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68話 伝説の武器職人と出会いました

 俺達は宿屋の一室でこれからについて考える。


 【ホワイトアリス】はAランクへと昇格を果たしている。


 その結果何かが特別変わったわけではない。


 だが目指す目的は一応決めておくべきだろう。



 「どうする、これから?」

 「取り敢えずSランク昇格目指してクエストガンガン受注したいわ!!」

 「妾もじゃ!! 色々な冒険がしたいのじゃ!!」

 「私も賛成!! 眠いけど色々冒険もしたい!!」

 「私もSランクに昇格したいです!!」

 「私もクエスト受注して色々冒険したい!!」

 「わったしもー!!」

 「じゃあ休みを入れつつ冒険者として頑張るか!!」



 俺達は当面の目標はSランク昇格にした。


 別に焦ってはいない。


 だが必要だろう。


 目標は。


 原動力となる。



 「じゃあ今日は散歩でもするか!!」

 『賛成!!』



 全員で散歩をする事になった。


 絶好の散歩日和だ。


 快晴である。



 俺達は市民街を散歩していると前から来る赤髪のロングヘア―の美少女と目が合った。


 俺は何故か彼女に惹かれた。


 そしてつい話しかけた。



 「あのう何か?」

 「えっ!? ああ目が合ったから?」

 「あ、ああ。そうだな」

 「見たところ冒険者よね。装備見せてくれる?」

 「ああいいけど!!」



 俺達の装備を隈なくチェックする。


 そして顎に手を当てて首を横に振った。



 「今何ランク?」

 「Aランクだけど」

 「その装備では駄目ね。私が作ってあげる!!」

 「え!? 武器職人なのか!?」

 「まあね。一応世界中で名を知られているんだけど!!」

 


 周囲がざわざわしている。


 彼女を見てだろうな。


 俺達が知らないだけでもしかしてかなりの有名人なのか?



 「悪い知らなかった!!」

 「いやいいわ。私も目立つのは好きではないしね!!」

 「本当にごめん!!」

 


 そう言って俺達をファイシード国のある一軒家に案内する。


 何もない家だな。


 ソファーと窓しかない。


 奥に一室部屋があるようだが。



 「ああ、ここ賃貸だからね。私色々な場所を放浪しているから家は購入してないの」

 「そうなのか。それでその武器のお値段は?」

 「その前に自己紹介ね。私はエーティ。宜しくね」

 「俺はラークだ宜しく」



 俺以外も全員自己紹介をした。


 そして値段を恐る恐る聞く。


 いやだって世界中で名を知られている武器職人なんて凄腕に決まってる。


 作った武器には相当な値が張られる筈だ。



 「それでお値段は?」

 「ううん? 物によるかな?」

 「そうだよな」

 「どんな武器を作ってほしい?」



 エーティがそう言うと食いつくようにアタッカーの三人が手を上げて答えた。



 「私は今より強い剣。例えばネールが持っているダイヤモンドの剣とか!!」

 「妾もじゃ!! 妾も銀の剣よりランクが上の物が欲しいのじゃ!!」

 「私はドラゴンの素材の剣が欲しい!!」



 ドラゴンの素材を流用した剣って。


 Sランクでも所持している者少ないのに。


 まあ俺達なら狩れると思うが。



 「ダイヤモンドなら今あるから作れるわ。お値段は一本金貨6枚かな」

 「ドラゴンはどうなんだ?」

 「ドラゴンの素材は残念ながら無いわ。作ってほしいならドラゴン狩りしてきて!!」

 「そうか。分かった」

 「まあAランクが請け負うクエストではないけどね!!」

 「いや大丈夫だ。俺達ホワイトアリスなら討伐できる!!」

 「へえー凄い自信ね。素材持ってきたら作ってあげる!!」

 


 そう言って取り敢えずダイヤモンドの剣を二本作ってもらう事にした。


 奥の部屋で何やらカンカンと音が聞こえる。


 一時間ほどで出てきた。



 「速いな!?」

 「まあね。これで生きているからね!! はいダイヤモンドの剣二本!!」

 「ありがとう。金貨12枚だ」

 「毎度あり!! じゃあドラゴン討伐したら素材持ってきて。後十日ほどはここに滞在してるから!!」

 「オッケー。任せておけ!!」



 リアとヴィクトリカはダイヤモンドの剣を手に入れた。


 凄く気に入っている。


 これでアタッカーは全員ダイヤモンドの剣となった。



 「アリスの武器は面白い武器ね。確かカースケインだっけ?」

 「よくご存じですね!!」

 「まあ武器には詳しいからね。呪われた武器なのよね。まあ呪い耐性があるアリスにはピッタリね」

 「はい!!」



 続いて俺とラフレアを見る。



 「バッファーは武器なしでもいいかもね。で、サポート役のラークは短剣グラディウスと」

 「何か文句でも?」

 「いやドラゴン狩ったら扱いやすい武器作ってあげる!!」

 「了解した!!」



 俺達はこの日伝説の武器職人エーティに出会った。


 そして同時に初めてのドラゴン討伐を行う。


 さあセーブしよう。



 「セーブ」



 =========================


 スロット1 ファイシード国鍛冶工房


 スロット2 ファイシード国食堂


 スロット3 ファイシード国宿屋


 スロット4 空き


 =========================



 俺はスロット1に上書きセーブをした。


 さあドラゴン狩りだ。

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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