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74話 守護者が強すぎました

 闘技場の観客席に座った俺達は闘技場でのバトルを見届ける。


 観客が沢山いてかなり湧いている。



 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 「いいぞ。俺はお前に賭けたんだ」

 「殺れ殺れ」



 俺は守護者がどんな奴か興味があった。


 そしていよいよ闘技場で戦う二人が姿を現す。



 先ずは最初に出てきたチャレンジャー。


 Aランク冒険者のゴンゴ。


 巨体で筋肉が凄く発達している。


 右手に銀の斧を持ち、銀の鎧に身を包んでいる。


 僅かに見える鎧の節々から筋肉の発達が伺える。


 一撃で仕留めるタイプだろう。



 そしてAランクでは敵わない最強と謳われる守護者が登場する。


 守護者は細身の青年。


 チャレンジャーとは打って変わって筋肉など欠片もない。


 だが異質さを感じる。


 武器を持っていない。防具も着ていない。


 一体どういう事だ?



 「ねえあの青年武器も防具もなしなの!?」

 「俺も驚いた。恐らく魔法で戦うタイプだ」

 「お手並み拝見ね」

 「そうだな」



 一応セーブしておくか。



 「セーブ」



 =========================


 スロット1 フレッディーノ国闘技場


 スロット2 ファイシード国食堂


 スロット3 ファイシード国宿屋


 スロット4 空き


 =========================



 俺はスロット1に上書きセーブをした。



 さあお手並み拝見といこうか。



 「星術スターレーザー」



 守護者の青年が呟くと、巨体の男が銀の鎧ごと破壊されて体を貫通する。


 青年が詠唱した魔法は星術。


 指先から星のような輝きのレーザーを放つ魔法。


 

 「相当強いな」

 「そうね。やばいかも」

 「だがブラッドソードは欲しい」

 「なら対抗策を考えるべきね」

 「そうだな」



 俺達はその後もチャレンジャーの勇姿を見届ける。


 しかし全員守護者に容赦なく瞬殺される。


 さてどうするか。



 闘技場を後にした俺達は宿屋に戻り対抗策を考える。



 「問題はあれを回避できるかだな。俺がロードでやり直すのは前提として」

 「そうね。目で追える速度ではなかったしね」

 「アリスならワンチャンあるのではないか?」



 ヴィクトリカが言う。


 確かに呪術カースアビスなら可能だ。



 「私が戦います!!」

 「大丈夫か? 俺でもいいが」

 「大丈夫です。私に任せてください!! サポートはお願いします」

 「ああ任せろ」



 そう言って翌日の闘技場にアリスは参加することになった。


 その夜宿屋にてリア達と共に寝ていると、俺はヴィクトリカの寝ぼけの噛みつかれで飛び上がって起きた。


 

 「いってえええ!!」

 「旨いのじゃあ」

 「全く人を食べ物と間違えるな」



 そう言うとベッドにアリスがいなかった。


 窓の外を覗くと階段にアリスが座っていた。



 「どうしたアリス眠れないのか?」

 「いえ、明日の為にシミュレーションを脳内で」

 「本当に大丈夫か?」

 「大丈夫です。でもお願いを一つ聞いて貰ってもいいですか?」

 「ああいいが。何だ?」

 「キスしてください!!」

 「え!? な、そ、それは」

 「だ、駄目ですか?」

 


 アリスが上目遣いで俺を見てくる。


 俺はたまらずその色気に息を呑んだ。


 そして赤面した顔で口を開く。



 「頬ならいいぞ」

 「顔が赤いです」

 「当たり前だろ」

 「ふふっ。私ラークといると胸が高鳴るんです」

 「俺も高鳴る。ホワイトアリスのメンバーといると」

 「嬉しいです!!」



 俺は頬を近づけるアリスに息を呑んで緊張しながらキスをする。


 頬が凄く柔らかく、夜風で冷えていた筈の頬が緊張からか熱く感じた。


 何よりアリスも顔が赤かった。



 「皆さんには内緒です!!」

 「あ、ああ」

 「さあ戻りましょうか。もう緊張も解けました」

 「そうか良かった」



 アリスはご機嫌で鼻歌を歌いながら宿屋へと戻っていく。


 俺はドキドキしながらその唇の感触を堪能した。

※最後までお読みいただいてありがとうございます!

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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