９３話 飛竜討伐クエストを受注しました
俺達は現在クエストボードでクエストを漁っていた。
そして一つのクエストを見つけた。
それは超高難易度のクエストだ。
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飛竜討伐 金貨１５０枚
危険度★★★★★★★★★★★★★★★
待遇 最強回復薬×１５、強魔力回復剤×１５、豪華馬車
依頼主 冒険者ギルド本部
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これはSランク冒険者が受注するクエストだ。
飛竜にも種類があるが、その中でもレベルが高いだろう。
通常のAランク冒険者では無理だ。
だが俺達ならクエスト達成できる。
「これ受注しないか？」
「私はいいわよ。Sランクに昇格したいし」
「妾もじゃ。面白そうなのじゃ」
「私もいいよ。楽しそう」
「私もラークに賛同します」
「私もオッケー」
「私も妖精として飛竜見たい」
「よーしじゃあ受注するぞ」
俺達は超高難易度クエストを受注する。
さあ新たな冒険の始まりだ。
「ホワイトアリス様は今回このクエストを受注するのですね」
「ああ。受注できるよな？」
「問題ありません。しかし失敗すれば信頼度は落ちると言う事を忘れないでくださいね」
「ああ分かってる」
「では頑張ってくださいね」
「ああ」
俺達は飛竜討伐クエストを受注した。
場所はどうやらここから東に数百キロ離れた場所らしい。
飛竜はずーっとある国にのさばっているらしく、動く気配が無い。
国民が攻撃すれば、炎のブレスを吐いて抵抗するようだ。
偶に空中を飛び暴れるらしい。
「到着まで数日は掛かるな」
「そうですね。飛竜がどこかへいなくなっている可能性もありますよね」
「そうだな。まあ行ってみよう」
「はい」
俺達は豪華馬車に揺られて出発する。
ある国とはレンガルという観光国だ。
観光業で成り立っている国である。
飛竜のせいで観光に来る人々が大減少したらしい。
「どんな飛竜なのかしら？」
「さあな。でもブルードラゴンよりは遥かに強いだろうな」
「冒険者ギルド本部も詳細教えてくれればいいのにね」
「全くだ」
俺とリアが飛竜について話す。
俺にもたれかかってラフレアは寝ている。
寝顔と寝息が俺の心臓に悪戯する。
「美味しいのじゃ！」
「あまり食べ過ぎないでくださいよ」
「分かっておるのじゃ」
「そう言って二本目ですよ」
「だって美味いのじゃ」
ヴィクトリカは栄養補助食品のチョコレート味が気に入ったらしくて、ひたすら買い込み食べている。
アリスはヴィクトリカの口を拭いてあげている。
傍から見たら姉と妹の関係だな。
「面白そうだね」
「私もそう思う」
「そうだな。頑張ってクエスト達成しよう」
俺達はクエスト達成に向けて意気込む。
全身全霊で挑むだけだ。
さあセーブしよう。
「セーブ」
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スロット１ フレッディーノ国宿屋前
スロット２ 豪華馬車の中
スロット３ ファイシード国宿屋
スロット４ フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット２に上書きセーブをした。
そして体を休めるため寝る。
俺はリアとラフレアの間で少しだけ眠る。
ああ幸せだな。
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「誰がこの飛竜討伐を？」
「色々な冒険者が名乗りを上げていますが依然として失敗に」
「不味いな」
「現在ホワイトアリスというパーティーが飛竜討伐を請け負ったそうです」
「聞いたことないな」
「最近躍進しているパーティーです」
「そうか。期待するとしよう」
レンガルの警備部隊はホワイトアリスに期待する。
観光国レンガルをラーク達は救う事になる。
激しい戦いが繰り広げられる。
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