80話 デビルメイデン入国拒否される
バレッド達【デビルメイデン】はラーク達に復讐する為後を追う。
「あいつらフレッディーノにいるようだな。俺達も行くぞ」
バレッド達は急いでフレッディーノに向かう。
しかしバレッド達は肝心な事を忘れていた。
それはフレッディーノはAランク以上でないと入国できないのだ。
自分たちがCランクだと言う事をすっかり頭から抜け落ちていた。
フレッディーノの前に行くと自信満々でバレッド達は検問官のチェックを受ける。
「さあ早く通せ!!」
「現在確認作業を行っています」
「ちっ」
検問官が【デビルメイデン】についての確認を行うと、検問官が顔を訝しみ口を開く。
「デビルメイデンはCランクだな。ここはAランク以上の冒険者しか入れない」
「な!?」
「そういう事だ。ここは通れない。Aランクに上がって来てからもう一度訪れるといい」
「くそがあああああああああああ!!」
バレッド達は入国拒否を受ける。
Cランクである事を未だに受け止めきれないのか、自分たちの現実を見ようとはしない。
「くそくそくそくそくそ、速攻Aランクに昇格させるぞ」
「そんな事してる間にラーク達がいなくなるわよ。早く復讐したいでしょうが」
「じゃあどうやって入るんだよ」
「それは……」
「俺達なら簡単にAランクに昇格できるんだ。ラークやその仲間の女たちはぜってえ許せねえ。何が何でも復讐してやる」
バレッドはそう大きな声で口に出す。
するとイルーンがある一つの提案をする。
「クエストでフレッディーノから出国するときを狙えばいいのでは」
「その手があったか。あいつらが出払う時を見計らって」
「そうです」
「じゃあ近くで待機だ」
「そうですね」
バレッド達はまだラーク達に勝てる気でいるようだ。
復讐できると思い込んでいる。
そもそも最初の元凶はバレッド達なのに。
哀れな者達である。
「常に監視するぞ」
「そうですね」
バレッド達はフレッディーノのすぐ近くで待機することになった。
♦
「面白い道具を見つけた」
一人の黒いローブを身に纏った人物が【デビルメイデン】を見てそう呟いた。
口角を上げて笑うとその人物は【デビルメイデン】を監視する。
「さあ楽しませてくれ愚かな者たちよ」
謎の人物は【デビルメイデン】を利用する。
そしてラーク達【ホワイトアリス】は謎の人物と対峙することになる。
まだ少し先の話だが。
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