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136話 魔神復活

 ダークアーラのメンバーが一堂に会する。


 ある遺跡の奥で。



 「魔神復活に必要な寿命が集まった。これより魔神復活を行う」

 


 アーディンが力強く力説する。


 それを聞いているダークアーラのメンバー。



 「やっとね。長かったわ」

 


 エルージュが腰まで伸びた白銀の綺麗な髪を靡かせてそう呟いた。


 

 「じゃあ各自奪った寿命を魔神に喰わせろ」



 アーディンが鎖に繋がれた、眠っている魔神に奪った寿命を喰わせるように仲間に言う。


 全員が何の反応もせず淡々と魔神に寿命を喰わせる。



 「ふーん、これで本当に復活するの?」

 「ああするさ。伝承にはそう書かれている」

 「ひゅーそれは楽しみ」



 フリューは自分が回収した寿命を喰わせ終えると、近くの壁にもたれ掛かり激甘のコーヒーを飲む。



 「君はどう思ってるの?」

 「なぜあたしに聞くの?」

 「何となく興味があるから」

 


 フリューが話しかけた人物は黒と赤の髪と瞳を持つ少女。


 謎が多くダークアーラに属してはいるが滅多に顔を出しはしなかった。


 名前はイルフィリア。



 「どんな力を持ってるのか興味があるだけよ。あたしは別に変な企みはない」

 「そうなんだ。僕と同じだね」

 「貴方と一緒は吐き気を催すわ」

 「うっわ酷い」



 フリューはそう呟いた。


 そしてもう一人巨体の男がフリューへと近づいて来た。



 「はははっ!! 俺はこの魔神を使って人類滅ぼすぜ。お前たちも含めてな!!」

 「相変わらず気持ち悪いね。君は真っ先に死ぬタイプだよ」

 「何だとてめえ!! いい気になれるのも今だけだぞガキが」

 「死亡フラグを自分から建てるなんて凄いね」



 フリューに喧嘩を吹っ掛けた人物の名前はゴーレン。


 ダークアーラの中で一番巨体な男だ。


 筋骨隆々で脳筋野郎である。


 ダークアーラのメンバーは死んだティーダを合わせて、全部で六人。


 ティーダが死んだので残りの五人が全員ここに一堂に会した状態だ。



 そんな事を話していると鎖に繋がれた魔神が眠りから覚ます。


 漆黒の姿で黒い両翼を持った魔神が。



 「ここは何処だ?」

 


 アーディンは威厳のある声に驚いた。


 そして魔神へと手を差し伸べる。



 「俺達がお前の眠りを覚まさせた。どうか力を貸してほしい」

 「そうかお前たちが俺を。用済みだなお前たちは」

 「何!?」



 そう言って漆黒の姿の魔神は鎖を簡単に破壊して、黒い両翼を動かして飛び始める。


 風圧でアーディンは吹っ飛んだ。



 「お前たちには感謝する。これで俺は再び自由だ」

 「ま、待て!!」

 「黙れ」

 「がはっ!!」



 魔神は右手の指から漆黒の禍々しいレーザーをアーディンに向かって放つ。


 アーディンは心臓を貫かれて一瞬で死亡した。



 「久々の起床だ。思う存分遊ぶとしよう」



 魔神は遺跡の壁を粉砕してそのまま外へと出て行った。


 残されたメンバーたちは魔神を見送る形となった。



 「ひゅー。アーディン可哀そう」

 「悠長な事言ってる場合。何の利用も出来てないじゃない」

 「だって飛んで行ったしね」

 「全く」



 この日魔神は復活した。


 ラーク達はだがまだ魔神とは出会わない。


 もう少し先である。

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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