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17話 アーレイでの最後のクエスト

 一日休息を取った俺達はBランクに昇格する為クエストを受注しようと冒険者ギルドに赴いた。


 クエストボードを見ているとヴィクトリカが疑問の声で俺に聞いてくる。



 「どうやったらBランクに昇格できるのじゃ?」

 「数をこなしてると冒険者ギルド側から声が掛かるんだ」

 「妾達も声がそろそろ掛かるかのう?」

 「さあな。それは分からないが量だけではなく質も関係するって聞いたことがある」

 「質?」

 「ああ。簡単に言えば難易度が高いクエストの達成だな。今回みたいな殺人鬼の捕縛のクエストみたいな」

 「では妾達もそろそろ」



 ヴィクトリカがそわそわしている。


 いやきっとまだだと思うぞ。


 まあだけど先刻の殺人鬼の捕縛のクエストは質が高いクエストだったろうな。



 「ホワイトアリス様にアーレイ冒険者ギルド支部から申し上げたいことがあります。お時間宜しいでしょうか」

 「え!? ああ」



 クエストボードを仲間と見ていたら背後から受付嬢に声を掛けられる。


 あまりのオーラのなさに驚いた。


 だがこれはもしかしたら。



 「ホワイトアリス様はこのアーレイ冒険者ギルド支部で十分な実力を証明しましたので最後のクエストを受注次第別の冒険者ギルド支部に向かって貰います」

 「最後のクエスト?」

 「はい。最近この町の近くでゴブリンが大量発生しています。それの討伐をお願いします」

 「それを終えたらどこへ向かえばいい?」

 「ここから北に十五キロ程先にエルンと呼ばれる町があります。そこの冒険者ギルドでクエストを受注してください」

 「Bランクに後どれぐらいで上がれる?」

 「お答えできかねます」

 「分かった。ゴブリン討伐後エルンに向かう」

 「ではクエスト受注を承ります」



 こうして俺達はアーレイ最後のクエストを受注する事になった。


 次の目的地はどうやらエルンと呼ばれる場所らしい。



 「勝手に目的地が決められるのは嫌よね」

 「まあな。でも冒険者なら仕方ない」

 「町ばかりね。たまには国に行ってみたいわ」

 「そのうち行ける筈だ」



 この世界には町とか国とか色々存在する。


 俺達は偶々国ではなく町に滞在していた。



 「セーブ」

 「セーブしてくれたんですね」

 「ああ。これでここからいつでも始められる」

 「じゃあゴブリン討伐に行きましょう」

 「ああ」



 俺達はアーレイの周辺に存在する大量発生しているゴブリン討伐を行う。



 =====================


 ゴブリン討伐 銀貨2枚


 危険度★★★


 待遇 回復薬×1


 =====================



 さあゴブリン討伐を行おう。



 「はあああっ」

 「とりゃあっ」



 リアとヴィクトリカが緑色の肌の色をしたゴブリン相手に戦う。


 リアは鉄の剣に切り替えたからかヴィクトリカの銅の剣より切れ味が高い。


 アーレイ出る前に鉄の剣に交換するか?


 迷いどころだな。



 「セーブ」

 「ありがとう」

 「大丈夫だ。後数匹だ」

 「ええ」



 俺も短剣を投げてゴブリンを仕留める。


 俺は戦闘向きではないので剣を買って戦う事は難しい。


 何せ無茶して俺が死んだらセーブ&ロードが出来なくなるからな。


 アタッカーに任せるしかない。



 「攻撃力アップ」

 「防御力アップ」

 「スピードアップ」



 ラフレアがバフを撒く。


 アタッカーの二人がバフの効果の恩恵を強く受けて一気にゴブリンを仕留める。


 そして残りの数匹を倒し終わった。



 「終わったああ。疲れた」

 「妾もじゃ。お腹すいたああ」

 「お疲れ様。帰って食べて休んでからエルンに向かおう」

 「ええ。そうするわ」

 「うむ」



 俺達はこの日アーレイ最後のクエストを達成した。


 そして食堂でご飯を食べてエネルギーを補填する。


 ヴィクトリカの生気がみるみる戻っていく。



 「美味しいのじゃ」



 その後宿屋で四人仲良く朝まで眠る。


 何故か今日は俺が真ん中なんですが。


 ヴィクトリカの胸とラフレアの胸に挟まれている。


 ドキドキして寝られない。


 柔らかい感触が俺の心臓の鼓動を刺激する。


 こんなの寝られるかあああああ。


 俺は内心そう叫んだ。

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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