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13話 何やら町が騒がしい

 鬼ゴブリン討伐後闇の森の外に出ようと来た道を戻るように進む。


 その道中何度かグレムリンと出くわした。


 

 「はあああっ」

 「とりゃあっ」



 リアとヴィクトリカが倒してくれる。


 グレムリンの内臓と皮膚を頂いた。



 「グレムリンの内臓も売れば報酬と合わせて金貨一枚程度にはなるな」

 「じゃあこないだの銀貨五枚と合わせれば結構色々できるわね」

 「だな。武器とか防具や回復薬など揃えるか。魔力回復も重要だしな」

 「そうね一旦宿に戻りましょう」



 俺は御者から預かった魔笛を吹いた。


 すると数分後に馬車が迎えに来てくれた。


 

 「お疲れ様です。ではお乗りください」

 「ああ」



 馬車に揺られてアーレンへと戻る。



 「帰ったら何を食べようかのう」 

 「ちょっと、食べ物は後回しでしょ」

 「何じゃと!? 腹が減ったのじゃ」

 「先ずは武器と防具優先」

 「ぐぬぬ」



 ははっ。


 まあ頑張ったしヴィクトリカに少し美味しいものを食べさせてあげよう。


 俺は窓の景色を眺めながらそう思った。



 「ご到着致しました。では私はこれで」

 「今日はありがとう。感謝する」

 「ご多幸あれ」



 馬車を降りてアーレンに戻ると何か騒がしい。


 町の人々が怯えている。


 何かあったのか?



 「何かあったのでしょうか?」

 「さあ。取り敢えず冒険者ギルドで報酬を貰おう」

 「はい」



 冒険者ギルドに到着するとギルドの中も騒がしかった。


 一体何だ? 何か事件でもあったのか?



 「鬼ゴブリン討伐を完了した。確認が済み次第報酬を頂きたい」

 「【ホワイトアリス】の方々ですね。確認はもうお済です。報酬をお受け取りください」

 「ありがとう。ところでこの町で何かあったのか?」

 「町民が殺される事件が起きました。犯人は不明です」

 「町民が殺された!? 人かモンスターかも分からないのか?」

 「殺され方を見るに人の類で間違いないかと。剣で心臓を一刺しですので」

 「犯人捜しは誰が?」

 「警備隊に捜査させています」

 「情報感謝する」



 俺は銀貨八枚を受け取り冒険者ギルドを後にした。


 

 この町アーレンはかなり小さい町で冒険者はかなり少ない。


 また冒険者の質も限りなく低い。謂わばCランクパーティーやCランクソロ冒険者しか基本いない。


 【デビルメイデン】がここに滞在していたのは伝説のドラゴンデスドラゴンが偶然この近くに出現したからである。


 まあ結果的に失敗したんだが。


 そして今は【デビルメイデン】の連中もこの町を離れたようだ。



 「どうしますか?」

 「犯人捜しの事か?」

 「はい。やっぱり放っておくのは町民の為にならないかと」

 「クエストとして依頼を受けれるかもしれないから受注してみるか?」

 「私は犯人捜しをしたいです」

 「オッケー。他の者達は?」



 リアはウインクでオッケーの合図をくれる。


 ヴィクトリカはお腹がすいた様子で「空腹じゃ~」と言っている。


 ラフレアは眠そうにしている。



 「一度宿屋に戻って少し休憩しよう」

 「分かりました」

 


 俺達は宿屋に戻った。


 そして俺はセーブした。



 「セーブ」



 これで何時でもここから始められる。



     ♦


 「これで五人目だ」



 一人の長髪の男が息遣い荒くアーレンで殺人を犯していた。


 理由はどうやら頼まれたらしい。



 「あの方に頼まれたからな」



 長髪の男は死体の一部を持ち帰る。


 

 「よし後一人。若い女がいいな」



 死体の指が一本無くなっていた。


 殺人犯はその場で高笑いしていた。


 だが殺人犯はまだ知らない。ラーク達と出会ってしまう不運な運命を。


 まさかCランクパーティーに負けるだろうとは。

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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