表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

76/148

76話 俺とアリスのタッグで勝利しますその2

 俺達はエストックと対峙する。


 俺の能力がある限り負けることはない。


 それに死ぬこともないだろう。


 だが無限の魔力ではない以上早々に決着をつけるべきだ。



 「星術スターレーザー」

 「ちっ」



 動体視力の限界を超えたスピードに俺とアリスは苦戦する。


 何度も何度もロードしてやり直した。


 そして何故かアリスの顔つきが変わっているように見えた。


 

 そしてここで俺は究極の賭けに出る。


 それはスロット間の共有を利用して相手の魔力を失くすと言う戦法だ。


 だが共有は魔力消費量が激しい。


 セーブ&ロードが使用できなくなる恐れがある。


 死のリスクを伴う。



 「アリス相談が」

 「何ですか?」

 「俺がスロット間の共有でエストックの魔力を消費させる。お願いできるか?」

 「はい!! 今の私結構ハイテンションです!!」

 「新術期待していいか?」

 「任せてください!!」



 俺はアリスを見て決意する。


 そして信じる。


 アリスとなら勝てると。



 「相談は終わったか?」

 「ああ行くぞ。エストック!! セーブ」



 俺は自信満々に言う。



 =========================


 スロット1 フレッディーノ国闘技場


 スロット2 ファイシード国食堂


 スロット3 ファイシード国宿屋


 スロット4 フレッディーノ国闘技場


 =========================


 

 俺はスロット4に上書きセーブをした。


 そして共有する。


 スロットの空きは一旦諦めよう。



 『スロット間のデータ共有しますか?』

 「スロット4のエストックの魔力残量をスロット1に共有する」

 『畏まりました。動作が完了いたしました』



 そして俺はスロット1へとロードする。



 「ロード」



 俺は殆ど魔力を失った。


 体が鉛のように重い。


 さあ頼むぞアリス。



 「星術スターレーザー」



 エストックが俺に向かって魔法を放つ。


 が、発動されなかった。



 「何!? 僕の魔力が無くなって!? どういう事だ? 何をした!!」

 「悪いが教えられない。終わりだ」

 「ぐっ!!」



 アリスが集中した面持ちでカースケインを両手で持ち詠唱する。



 「呪術カースレーザー」



 アリスが詠唱を終えると漆黒の如き輝きのレーザーがエストック目掛けて一直線上に放たれた。


 そしてエストックはもろに直撃する。



 「がはっ!!」

 「チェックメイトです!!」



 終わりは唐突に訪れた。


 俺のスロット共有とアリスの覚醒により俺達は無事に勝利する。


 そして闘技場の観客たちが一斉にどよめき始める。


 俺達は無事に勝利した。



 「エストックは悪い奴じゃなさそうだから共有で生き返らせよう」

 「そうですね。悪人ではなさそうですし」

 「闘技場だから命がけは当然だしな」

 「優しいですね。ラークは」

 「いや全然だよ」



 俺はその後魔力回復剤を貰って飲む。


 そしてスロット間の共有でエストックを生き返らせた。


 まあ正確には生きている世界のデータを共有したんだが。



 この世界での解釈が変わり俺達はエストックを殺さず勝利したことになっている。


 俺達だけがその事実を知っている。



 「さあこれが優勝賞品のブラッドソードだ。受け取るといい」

 「ありがとう」



 俺はブラッドソードを手にした。


 ブラッドソード――


 その剣は全身が赤く染まっている。


 人の血液を吸収して強くなる武器。


 伝説上の武器。


 見た目能力共に凄くかっこいい。


 誰が作ったかは定かではない。



 こうして俺達は無事に闘技場で勝利し伝説上の武器ブラッドソードを手に入れた。

※最後までお読みいただいてありがとうございます!

 作者からのお願いがあります。

 少しでも、

 『面白い』

 『続きが気になる』

 と思っていただけたなら、

 下の【☆☆☆☆☆】評価を【★★★★★】へとブックマークをよろしくお願いします。 今後とも面白い物語を執筆するためのエネルギーとして

 ブックマークをしてファンになってくれると嬉しいです。

 ポイントとブックマーク、そして感想レビューが作者のエネルギー源となりやる気が漲る活力剤となります。

 是非是非この作者と作品を宜しくおねがいしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただき有難うございます!
《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
新作連載中です!
気に入ってくれた方はブックマーク評価感想をいただけると嬉しいです
小説家になろう 勝手にランキング

ここまで読んでくれた読者様にお願いです!

↑の☆☆☆☆☆評価欄↑を

★★★★★にしていただけると作者にとって非常に大きなモチベーションになります!


もちろん、ブックマークも嬉しいです! 引き続きよろしくおねがいします!



― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