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第3話 研究所に突入!あれ?簡単すぎね?

何故かまだ生徒会室の中に居る。あれ?天音を助けに行くんじゃねぇの?


「くそ!《研究所》共め穴に結界を張りやがった」

「白輝、やれるか?」

【私を、誰だと思ってる?】

「じゃあ、頼む」

「ふむ、やはりそいつを使役したか」


そうこうしている間に装備が終わった


【やってよいぞ】

「ああ、行くぜ!」

【ああ、そうだ当てるだけでよいぞ】

「それを早く言えぇえええええ!!」


無駄な体力を使ってしまった…今からが大変だと言うのに


「よし、翔一。先頭はお前だ」

「はぁあ?なんでだよ。お前が行けばいいじゃねぇか」

「お前の方が頑丈そうだからな。まあいい、円香、行け」

「へ?」


月下は円香が返事をする前に穴の中へ、円香を蹴り入れた。


「あたしを殺す気かぁあああああああ!!」

「よし、翔一。一気に攻め込むぞ、少数での奇襲はスピードが命だ」

「ん、分かった。じゃあ行くか?」

「無視するなぁあああああああ!人の話を聞けぇえええ!」

「人の話を聞くのは、お前だタコ!スピードが命だと言っただろう!とにかく行くぞ」


む、あの月下が焦ってるくらいヤバイ所なんだな

と、考えていたら置いてかれそうになっていた。


「おそらく、あの古の魔師バンパイアは最下層の一番奥の実験室に居るはずだ。

俺と円香は翔一を護衛しつつ敵の殲滅、翔一は右腕で壁とかをぶち破りながら下へ向かう。いいな?」

「ああ」

「ねぇねぇ!アレ何?」

「くそ!もう来たか、走るぞ!」


すると、月下が追っ手と反対方向に走り始めた。

…………

あれからどれだけ走っただろうか、もう追っ手の姿は見えなかった


「ハァハァ……ど、どうやら…まいたようだな…」

「じゃ、じゃあ風穴を…開けるか?」

「ああ、任せたぞ」

「ほっ!」


そして、人が二人くらい並んで抜けられる穴が出来た。

次の通路か部屋に出たら、すぐに下へ繋がる穴を作れと月下が言った。


「繋がったぞ。どうする?」

「円香」

「ほいほい、何?」

「中に焔を撃て」

「わかった~」


円香が右手に焔を集めて穴の中に放った。焔が光源となって下を照らし出した。

そこは、何かの部屋らしい、すると何かが焔に向かって飛んだ。

しかし、相手は焔、飛んで来た物は次々と消し炭になっていった。


「なあ、月下、あれ何んだ?」

「知らん、俺に聞くな。だがアレはもう全部消し炭になったらしい。

だから、もう降りていいだろう。さあ行け!下僕共」

「だから、あたしは下僕じゃ……へ?ひゃぁああ!!」


円香は最後まで言わずに落ちていった。月下に蹴られて


「………」

「……さて、お前も行け」

「はいはい…じゃあ、落ちる勢いのまま床に穴空けるな」


そう言って穴に飛び込んだ。すぐに右腕に闇を集める、

そしてすぐに闇を放った闇は真っ直ぐに床に吸い込まれて床を削り飲み込んでいった。


「なんもねぇから、来ていいぞ~」

「ああ……下僕共も使えるようになったな」

「何かもういいや…てか、月下って白輝のこと知ってんの?」

「ん?マジックブレイカーの事か?アレを知らないとはお前は馬鹿か?」

「うっせ、もういいよ…本人に聞くから」


と、そこで自分達が居る場所がさっきまでとは雰囲気が違うのに気がついた。


「ここが最下層?」

「そうだ」

「浅いな……もっと深いんだと思ってた」

「馬鹿言え、とりあえず地下六階だぞ?通常用だからもっと深くまである」


え?天音は通常用で済んでんの?あんなに珍しそうに見られてたのに?

