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11話 闇の森に向かいました

 俺は鬼ゴブリン討伐クエストを受注しないかリア達に相談した。



 「銀貨8枚は大きいと思うが」

 「でも危険度★3よね。今の私達で勝てるかしら」

 「大丈夫だ。何回でもやり直せるから」

 「そうね。私達にはラークがいるし」



 リアは納得した様子で力強く頷いた。


 ヴィクトリカとラフレアとアリスも承諾してくれた。


 行き場をなくした俺を温かく迎え入れてくれた【ホワイトアリス】には感謝しかない。


 全身全霊このパーティーの為に尽くそう。



 鬼ゴブリンの討伐の為俺達は西方にある闇の森の洞窟へと向かった。


 闇の森とは文字通りの意味で光が差さない森のことである。


 Cランクパーティーが行くべき場所では無いのだが、Bランク昇格を目指すのならば避けては通れない場所だ。



 「鬼ゴブリンって強いのか?」

 「普通に強い。でも一匹なら大したことはない」

 「複数だと危険と言う事か」

 「ああ複数だとBランク程度の冒険者なら殺される可能性も十二分にある」

 「恐ろしいのう」

 「まあ大丈夫だ。セーブはこまめにするから」

 「頼む」



 馬車に揺られて闇の森へと向かう。


 俺達が滞在していた町アーレンから距離十キロ程度の場所にある。


 徒歩ではなくて良かった。


 流石に歩くのはきつい。



 「もう少しで到着いたします」

 「分かった」



 御者から声がかかる。


 もう少しで闇の森に到着するようだ。



 「日が沈みそうじゃな」

 「そうだな。でも森の中に入れば関係が無いから安心しろ」

 「それは安心できるのかお主」

 「闇の森の前でセーブはする」

 「頼むぞお主。お主だけが頼りじゃ」



 馬車が止まる。


 どうやら闇の森へ到着したようだ。



 「ご到着致しました。近くの安全な場所で待機していますので終わり次第この笛を鳴らしてください」

 「了解だ」

 「それでは御武運を」



 馬車が俺達の前から走り過ぎていく。


 俺は御者から笛を貰った。


 この笛は馬車を呼ぶときに使う魔笛。


.


 魔笛にも種類がある。


 これはただの連絡用である。



 「セーブ」

 「これで大丈夫じゃな」

 「ああ行くぞ」

 「うむ」



 俺達は闇の森へと足を踏み入れた。


 中は真っ暗で日が差さない。


 ランプを持ってきておいて正解だったな。



 「何か怖いですね」

 「私も怖い」

 「妾もじゃ」

 「私は眠い」



 ラフレア、お前は寝すぎだ。


 しかし大丈夫か、この調子だと鬼ゴブリン相手にまともに戦えるかどうか。


 まあ何度もやり直せばいいだけだが。



 「何か来る。リアとヴィクトリカは戦闘準備」

 「ええ」

 「うむ」

 「ラフレアは後方支援。魔力調節して。アリスは俺と共に後方に」

 「分かったわ」

 「はい」



 草むらの陰から何かが登場する。


 それはグレムリンだった。



 「何だグレムリンか」

 


 俺は所持していた短剣を投げてグレムリンの急所に刺した。


 グレムリンは一撃で倒された。



 「サポート職なのに凄いですね」

 「まあこれぐらいはな。それよりグレムリンの皮膚や内臓は売れるから採取する」

 「分かりました。私に任せてください」

 「出来るのか?」

 「こういうのは意外と得意です」

 


 アリスが俺が投げた短剣を使って上手く皮膚の一部や内臓を取り出す。


 少し体液がべとついていて気持ち悪かった。


 まあ慣れれば行けるが。



 「じゃあ収納して次へ行きましょうか」

 「ああ目的の洞窟はまだ先だな」



 俺はグレムリンの皮膚と内臓を布のポーチにしまい、仲間と洞窟へと進む。

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《ラプラスの悪魔》で世界最強の英雄へ〜「未来予知? 偶然だろ」と言われ追放されたのにすぐに戻ってきてくれ? 破滅の未来が見えるのでお断りです因みに俺の未来は幸せが確定しています~
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