星に願いを…
今日は七夕。
いい大人になって、今更何を願うのだろうか…?
子供の頃以来の短冊を前にしばし頭を捻った。
健康?
仕事?
いや、自分の事じゃなく。
…私は貴方の無事を願う。
やはりそれしかないと思った。
大切な貴方が今、心健やかに過ごせているだろうか?
ただ、それだけが気がかりで。
貴方がこの世界に存在している事。
同じ時間を生きているというその事実だけで、それだけで私は今日も前を向けるから。
貴方の笑顔が曇らぬように。
貴方が自分らしくいられるように。
ただ…祈る事しか、願う事しか出来ない自分を不甲斐なく思ったりもするけれど。
私は私のための願い事を貴方のために使いたいと思う。
再び、貴方の笑顔をこの目で見る日が来るまで…