う~ん…大人の社会はミステリー


「うんで、天音はどこに居るのさ」

「ここの奥に幽閉されているはずだ」

「りょーかい、うんじゃあ行ってくる」


そう言った途端、走り出す、全力で、右腕に闇を左腕に銀の篭手を

破壊と魔術の破壊を持って走る、ただひたすらに


「たく、この廊下どんだけ長いんだよ!!」


****


「くっ、下僕が行ったはいいが数が多過ぎる。呪桜!呪え!」


呪桜から出た赤黒い物が変なキメラの様な物達に襲い掛かる。


「ちょっ、月下!数多過ぎ!」

「なんとか馬鹿が魔女を連れて来るまで耐えろ!」

「うぅ…わかった」


****


「つ、着いたぁああああああ!!」


長距離を全力疾走して乱れた呼吸を整えつつ、ドアノブに手を掛ける。


「あれ?ドアノブ回んないんだけど」

【ドアにかかっている魔法を壊せばよかろう】

「あ~そうだな、じゃあ白輝よろしく」


また、左腕に篭手を装備する


【うむ、よいぞ】

「りょーかい、んじゃ、行くぜ」


パリィイン


「天音!助けに来たぞ!」

「翔一!やっぱり助けに来てくれた!」


そこには、手と足に杭を打たれた天音がいた。


「待ってろ、今それを抜く」

「うん!」

【ショウイチ、あれには魔法がかかってるぞ】


そう言われて四つを軽く触る。すると、魔法が破壊され杭も壊れる

天音の体は杭のみで壁に張り付けられていたらしく、こちらに倒れ込んでくる。

まあ、抱き留めるからいいけど


「翔一!遅いよ…遅すぎ」

「ゴメン…あのさ、ついでにココを壊さない?」

「どうして?」

「月下から聞いたんだが、ココが《研究所》の本部らしいから、

ココを壊せば自然と壊滅するらしいんだ。だから手を貸して?」

「いいけど…なんで?」

「俺の大切な人を拉致って実験をしたから。じゃあ、月下の所に行こう」


そう言うと、おもむろに天音をお姫様抱っこした


「え!ちょっ!は、恥ずかしいよ…」

「ゴメン、でも我慢しててね」


言うや否や、翔一は走り始めた。

天音は天音でココを壊す魔力を練っていた


「月下!黒ちゃんが帰ってきた!」

「下僕のことか…ふむ、ちゃんと連れて来たな」

「おーい!月下!穴を開け!すぐに出るぞ!」

「何をする気だ?」


かなり焦っている翔一を見て月下はうんざりしながら穴を開けた


「天音!今だ!!」

「うん!」


天音が翔一の腕に手を置いた。何をするのかと思って天音の顔を見ると、

大丈夫手を掲げて打ち出してと、目で言ってきた。


「わかった。一番強く撃てばいいんだろう?」

「そうだよ、早くしないと」


そう言われて、天音を左腕だけで抱き上げ右腕に力いっぱい闇を溜める、

すると何故か白い光も出てきて闇と光が混じりだす。

そして闇と光を打ち出した。


「なっ!何をやっている!?ここを壊したら穴が使い物にならなくなるんだぞ!」

「「それを早く言えぇえええええ!!」」


なにそれ?あいつは馬鹿か?馬鹿なのか?


「くそ!あんな強力なのを使ったらこの施設がまるごと消えるぞ!急いで穴をくぐれ!」

「あ…ああ、わかった」

「急ご?翔一」


急いだ事は急いだが、かなりギリギリだった。


「さて、言わせてもらおうか」

「お、怒るなよ?知らなかったんだ、しょうがないじゃんか…」

「そーだよ、私もゴメンて」

「ふむ、大丈夫だ、説明は細かく言わせてもらうがな」


月下はかなり不機嫌だったらしく、すごいスピードで説明してきた


「まずだ、《研究所》の中にある安定装置がないと地球の中でしか移動出来ない、

要するに並行世界に行く事が出来なくなる。

俺達人間にとってはどーでもいいが神崎天音や円香などが異能の力を使えなくなる、

つまりただの人間と同じになる。どれだけヤバイかわかったか?」

「月下、質問だ。俺はどーなる?」

「契約者の事だな、お前の場合はあの闇が使えなくなる、

あと、白い虎…白輝だったか?あいつは能力が使えなくなる代わりに人になれるようになったはずだ」


うわーかなりだな、ケンカで負けなきゃ俺はいいけど


「よかったな白輝」

【ショウイチ、私の人の姿を見て襲うなよ?】

「男なんか間違っても襲わねぇよ」


何であんな妖しい笑みを浮かべられるんだ?虎だろ?


