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塵も積もれば山となる  作者: 六道傑
第一章~始まりの入り口へ~
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戦えない英雄

三人共「全国大会個人優勝の人がこの学校にいる!?」


その私含め三人(他は彩さんと莉桜ちゃん)の声に


情報を出した輝美ちゃんは耳を塞ぐ


輝美「えぇ。志望校は私立でここは滑り止めだったらしいんだけど、どうやら学力で落ちちゃったみたいなんだ」


滑り止めって普通私立じゃない?


まぁ人それぞれだけど


そんな実力があって落ちるということは


おそらくかなりひどい成績だったのだろう


バカ四人に冷静一人はさすがに合わないんじゃないかな


ちなみに冷静一人ってのはもちろん(てる)ちゃん


莉桜「勧誘するだけ勧誘してみよーよ!」


彩「入ったら運気アップですな♪」


輝美「なんで運気なのよw」


ということで私たちは隣のクラスに来た


全国優勝レベルなのだから雰囲気で分かるはず


・・・・分かるわけないね。うん。


輝ちゃんは近くにいた人を呼んで


輝美「速水千花(はやみせんか)さん。います?」


生徒「あぁ。あの人ですよ」


生徒さんの指差した所には


一人読書している沈黙系女子


この人が・・・・


輝美「こんにちは。あなたが千花さんね?」


千花「・・・・そうだけど」


輝美「単刀直入に言うわ。弓道部に入りなさい」


由美、莉桜(単刀直入すぎるよ!しかも命令形!?)


千花「はあ?人にお願いする態度がそれ?勧誘するほどだから知ってるとは思うけど、仮に全国大会優勝よ?あなたたちみたいな初心者とは違うの!」


初、初心者呼ばわりされたぁぁぁ!初心者だけどね


輝美「あなた滑り止めとはいえ、学力成績下の下でしょう?私は一位。それに弓道がすぐに出来るという不可能なんてすぐに可能に出来るんだから。こっちの方が上よ!」


なんか長文で喧嘩になりそうだよ!


こんな長文喧嘩誰も読まないって!


彩「ストォォォォォォォォォップ!」


彩先輩の机叩きで二人どころか周りの全員がシーンとなる


莉桜ちゃんと私はこそこそと小声で


すみませんすみません!と謝る


彩「ただ弓道部に入るだけなのになんで喧嘩するんじゃ!二人とも頭冷凍させなさい!」


ここでもやはりおかしい言葉を選ぶのは


彩先輩さすがっす!・・・・じゃなくて


どうやら落ち着いたらしい二人は


小声でごめんなさいと謝る


彩「というわけで弓道部に入りたまえ!悩めるキューピットよ!」


千花「どういうわけでですか!しかもキューピットじゃありません!」


莉桜「入りたくないの?」


莉桜ちゃんの率直な質問に千花ちゃんは肯定も否定もせず


千花「さっきこの人が成績下の下って言ったでしょう?だからそのせいで私将来を心配されてて、部活いれてくれないのよ」


なるほど・・・・それなら仕方ない気がする


すると彩さんは安心させるように千花ちゃんの肩をたたき


彩「大事にするのは将来や未来じゃない。『今』が大事なんだよ。たとえ未来が分からなくても『今』を大事にすれば必ず未来への突破口は開くはず。だから私達と一緒に頑張ってみない?」


この言葉を聞いて千花ちゃん以外が思ったこと


(((か、かっけぇ・・・・)))


なーんだ。彩先輩も真面目に出きるんだ


心配して損した


千花「・・・・分かりました。交渉してみます」


彩「うむ!それでよし!人生は常に自分で開かないとね!」


そのあとの話だが


交渉は成功したようで


無事千花ちゃんは部員になったのだった


「そうだよね?・・・・奈々・・・・」


そのある呟きは私達三人の声で消されたのだった

新プロフィール


速水(はやみ) 千花(せんか)16歳

THE的中タイプ


沈着冷静のツンデレ少女

その実力は全国大会優勝レベル

しかし学力が追い付かず苦戦

指導力はいいけどツンデレのせいで

相手にズサズサとさす言葉を使う


「うるさいわね。うつわよ?」





彩「次回よこーく!」


ようやく五人そろった部員は

初めての弓道場に向かう

顧問はいるものの副顧問がまだ決まってない様子

副顧問を探すべく、莉桜はある提案を話した


次回『副顧問を見つけろ!』


彩「気分次第投稿!」


輝美「気まぐれかよ!」

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