115話 闘技場の報酬に伝説の防具が追加されました
俺達はエーティからライトニングソードを作ってもらった翌日冒険者ギルドへと顔を出す。
何やら騒がしい。
一体何だ?
「おい聞いたかよ。闘技場に再び伝説シリーズが入ったんだぜ」
「まじかよ。武器か? 防具か?」
「防具らしいぜ。何とダークネスアーマーらしい」
「何だと!? でもその防具を守るのはきっと……」
「ああかなり強い守護者らしい。勝てるわけないよな俺達Aランクごときじゃ」
「諦めるしかねえのか。かあっ、残念だ」
俺達の耳に貴重で重要な情報が入ってくる。
伝説の武器ブラッドソードと同じ感じか。
しかし一体誰が仕入れて来てるんだ?
「どうするの?」
「ダイヤモンドの鎧ではこの先不安が残る。一応手に入れられる物は手に入れよう」
「オッケー。じゃあ誰が参加する? 前回は二人で参加できたけど?」
「取り敢えず相手を見てから決めよう」
「分かったわ」
俺達は急ぎ闘技場へと向かう。
入場料を支払い、闘技場で観戦する。
どうやらやはり俺達以外にも狙う者はいるようだ。
まあ当然か。
先ず初めに筋骨隆々の男が巨大な銀の剣を持って現れる。
オーダーメイドだな。
「よおっしゃあああああああああああああ!! 勝つぞおおおおおおおおおおおおおおお!!」
凄い気合の入れようだ。
まあ流石に伝説の防具ともなれば気合が入るのは当然か。
一方もう片方の入場口から仮面を被り黒いコートに身を包んだ謎の人物が静かな足音で姿を現す。
「さあ始めましょう」
この声女か!?
一体どんな人物なんだ?
両者が闘技場の決闘場で戦う。
「うおらあああああああああああああああっ!!」
筋骨隆々の男が先手を取った。
巨大な銀の剣を振り下ろし攻撃する。
「甘いわね。隙が多すぎ」
「何!?」
黒いコートに身を包み仮面を被った女は、腰に携えていた謎の剣を抜く。
何だあの剣!?
見たことない。
「はああああああああああああっ!」
「がはっ」
「隙が多すぎ。終わりよ」
筋骨隆々の男は首を一瞬で刎ねられる。
その剣捌きは流麗でなおかつ豪快だ。
「終わりよ」
この日俺達はとんでもないものを見てしまった。
作戦を練らないとな。
まあ一撃与えれば勝ちなんだが。
介入さえなければな。
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