「まあいい、今日はもう帰れ」

「ん、わかった。じゃあな月下」

「じゃあねぇ~黒君」

「なんじゃそりゃ」

「黒雲だから黒君」

「ん、理解した、じゃーなー」


そこで天音の服がボロボロなのに気がついて学ランを羽織らせた


「ありがと…」

「その格好で外歩くのは危ないからな、んじゃ行くか」


そして、何故か出発して二日経っていた。

それが何故かは、わからないが助け出せた事に浮かれていたからどーでも良かった。


「そういや、天音の家どこ?」

「瑠璃さんがウチに住んでいいぞ、はっはっはっは~て、言ってたから翔一の家に住みま~す」

「え!?んぁ~、大体予想してたけどさ、唐突過ぎて用意が出来てないんだよね~」

「大丈夫!なんとかなるよ、気にしない気にしない!」


翔一は少し困った顔で答える。


「そんな明るく言われてもなぁ~」

「大丈夫だよ、私も手伝うからさ」


悪戯っぽい表情で言ってきて、さらに困った顔になってしまう。

そして、もう家が見えてきていて、電気がついて―――


「てっ、またか!急ぐぞ、天音!」

「え?あ、うん」


天音の手を掴んで走る。

でも、天音が走りにくそうだったから、抱き上げて走った。

今思えばここでこんな行動をした俺が馬鹿だった。


「何で電気が点いとんじゃぁあああ!!」

「あ!お帰り翔一、母さんが帰ってきたわよ~」


その時、正直まずったと思った。なんせ人の話を1%も聞かないし、

恐ろしいほどの天然を持ち合わせたある意味最強の人なのだから


「なんでこんな時に限って居るんだよ……母さんは…」

「あぁん、名前で呼んでって言ってるじゃない」

「それでも、親か?」


と、そこでいつも帰ってきたら『修ちゃんがね!修ちゃんがね!』と、

親父の名前を連呼しながら騒いでない事に今更気付き、更に指輪をしていない事に気が付いた。


「おい、いつもの修ちゃんコールはどうしたんだ?」

「親に対する言葉遣いは?て、聞きたいけど…修ちゃんの浮気が発覚して離婚したのよ」

「ああ、ついにばれたか親父のヤツ」

「気になる言い方だけど、そのずっとお姫様抱っこをしてる子は?」


下を見ると顔を赤らめた天音がいた。


「ご、ゴメン!」

「(ずっとそのままで良かったのに…)」

「へ?なんて言った?」

「べ、別に!」


う~ん、女はミステリー


「あ!そういう事か!」

「え?あの勝手に変な方向で理解してませんか?ちょっと?枝梨亜さん!?」

「何~翔ちゃん♪」


名前で呼ぶと反応するってホントひどいよなぁと思う

けどまあ、反応してくれたからいいか


「いや、だから、何か勘違いしてません?」

「ん?同棲中でラブラブなんでしょ~?」

「うわ!また微妙な線でついてくるなぁ、まあいいや、じゃあ部屋行くから」

「ふふふふ……もうすぐご飯だからぁ~」


さらに母親のキャラについて書く、どーでもいいときにだけ勘が鋭い。

見るからに最悪だな…


「ねぇ!あの人って翔一のお母さん?」

「そうだけど?にしても、あの母さんが離婚をするとはな。親父に合掌」

「綺麗な人だねぇ」


♪~


「誰だ?はい、もしもし」

『翔一か?』

「おう!冬琉、どーした?」

『お前、学校が始まってすぐに何二日も休んでんだよ。転校生もこねぇし』

「ゴメンゴメン、俺も明日から行くからさ。転校生は明日から来るって」

『そうか…転校生ってさ、も………』

「部屋に行くぞ、デカイかもしれないが俺の服使って」

「わかった~」


部屋に天音が入って行くのを見てから白輝に話し掛けた。


(今出てこれるか?)

