143話 魔神の強さ
魔神アリトンは冒険者となった。
そしてダークドラゴンが存在する闇の洞窟へと漆黒の翼で向かう。
馬車など魔神に必要ない。
「ここが闇の洞窟か」
以前【デビルメイデン】のバレッド達が討伐に失敗した場所だ。
「くだらない仕掛けだ」
アリトンはどんどんモンスターを討伐して闇の洞窟の最奥地へと向かう。
以前はモンスターが一匹もいなかったが今は多数存在している。
「お前がダークドラゴンか?」
「何だ貴様は!? 人間ではないな」
「ドラゴン狩りなんて久しぶりだな。楽しませてくれよ」
「俺の眠りを妨げる奴は容赦しない」
ダークドラゴンが黒い炎のブレスを吐く。
だが魔神アリトンは素手で弾き返した。
「何!? 貴様まさか――」
「弱いな。弱すぎる。俺の好奇心が全然刺激されない」
アリトンは素手でダークドラゴンの頭部を殴る。
「がはっ、貴様!」
「下級ドラゴンなど所詮はこの程度か。もういい」
アリトンは人差し指から漆黒のレーザーを放つ。
それがダークドラゴンの心臓を貫いた。
「ま、まさか……貴様は魔神アリトン」
「俺を知っていたか。まあいい俺はお前に興味はない」
「せ、世界にこ、混沌を齎すつもりか?」
「俺は好奇心のままに動くだけだ」
ダークドラゴンは最後に言葉を残し絶命した。
ダークドラゴンの一部を切り取り持ち帰る。
「もっと面白いクエストが必要だな」
アリトンはそのまま漆黒の翼で冒険者ギルドが存在するムランという国に飛び立つ。
そしてそこで報酬を受け取った後、国をぶらぶらと探索していた。
「さて何をするか。武器でも作ってもらうか」
アリトンは鍛冶師に頼んでダークドラゴンの素材でダークソードを作ってもらう。
金貨を20枚ほど消費した。
「この武器で遊ぶとするか」
アリトンはダークソードを入手した。
魔神の圧倒的強さが徐々に世界を蝕む。
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