８５話 デビルメイデン寿命を奪われる
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ラーク達の後を追いガルフダンジョンへと向かった【デビルメイデン】。
ガルフダンジョンに入ったラーク達【ホワイトアリス】に復讐する為後を付けていた。
「どうせならダンジョンの最奥地で殺してやろうぜ！！」
「そうね。それがいいわ。ラークの屈辱的な顔が見た過ぎるわ」
「賛成だね。僕も凄く凄くラークの屈辱的顔が見たいよ」
「私もです。ラークもホワイトアリスも許せません」
「どうせなら魔法研究の実験体にしたいな」
「よし決まりだ入るぞ！！」
そうバレッド達は言ってガルフダンジョンに入ろうとする。
だがある人物に呼び止められる。
「右腕無き状態で復讐するつもりか？」
「誰だてめえ！！」
「俺はお前たちの右腕を再生させてやろう」
「何！？」
怪しい黒いローブに身を包んだ男はそうバレッド達に言う。
「再生させてくれるのかよ！！」
「ああ。あのラークとか言う少年に復讐したいんだろ。手伝ってやるよ」
「ははっ。いいね。さっさと治せや」
「いいだろう」
謎の黒いローブに身を包んだ男は詠唱する。
「悪魔術トランザクションリバース」
そう言うとバレッド達全員の右腕が復活した。
「おお本当に戻ってやがる。ありがてえ」
「代償はお前たちの寿命１年分だ」
「何！？ ふざけるなてめえ！！」
「何の対価もなしに得られると思ったのか？ たかが寿命１年気にするな」
「ちっ！！」
バレッドは黒いローブの男を再生した右腕で突き飛ばす。
そしてイラつきながらガルフダンジョンへと入っていく。
「さあラーク達に復讐だ！！」
バレッド達は意気込みラーク達【ホワイトアリス】に復讐する為動き出す。
まあただの逆恨みなのだが。
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黒いローブの男はバレッドに突き飛ばされた体を起こし高笑いする。
「はははっ。馬鹿で単純な奴だ。寿命は頂いたぞ。合計５年分だ」
そう言って黒いローブを身に纏った男もガルフダンジョンへと入っていく。
だがその前に完全に気配を消す。
「悪魔術インディケーションデリート」
完全に気配を消して謎の男は最後尾でダンジョンに足を踏み入れる。
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バレッド達は進んでいく。
「はっ、楽でいいな！！ 最奥地までは気づかれないようにするぞ！！」
「ええそうね。最奥地で殺せばいいわ」
「女共は犯したいね」
「ラークには拷問を希望します」
「私の実験体でもいいだろう」
「ははっ、いいな。ああラークの屈辱な顔見るの楽しみだぜ！！」
バレッド達は呑気にラーク達の後をつける。
まるで気づかれていないと思っている。
しかしラーク達には気づかれていた。
それを知らない間抜けなバレット達【デビルメイデン】であった。
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