゃん、エッチ~!」


どうして、そうなるのでしょう?


ナオミ。

「男の人って、みんな、エッチなんだよ。」


きらら。

「そ、そうなの?」


ナオミ。

「ららは、本当にららを愛してくれる人に、チョメチョメしてもらうんだよ。」


きらら。

「 ・・・ うん。」


ナオミ。

「いい、らら。 それに”チョメチョメ”すると子供が出来ちゃうの。 魔女の夫は、一人の魔女とだけしか”チョメチョメ”しないのよ。」


きらら。

「う~~ん! 仕方がないな!」


きららは、まだ、ボーイフレンドはいない様です。

ナオミに似て、”奥手”です。



きららが何かを始めます。

ゆたかには、音しか聞こえません。

ナオミも一緒になって、何かをしています。


ゆたかは、何をしているのか見てみたいのですが、バスタオルが邪魔をします。

ナオミが魔法を掛けたのか、バスタオルがゆたかから外れません。


きららの裸を見てみたいと思ったのかどうかは、分かりません。


どうも、ゆたかの下着の入ったタンスを、漁っている様です。


きらら。

「あ! お姉ちゃん。 これ! これ!」


ナオミ。

「そうね。 この”ヘタリ具合”、ちょうど良さそうね。」


きらら。

「お姉ちゃん、 どう?」


ナオミ。

「良いわね。 わたしは? 」


きらら。

「お姉ちゃん、 素敵!」


ナオミ + きらら

「ねえ、 どう?」


ここで、ゆたかを覆っていたバスタオルが外れました。


ゆたかが二人を見ると、ゆたかの使い古しの”Tシャツ” を着て "短パン” を履いています。


ヨレ具合が丁度良く、二人とも良く似合っています。

いつも二人を見ているゆたかから見ても、二人は手足が長く、スタイル抜群です。


よく見ると、二人とも下着は付けていないようです。


でも、そこいら辺をゆたかは気にしません。


そんな事を気にしていたら、この家では暮らしていけないからです。

ハルミに美智子に ・・・ と、美人でスタイル抜群の女の子が沢山訪ねてくるからです。



物語にある様な、大きいカギ鼻にギョロ目の魔女などはいないのです。

魔女や魔法使いを”邪悪な風貌”にしないと、昔の権力者や宗教家はやっていけなかったからなのです。

”敵対”するものが必要だったのです。


自分達に敵対する者は悪い者で、全て、”悪魔の手先”なのです。

ですから、「地動説」を唱える者達も、悪魔の手先として”火あぶり”にしたのです。



どうも、宗教を勉強すると、一番排他的な宗教の代表は「キリスト教」と考えられます。

同じところから出発したのに、「プロテスタント」と「カトリック」の争いは常軌を逸しています。


** 作者注 **

因みに、プロテスタント(英: Protestant)は、1520年頃、宗教改革運動を始めとして、カトリック教会(または西方教会)から分離しました。

特に広義の福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指します。

日本ではカトリック教会(旧教)に対し、「新教」(しんきょう)と言うようです。



ナオミ + きらら

「今度から、これ着て寝ようっと。」


ゆたか。

「お、俺のトレーニングウエアー ・・・ 」


ナオミ。

「このあいだアウトレットで買ったヤツ、まだ、封を開けていないでしょう?」


そういう訳で、ゆたかは新しいトレーニングウエアーを着る事になりました。


まあ、ゆたかとしても、少しヨレたものの方が、好みなのですが ・・・



そうしているうちに、ゆたかもナオミに、ヨレヨレのトレーニングウエアーを着させられました。


いつの間にか、ワンコのタロウとニャンコのクロも、ゆたか達の部屋で”良い子ちゃん座り”をしていました。



きらら。

「じゃあ、お姉ちゃん。 一緒に寝よう!」


そういう事で、きららとナオミが並んでベッドの上に転がります。


ゆたかの両脇は、ワンコのタロウとニャンコのクロです。



きらら。

「お姉ちゃん。 いい匂い ・・・ 」

そう言って、きららが最初に寝てしまいます。


ナオミはきららの頭を優しく撫でながら、寝てしまいました。


ゆたかはタロウとクロに囲まれて、三人揃って、いやいや、一人と二匹が寝てしまいました。



いくらクイーンサイズのベッドでも、これだけ乗れば狭そうですが、みんな、狭い感じはしません。

キャンピングカーで寝ている時と、殆ど同じ状態だからです。




そんな感じで、爽やかな朝を迎えます。

土曜日なので、みんな、気持ちに余裕があります。


キャンピングカーの時と同じ様に、ゆたかが朝食の準備をします。


ナオミときららが洗濯物を干し始めます。


ワンコのタロウとニャンコのクロもお手伝いをします。

洗濯が終わったものを入れた洗濯籠を、物干し場まで運びます。

ワンコのタロウが籠を咥えていきますが、ニャンコのクロはタロウの上に乗っています。

一応、クロも手伝っているつもりです。



きらら。

「お兄ちゃん! ソーセージも焼いてね。」


ゆたか。

「オッケー!」



賑やかなので、おとうさんやおかあさんも起きてきました。



そんな感じで、楽しい土曜日が始まります。


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