132話 クエストの質が違いすぎる
魔神復活など良からぬ噂を耳にした俺達だったが、一旦ダークアーラについては頭の片隅に置くこととした。
「これが冒険者ギルド本部のクエストなのね」
リアが驚く。
ヴィクトリカ達も驚きの余り呆然と立ち尽くしている。
「Sランク用のしか募集してないからな。今までとは格が違う」
「面白くなってきたのじゃ」
「おっ、その意気だ」
俺達は気合を入れてクエストボードを見る。
多種多様な超高難易度クエストがずらーっと並んでいる。
「ドラゴン討伐はやっぱり多いわね」
「高難易度だからな。他にもダンジョン攻略とか多いな」
「うーん、どれにしよう?」
「ゆっくり決めるか」
「焦る意味は無いわよね」
俺達は色々クエストボードに貼りだされているクエストを吟味する。
ドラゴン討伐、ダンジョン攻略、それに白い外套の男の情報探しか。
他には――
「「これは!?」」
俺とアリスが同時に声を出してあるクエストに注目する。
そのクエストは謎の生物、海に現るである。
「面白そうだよな」
「はい。私も面白そうと感じました」
「これにしないか? リア達はどうだ?」
俺とアリスはリア達に意見を聞く。
「ドラゴン退治とは別の緊張感が味わえそう」
「海の生物、食べられるかのう」
「私はいいよ。少し寝てからなら」
「私もいいよ。楽しそうだし」
「妖精として賛成」
皆、俺達に了承してくれた。
じゃあこのクエストを受注しよう。
クエスト詳細は以下だ。
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海に現る謎の生物の調査 金貨200枚
危険度★★★★★★★★★★★★★★★
待遇 最強回復薬×10、強魔力回復剤×10、豪華馬車
依頼主 冒険者ギルド本部
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よしこれにしよう。
「このクエストを受注ですね。畏まりました」
「悪いなダークアーラについてでなくて」
「問題ありませんよ。他のクエストも重要なので」
「じゃあ行ってくるな」
「頑張ってください!」
俺達は受付嬢の元気な声で見送られる。
さあここガリアンでの最初のクエストだ。
「セーブ」
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スロット1 ガリアン国冒険者ギルド本部
スロット2 フレッディーノ国冒険者ギルド
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット1に上書きセーブをした。
これでいいだろう。
その後雑貨屋などでアイテムを購入して、宿屋で少しラフレアが寝たいと言うので休憩する。
「早速アタッカーとして挑戦するの?」
「まあな。ここの武器屋ならダイヤモンドの剣よりいいのもあるだろうけど、当面はこれで頑張ろうと思う」
「無茶はしないでよね」
「分かってる」
サポート兼アタッカーとして頑張るぞ。
俺達は休憩後豪華馬車に乗って、謎の生物が目撃されたゴローニャ海へと向かう。
さあどんな生物なのか楽しみだ。
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