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31話 色々な冒険者に出会いました

 ランシード王国に向かうため現在馬車で揺られている。


 相変わらず俺の肩にもたれかかりラフレアは寝ている。


 寝息をすぅーすぅーとたてている。


 すぐ横を見ると容姿端麗の美少女の寝顔が拝める。



 「ランシード王国とはどういう所なのですか?」

 「渦状の丸い国家で中心部分に行けば行くほど階級が高い人間が住まう場所なんだ」

 「じゃあ一番外側は……」

 「ああ貧民街だ。治安が悪いから近寄らない方がいい。冒険者ギルドもないしな」

 「冒険者ギルドはどこに?」

 「市民街だ。王族や貴族の連中でわざわざ冒険者になりたい奴なんて稀有だしな」

 「そうですよね。貴族の地位が欲しくて冒険者になる方が殆どなのですから」



 アリスの言う通り貴族の地位が欲しくて冒険者になる奴が殆どだろうな。


 でも俺は正直貴族の地位に興味はない。


 冒険者として一生を終えたいと思っている。


 アリス達はどう思っているのだろうか。



 「私は貴族の地位に興味ないです。今みたいに仲間と冒険者をずっとやってたいですしね」

 「私も同感。貴族とか興味ない」

 「妾もじゃ。堅苦しいのはごめんじゃ」

 「俺も興味ない」



 【デビルメイデン】のメンバーは全員が貴族の地位を狙っていた。


 それに対して【ホワイトアリス】のメンバーは貴族の地位に興味が無い。


 まるで対照的だな。


 バレッド達は私利私欲に(まみ)れすぎている。


 バレッド達は仲間同士でも信頼なんかしていない筈だ。


 現に俺は追放されたしな。



 「俺は最高の仲間を持ったな」

 「何よ急に?」

 「別に本音が漏れただけだ」

 「そうね。このパーティーは最高ね」

 「ああ」



 俺は絶対にこの仲間たちと駆け上がっていく。



 「ランシード王国へ到着致しました」

 「ありがとう。御苦労だった」

 「これからの活躍を心より祈っています」

 


 馬車から降りた俺達はランシード王国へ入国する為検問所に行く。


 検問所で入国手続きを行った。



 「よし通れ」



 怪しい物を所持していないかのチェックと入国料銅貨2枚を支払い入国する。



 「うわあ凄いですね。四つの門がありますよ」

 「俺達は冒険者ギルドがある市民街に行くから右から二番目の門だな」

 


 二番目の門を守護している近衛兵に俺は話しかけた。



 「市民街に行きたいんだが」

 「冒険者だな。待っていろ今冒険者かどうか確認する」

 


 どうやら冒険者ギルド側に連絡して俺達のパーティーが冒険者ギルドに登録されているかどうか確認しているらしい。


 冒険者と偽って入国しようとする輩が存在するんだろうな。


 この調子だと貧民街以外はチェックが厳しそうだ。


 特に王族城と貴族街は凄く厳しいチェックに違いない。



 「確認が取れた。入れ」

 「ありがとう」



 市民街に通じる門がギィーと音を立てて開く。


 そう言えば気が付かなかったがこの国には魔法結界が張られているらしい。


 特に王族城に強い魔法結界が張られている。



 「うわあ結構賑わっていますね」

 「そうね。人がいっぱい。何かテンション上がるわね」

 「何か食べ物は無いのかのう」

 「ふぁあああ眠い」

 「先ずは宿を取るぞ」

 『はーい』



 どうやら凄くテンションが上がっているらしい。


 まあ俺もランシード王国でなければテンションが上がっていただろうけどな。



 宿を取った俺達は早速冒険者ギルドへ向かう。


 宿は広い部屋の宿を一室だけ取った。


 最初は二室を提案したが皆に何故か却下された。


 まあお金が浮くしいいんだが。



 「じゃあ冒険者ギルドに登録してくる」

 「分かりました」



 俺はランシード王国冒険者ギルド支部で【ホワイトアリス】を登録する。


 そしてリア達と共にクエストボードを見る。



 「色々なクエストがあるわね」

 「そうだな。どれにする?」

 「うーん――」



 リア達が悩んでいると色々な冒険者が俺達に挨拶をしてくる。



 「よっ、見ない顔だな。新顔か」

 「ああ。宜しく」

 「宜しくな。俺はエーディン。ソロ冒険者さ」



 へえーソロ冒険者か。数は少ないがいるにはいる。


 俺も追放された後最初はソロ冒険者で生きて行こうと思ったしな。


 まあ俺は幸運のお陰で【ホワイトアリス】に加入できたが。



 「私はエレキレッドのリーダーファイシェル。宜しくね」

 「俺はホワイトアリスのメンバーだ宜しく」

 「リーダーじゃないの?」

 「リーダーは横のアリスだ」

 「そう。まあ何かあったら声を掛けてね。合同でも何かクエスト出来たらいいし」

 「あ、ああ」



 その後も色々な冒険者に出会った。


 結構話しかけてくる奴が多いな。


 裏が無ければいいのだが。



 「このクエストは?」

 「それはまだやめた方がいいかもな。装備整えてからの方がいい」

 「そっかあ。じゃあ先に武器屋行きましょう」

 「そうだな。行くか」



 俺達は冒険者ギルドでのクエスト受注を後回しにして一旦装備品を整えることにした。


 まあ金貨4枚程持ってるし何か買えるだろう。


 俺達は武器屋に向かった。


 あ、そうだセーブしておこう。



 「セーブ」



 俺はスロット1に上書きセーブをした。


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 スロット1 ランシード王国冒険者ギルド


 スロット2 冒険者ギルド


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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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