110話 宿屋で一日美少女達と生活しました
俺達はエレノアそしてバレッドとの決戦を終えてフレッディーノ国の宿屋で休憩している。
色々あって疲れたからな。
「それにしても雲行きが怪しくなってきましたね」
「そうだな。ティーダに謎の組織ダークアーラか」
「目的が不明なのが不気味ですね」
「全くだ」
俺達はいずれティーダが所属する謎の組織と対決することになるだろう。
少なくともティーダは俺達に敵意を持っている。
油断は出来ないな。
「今日一日休んだらどうするの?」
「取り敢えず冒険者ギルドでクエスト受注しよう。やっぱり深追いは危険だからな」
「分かったわ。じゃあ明日からSランク昇格目指して頑張りましょう」
「ああ」
ラフレアが俺の膝枕で寝ている。
ヴィクトリカは予め買っておいたお菓子や肉などを夢中で食べている。
「美味しいのじゃ」
「それ美味しいのか?」
「とっても美味しいのじゃ。一口食べるかのう?」
「ああ貰うかな」
「ほれ」
俺はヴィクトリカから貰ったチョコレートのお菓子を貰う。
口に入れた瞬間滑らかな感触と甘さが俺を幸せにする。
「美味しい」
「そうじゃろ、そうじゃろ」
「初めて食べたな」
「この世には美味しい食べ物が沢山あるのじゃ」
「ヴィクトリカらしいな」
俺は今幸せだ。
色々気になることはあるし、戦いは終わっていないが、この束の間の休息がとても幸せだ。
ああ本当に【ホワイトアリス】に加入して良かった。
皆と出会えて本当に良かった。
「スカーレットソードはどうだ?」
「うん凄く私に馴染んでるよ。壊れない事を祈ってる」
「ネールにぴったりの武器だな」
「うん」
その後もナーフィが部屋中飛び回ったり、ヴィクトリカが俺に抱き着いてきたりと騒がしかった。
俺達は今日一日宿屋から殆ど出ることは無く、引きこもって過ごした。
「楽しいな」
「そうね。楽しいわね」
「何で抱き着いて言うんだ?」
「暖かいから」
「そうか。なら仕方が無い」
「ふふっ」
「何だよ」
「別に」
俺は夜中皆寝ている中ベッドの端でリアに抱き着かれる。
心臓が高鳴る。
全く俺は、いや男は美少女に弱い。
「明日から頑張らないとな」
「そうね。改めて宜しくねラーク」
「こっちこそ宜しくなリア」
「ええ」
俺達は全員二つあるベッドで眠る。
俺はリアとアリスに挟まれて眠る。
両側から大きい胸が当たってドキドキする。
幸せすぎて眠れない。
今がずっと続けばいいのにな。
俺は心からそう思った。
さあセーブして寝よう。
「セーブ」
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スロット1 フレッディーノ国宿屋
スロット2 豪華馬車の中
スロット3 ファイシード国宿屋
スロット4 フレッディーノ国宿屋
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俺はスロット1に上書きセーブをした。
さあ明日から頑張るぞ。
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