120話 冒険者ギルド本部での会議
冒険者ギルド本部では色々な事務的作業を忙しなく行っていた。
「緊急事態です。直ぐに全冒険者ギルド支部に事件の概要をお伝えください」
「はっ」
冒険者ギルド本部では謎のホログラムに映し出された女性から指示を受けていた。
「恐らく例の組織が動き出したものと思われます。Sランク冒険者に緊急依頼を」
「はっ」
「それからホワイトアリスにもお伝えしてください」
「ホワイトアリスにですか!?」
「ええ。彼らもSランク冒険者に最も近い冒険者です。問題ないかと」
「随分彼らを買っているんですね」
「実力ある者には期待せざるを得ません。只それだけの事ですよ」
「分かりました」
「宜しくお願いします」
ホログラムに映し出された謎の女性は姿を消す。
「忙しくなるぞ。手を休めるなよ」
『はい』
冒険者ギルド本部がティーダ達の行為に対して動き出す。
♦
俺達は冒険者ギルドでクエストボードを見ていた。
すると先日会ったカトレアに出会う。
「今日も邁進の日々ですか?」
「カトレア? もう闘技場は辞めたのか?」
「ええ。私はもうお役御免ですから」
「そうか。今日はクエスト受注か?」
「いえ。これから重大な任務へと向かいますので」
「重大な任務?」
「極秘ですので言葉には出来ませんが、まあ色々と世界は動き始めているという事ですわ」
「うん?」
「では私は失礼」
カトレアは俺達の前から姿を消す。
闘技場の件と言い、一体何なんだ?
謎の少女だ。
「ホワイトアリス様、お話があります。少し宜しいでしょうか?」
「今度は受付嬢か。時間ならあるぞ」
「では奥の部屋で」
「ああ」
俺達は冒険者ギルドの奥の部屋で受付嬢から話を受ける。
「緊急依頼!?」
「はい。先日謎の組織ダークアーラと思われるメンバーがある辺境の町を襲いました。冒険者ギルド側も見過ごせずSランク冒険者に対処を頼んでいます」
「俺達はSランク冒険者ではないが」
「はい。ですが冒険者ギルド本部側からホワイトアリス様にもお伝えせよと命令が下されましたので」
「そうか。分かった、至急向かう」
「お願いします」
俺達は速攻準備をして謎の組織ダークアーラのメンバーが起こした事件の下まで向かうのであった。
一応セーブしておこう。
「セーブ」
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スロット1 フレッディーノ国冒険者ギルド
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット1へと上書きセーブをした。
「さあ行くか」
「ええ」
「うむ」
「はーい」
「はい」
「うん」
「オッケー」
待ってろティーダ。
待っていろダークアーラ。
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