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白い世界

作者: そら1

なぜそらをとべないのだろう。

なぜ考えることで苦しむのだろう。

なぜ仕事をしないといけないのだろう。

なぜ普通にしないといけないのだろう。

なぜ周りと同じじゃないといけないのだろう。

いつからだろう。言葉を発することに躊躇するようになったのは。

いつからだろう。世の中が行きづらいと思うようになったのは。

いつからだろう。自分の感覚がずれているといわれはじめたのは。

いつからだろう。家族も友だちも恋人もなにもかもいなければ自由になれると思いはじめたのは。

いつからだろう。消えたいと思ったのは。

いつからだろう。世の中が理不尽なことばかりだと心の中で泣き叫ぶようになったのは。

いつからだろう。口をとざすようになったのは。


すべては闇の中へ

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