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第8話 架橋に入りましたよ。奥さん

最近短いですけれど、ご勘弁を

その後、家に帰ってからも天音は少し様子がおかしかった。


「天音、どうかしたか?」

「ううん、なんでもないよ」

「そうか?なんかあったら言えよ?」

「うん、ありがと。翔一はやさしいね」


そうかね?当たり前だと思うんだがな。

しかしながら、それ以降、口を利いてくれなかった。

それにしても元の人格が戻ったって何のことだ?最初にあった時のあれか?妾とか言ってた頃の…


「憶測だけじゃなんとも言えないな。まあ、いいさ。わかんねぇ事考えてても時間の無駄。寝よ」


どうせ、明日も月下に会うだろうし。


****


「うい~ス。杏と冬琉」

「朝からやる気ないなお前……」

「おっはよー!」

「ああ、寝不足だからな。授業中起こすなよ?」

「おはよう、杏ちゃん」

「元気?天音ちゃん」

「うん、元気元気!」


やっぱしおかしいなぁ。原因は月下で決定だけども、その先の原因が全くの不明。やれやれ……厄介事を抱え込んじまったなぁ。さてと今日は情報収集だな。


****


『神崎天音及び黒雲翔一は至急生徒会室へ来い。以上だ』


店長、指名が入ったんで行ってきま~す。最近キャラが変わってきてしまった気がする今日この頃だ。

さてさて、今日は何用だ?書記様は


「う~ス。来てやったぞ」

「帰れ。カス」

「呼んだのはお前だろうが」

「ふんっ、神崎、音楽室は使い放題だから、本番でヘマをするなよ」

「はっ、誰に向かって言ってる?」

「お前だ」

「私じゃなく自分の身を案じたらどうかの?」


ありゃ?口調おかしくね?


「ボロが出始めたか」

「ッ!貴様、それを見越して妾に」

「はっどうだろうな?」

「チッ!不愉快じゃ、妾は帰る。翔一、今日は家へは帰らぬから、絵梨亞によろしくと伝えておいてくれ」

「あ、ああ」


そういうと、天音はさっさと生徒会室を出て行ってしまった。

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