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125話 ホワイトアリスVSティーダその2

 俺達は再びティーダと対決する。



 「はあああああああああああああっ!!」



 リアがブラッドソードでティーダに攻撃する。


 ティーダはヴィクトリカとネールの攻撃の回避で精一杯で、リアの攻撃を腹部に真面に食らう。



 「終わりよ」

 「がはっ!!」



 さあここからだ。


 一度は必ず生き返る筈。


 何度生き返れるんだ?



 「流石に強いな。だが俺は生き返れる。そして生き返った事で更に強化される」

 「やっぱりか」

 「まるで俺の能力を知っているような口ぶりだな」

 「さあな」



 ティーダは漆黒の色と化した拳でヴィクトリカを攻撃する。


 ヴィクトリカはライトニングソードでかろうじて防ぐが、衝撃で吹き飛ぶ。



 「ヴィクトリカ大丈夫か」

 「大丈夫じゃ。ロードはいらぬ」

 「分かった」



 くそやはり相当強化されていやがる。


 強いな。流石Sランク冒険者だ。


 スロット共有試してみるか?


 一部分だけ共有できればいい。


 強化された部分だけ戻せれば。



 「スロット共有したい」

 『ティーダには使用不可です。何者かがブロックしました。動作にエラーが起きました』

 「くそ、やはりか。原因は?」

 『何者かが介入しています』

 「何者とは一体誰だ?」

 『ダークアーラのメンバーです。この近くに居ます』

 「何!?」



 他のメンバーもこの近くに居るのか。


 戦いが長引けば不味いな。


 それとこれは推察だが、介入するには相当高度な魔法が必要だろう。


 だとすればSランク冒険者なのは間違いない筈。


 条件は俺の近くにいる事か?


 どこまで離れればいい。


 試してみるか?


 いやそれは後でだな。



 「リア、ヴィクトリカ、ネール。すまないが手を休めず攻撃してくれ。傷を与えれば俺が分裂させてどんどん殺す。生き返れなくなるまで殺すしかない」

 「分かったわ。でもどんどん強化されるのは不味いわよね。最終的には私達の手に負えなくなる位の強さになる可能性も」

 「それは俺に考えがある。賭けだがな」

 「分かった。ラークを信じるわ」

 「ありがとう」

 「アリスも呪術カースレーザーの準備が出来次第撃ってくれ」

 「分かりました」



 リアは正面からブラッドソードで攻撃する。


 魔法を詠唱して。



 「ブラッドフレイム」

 


 リアのブラッドソードから赤黒い炎が放出される。


 ブラッドソードに渦巻く形で。


 相変わらず凄い魔法だ。



 「はあああああああああああああっ!!」

 「ちいっ!!」

 


 ティーダの漆黒と化した拳とブラッドフレイムを纏ったブラッドソードが衝突しあう。


 激しい衝撃音が周囲に響く。


 その衝撃で周囲の物質が粉々に砕ける。


 そして両者反動で体に痛みを抱える。



 「くっ」

 「ちっ」



 続いてヴィクトリカが間髪入れず、ライトニングソードで攻撃する。


 こちらも魔法を詠唱して。



 「サンダーレーザー」



 ライトニングソードの先端から放出された雷のレーザーがティーダに向かって直進する。


 ティーダはそれを魔法で相殺する。



 「悪魔術デビルレーザー」

 


 ヴィクトリカのサンダーレーザーと、ティーダの悪魔術デビルレーザーが激しい音で衝突する。


 そして相殺される。


 反動で二人は吹っ飛ぶ。



 「うわあ」

 「ぐわっ」



 そしてネールが一瞬の隙をついてスカーレットソードで突き刺した。



 「がはっ!!」

 「終わりだあああああああ!!」

 


 ティーダは再び心臓を貫かれ死亡する。


 今度こそ勝ったか?



 「甘いな。俺はまだ生き返れる。そして更に強化される」



 ティーダの半身が漆黒化される。


 そして強化されたティーダの蹴りがネールを襲う。



 「きゃああっ」

 「剣ごとくたばれ」

 「ぐうっ」



 ネールは何とかスカーレットソードで攻撃を緩衝する。


 しかし瓦礫に吹き飛んだ。



 「大丈夫かネール」

 「大丈夫。ロードは要らない。ここまで来たから戦える」

 「分かった。すまない」

 「ううん。ラークが謝ることじゃないよ」

 「アリス頼んだ」

 「はい」



 アリスはカースケインをティーダへ向けて詠唱する。



 「呪術カースレーザー」

 「何!?」

 「終わりです」

 「ぐわあああああああああああ!!」



 呪術カースレーザーを食らい、ティーダは心臓部分を失う。


 体をカースレーザーが貫通したのだ。


 これで三度目の死亡だ。


 恐らくこれで最後だろう。


 何故なら全身が漆黒になったからだ。



 「全く最高だお前らは。俺をこの姿にさせたのはお前らが初めてだぜ」

 「やはり生き返れるのはこれで最後か」

 「お見通しのようだな」

 


 ティーダは全身を漆黒色に染め上げていた。


 魔力の質が最初に出会った時とは全然違う。


 最早別次元だ。


 

 「なっ!?」

 「はああああっ!!」



 ティーダはヴィクトリカに向かって攻撃する。


 ヴィクトリカはライトニングソードで攻撃を防ぐ。


 しかしライトニングソードは蹴りに耐えきれなく真っ二つに折れた。



 「何じゃと!?」

 「ふははははははっ!! その程度の武器俺の前では無意味だ」

 「ぐぬぬ」



 不味いな。


 このままではロードし直すしかない。


 だがここまで来たんだ。


 諦めない。


 試すしかないか。



 「悪いリア、ネール。時間を稼いでくれ。試したいことがある」

 「分かったわ。任せて」

 「任せて」



 俺は急いでその場から走り逃げ出すふりをする。


 もう一人の介入してくる奴から距離を取る為に。



 「ふははははっ!! 仲間を置いて逃げ出しやがった!! 結局お前も雑魚だったわけか!!」



 何と言われようと構わない。


 仲間を守るため勝つため試すしかない。



 俺はその場から出来るだけ離れた。



       ♦


 「ちいっ、俺の能力に気づいたか。逃がさない」



 白い外套を身に纏った男は急いでラークの下へと向かおうとする。


 しかし邪魔が入る。



 「行かせないわよ」

 「行かせない」

 「ちいっ」



 白い外套の男はカトレアとリーエルに邪魔された。


 運よくラークは距離を取ることに成功する。



       ♦


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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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