127話 ホワイトアリスSランクに昇格する
ティーダを倒した後魔力回復剤を飲んで俺はスロット共有で辺境の町を元に戻した。
無事にティーダが殺した人々を救う事が出来た。
そして現在――
「先ずはお疲れ様です。そしておめでとうございます」
「ええと何が?」
「ホワイトアリスがSランクに昇格しました」
「マジで!?」
「はいマジです」
「ありがとう」
俺はそう冷静に受付嬢に言ったのと同時に仲間を見て自分から抱き着き大喜びした。
「やったあ!」
「やったわねラーク!」
「やったのじゃ!」
「やったラーク!」
「やりましたねラーク!」
「やったよラーク!」
「やったー!」
俺は【ホワイトアリス】の面々と共に喜びを爆発させた。
そして少し冷静になり、受付嬢と話をする。
「Sランク昇格に当たって幾つか御説明する必要があります」
「ああ分かった」
「先ずは一つ目です。冒険者ギルド本部がある国に出入りが出来るようになります。元Sランクのラークさんなら分かると思いますが」
「ああ分かってる。かなり広大な国だよな。皇族や貴族が多くいる反面、平民はそれ以上にいる国だよな」
「そうですね。二つ目は冒険者ギルド本部から直々の依頼がかなりの頻度で舞い込んできます。他にも王族や貴族などから」
「分かってる」
「三つ目は貴族の地位を手に入れるまでもう少しですが、その分Sランク冒険者はAランク以下とは次元が違います。命の危険が伴う事を忘れずに」
「命の危険が伴う事は承知だ。それと貴族の地位は興味ない」
「ええ!? 興味ないんですか!?」
「ああ、まあな。珍しいとは思うが」
「ま、まあ珍しいですがいない事もないですしね。頑張ってください」
「ありがとう頑張るよ」
「私利私欲に塗れてないホワイトアリスのメンバーは大好きです」
「嬉しいな」
俺達は受付嬢からSランク昇格の言葉を受け取った。
これで晴れて俺達【ホワイトアリス】はSランクだ。
ここから新たな冒険が始まる。
「色々厳しい試練が待ってるが俺達なら乗り越えられる。頑張ろうぜ」
「ええ」
「うむ」
「うん」
「はい」
「そうだね」
「出来るよ私達なら」
「じゃあ少し休憩したら冒険者ギルド本部がある国へ向かうぞ」
俺達は一週間ぐらいはフレッディーノ国に滞在して英気を養うつもりだ。
さてセーブしよう。
「セーブ」
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スロット1 馬車の中
スロット2 フレッディーノ国冒険者ギルド
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット2に上書きセーブをした。
そして宿屋でぐーたらすることにした。
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