埃×ガラス×ひだまり
サボり癖が出てきたかもしれないです。
本当にごめんなさい。
誰か本当に叱ってください( ᷄ᾥ᷅ )
目覚めれば、柔らかな光を浴びた
白い天井が目に入る。
しばらくすると目が慣れてきて、
宙に浮かぶ埃が嫌という程
目に映り込む。
当たりを見渡せど、かつての
生活の影はどこにもなく、
部屋の中にできたひだまりが
その暗さを引き立たせる。
そんな部屋の机に、埃を被った
小さなガラス玉が目につく。
私はそれをそっとつまみ上げ、
付いていたほこりを
女の子用の小さく可愛らしい
手ぬぐいで拭き取る。
ふと思い立って、ガラス玉を
通してカーテン越しの太陽を
見てみた。
ガラス玉を通すだけで、
世界はこんなにも違って見えるのかと、我ながらどうでもよいことを考えていた。
あの子が生きていれば、
あの子も同じことをしただろうか。
その子と初めて会ったのは
7年前。両親の反対を押し切り、
家を出て産んだ、私の天使。
その子はまるで太陽の
暖かさをそのまま人にしたように
暖かく、可愛らしい女の子だった。
世界には、神の子は
早くに命を亡くす、というような
迷信もあるそうだ。
であれば、あの子は神の子であった。
2年前、事故死だった。
滑り台から転落し、打ちどころが悪く、即死だった。
その時、私は仕事に行っていた。
無我夢中で走り、病院に
着くまでのことは全く覚えていない。
しかし、あの心の冷たさは
一生忘れられることの無い
冷たさだった。
それから、私は廃人同然になった。
食事もまともに喉を通らず
掃除もろくに出来なくなった。
こんな状態の私をあの子に見せることなんて到底できない。
何者かも分からない無力感に襲われ、ふふっと笑う。
寂しくなって、またガラス玉を
覗き込んでみた。
そして、私は目を疑った。
天使が、そこにいたのだ。
その顔はあの子そのものだったので、考えるより先に足が動いた。
その小さな体はひだまりの
中でこちらを振り返った。
そして、カーテンのかかった窓を
抜け、ベランダに向かった。
まるでこっちにおいで、
と言っているかのように
手招きをした。
私は、確かに躊躇った。
「これは本当に私の天使なのか」
「あの子がそんなことを望むだろうか」
すると、天使は私に笑いかけた。
その笑顔は、今は写真の中にしか
存在し得ない、私の天使だった。
わたしは2年ぶりに窓を開け放った。
これが本当にあの子なのかは
まだ分からない。
それでも、体は止められなかった。
私の体はベランダの柵を越えて
あの子の方へ手を伸ばした。
ああ、きっと、あの子の最期も
このような感じだったのだろう
と思う。
私の心はふわっと軽くなった。
もう私の手には
あのガラス玉は握られていなかった。
「これからは、ずっと一緒だからね」
それから。
「不甲斐ないお母さんで、ごめんね」
ありがとうございました!
今日の分だったはずのものは
明日書きます。
出さなかったら叱ってください。




