124話 ホワイトアリスVSティーダその1
俺達はティーダと対峙する。
一応ここでも別スロットにセーブしよう。
「セーブ」
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スロット1 馬車の中
スロット2 辺境の町
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット2に上書きセーブをした。
ティーダが早速魔法を使用してくる。
「悪魔術デビルレーザー」
「がはっ!」
「終われラーク!」
「ロード」
俺はスロット2へとロードした。
「リアブラッドソードで防げるか?」
「オッケー」
再びティーダが悪魔術を使用してくる。
「悪魔術デビルレーザー」
「はあああああああっ!!」
「何!?」
ブラッドソードが悪魔術デビルレーザーをガードする。
リアが俺の所まで衝撃で押されて戻ってくる。
「へえやるじゃねえか。何だその剣?」
「あんたを殺す最強の武器よ」
「はっ、舐めた口を」
ティーダは地面を蹴って崩壊した建物の瓦礫の陰に一旦隠れる。
アリス同様魔法に準備が掛かるのか?
不味いな。
「ラフレアはバフとデバフを。アリスは呪術カースレーザーの準備を。アタッカーの三人はティーダに一撃を与えてくれ」
「分かった」
「分かりました」
「ええ」
「うむ」
「うん」
「私は?」
「ナーフィは視線誘導だ」
「オッケー」
ナーフィが隠れているティーダの下へと猛スピードで飛んでいく。
ラフレアは魔法を使用する。
「攻撃力アップ」
「防御力アップ」
「スピードアップ」
「攻撃力ダウン」
「防御力ダウン」
「スピードダウン」
ラフレアがしっかりとバフとデバフを撒く。
これで俺達は強化されティーダは弱体化した筈だ。
「俺達はティーダの下へ」
リア達と共に建物の瓦礫に隠れているティーダの下へと急いで向かう。
「いた」
「悪魔術デビルブースト」
「何!?」
俺はティーダの強化された拳で顔面を殴られる。
そして地面へと叩きつけられる。
「いって」
「ははっ! いいな。最高だお前の歪む顔は」
「隙だらけだ」
「な!?」
俺に気を取られたティーダはリアとヴィクトリカとネールの攻撃に対処が遅れる。
「はあああああああああああああっ!!」
「とりゃあああああああああああっ!!」
「うらああああああああああああっ!!」
「ちいっ!!」
ティーダは強化された肉体でヴィクトリカのライトニングソードの攻撃とネールのスカーレットソードの攻撃を両手で防ぐ。
しかしリアのブラッドソードの攻撃には対処できなかった。
「ぐはっ」
「終わりだティーダ」
「一撃位」
「いや一撃が終わりの証だ」
「何!?」
「セーブ×2」
「何だそれは!?」
俺は分裂を使用する。
「腹部に負わせた傷をティーダの心臓に」
『畏まりました。動作が完了いたしました』
「終わりだティーダああああああああああ!!」
「がはっ!!」
ティーダは口から大量の吐血をして地面に倒れた。
勝ったのか?
「やった――」
「成程そういう能力か。傷を分裂させれるのか」
「何!? 何で生きて――」
「俺の悪魔術さ。生き返ったのさ。そして俺は強化される」
ティーダは漆黒の色と化した拳で俺の腹部を貫通させるように殴る。
速い!? 回避できない。
「がはっ!!」
「終わりだラーク!!」
「ロード」
俺はスロット1へとロードした。
「大丈夫ラーク?」
「ああ大丈夫だ。しかし厄介だな。生き返れるなんて」
「何回生き返れるのかしら?」
「分からない。試すしかないか」
「付き合うわ」
「悪いな巻き込んで」
「ううん。運命共同体だから」
「そうだな」
俺達は再びティーダと対決する。
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