【大丈夫だが、なぜだ?】

(いや~こっちから並行世界に穴を開けれなくなっちゃってさ。白輝は大丈夫かなぁと)

【人型ではないから大丈夫だ、しかし、人型になれないからつまらないな】

(へぇ~なれるんだ)

【うむ】

(白輝ならカッコイイジェントルマンになるのか?)

【私は女だぞ?】

(え?mjd?女だったの?気付かなかった…)


と、そこで着替えが終わったのか天音が出てきた。


「どう?」

「あれ?そんなん俺持ってたっけ?でも似合ってると思うよ?」

「ありがと、じゃあ下でご飯をたべよぉ~」

「なにそれ?何のキャラ?」

「ん?知らな~い」

「まあいいか、じゃあ行くぞ」


また、天音が手を握ってきたが好きなようにさせた


「母さん、今日はちゃんと作れたか?」

「むぅ~」

「はぁ……枝梨亜、ちゃんと作れたか?」

「多分大丈夫!」


なんでこの家系の女性陣は料理が苦手かねぇ

と、そこで料理から謎の紫の湯気が立っているのに気が付いた。


「なんで料理から紫の湯気が立ってるのさ!?」

「あら?失敗かしら」

「また、食材を無駄にして…金どうすんだよ…」

「ん~大丈夫、そのために私はいるのよ」


おぉ、母親自らがパシリとなってくれるか。

しかし、不安を拭えない翔一だった。


「買ってきてくれるのか?」

「カップ麺?」

「料理の材料だよ、ニラ玉でも作ろうかと思って材料のメモ書いたけど、

無理そうだから自分で買ってくる。天音はそこに居る母さんと自分の部屋の掃除をしといてくれ、

部屋は俺の部屋の左側な。じゃあ行ってくる」


返事を待たずに家を出た。数分歩くと大通りが見えてくる。

前から野坂学園の制服の団体が来るから、部活帰りだろう。


「あれ?翔一?」

「んぁ?あぁ、杏か」

「この二日間どこほっつき回ってたの?」


細い眉根をひそめて困った様な怒った様な顔でこちらを見てくる。

しかし、本当の事を喋っても俺がかわいそうな頭の持ち主と思われるだけだ


「あ~……ちょっと山登りに行ったら道に迷っちゃってさ。出てくんのに時間掛かっちゃったんだよね」

「……ふ~ん」

「いや本当だぞ?」

「ふ~ん」

「あぅ、うぅ…ゴメン嘘、でも大変だったから学校に行けなかった」

「ふ~ん、そーなんだ。でも、あたしは翔一のこと信じるよ?」

「サンキュ、じゃあ買い物あるから」

「あれ?もうないの?」

「母さんが材料をほとんどおじゃんにした」

「帰ってきてたんだ、今度会いに行くね」

「ん、わかった」


そこで気づく、今家に来られたら天音と住んでる事がばれるのでは、と


「じゃあな」

「明日ね~」


スーパーに着く頃には日が完全に落ちているだろう


「え~と……ニラと卵と豚肉…バラ肉の方がいいかな?あとは……なにもいらないか」

「あ~りがとーございました~」


変な所で伸びた声を聞いて店の外に出た。もう日が沈み辺りは薄暗くなっていた。

家からは夕食の匂いが流れてくる。

そろそろ帰らないと、母親がうるさい(主にお腹が減ったなど)ので少し早歩きで帰路に着いた


「ただいま~」

「お帰り翔一、何か手伝う事ある?」

「いや、いいよ」


天音の申し出を断ってから手際よく料理を作り始める。

包丁がトントントントンと軽快なリズムを奏でている。


「出来たぞ~、席に着け。飯食うぞ」

「わ~い、食べれるご飯だぁ」

「そりゃ、どーゆーことだ?」

「あ……いやあの……おいしいと言う意味で…」

「あぁ、わかってるぞ、ごみ箱にコンビニ弁当のゴミが入ってたから。

あと、何だかよくわからない黒い物体」


そこまで聞いて枝梨亜の顔が青ざめて行き、翔一の顔に青筋が出る。

天音は傍観者の立場だが、翔一の怒りのオーラにビクビクしていた。


「母さん?後でお話な?」

「な、名前で呼んでくれないと行かない」


この言葉に翔一の眉がピクリと動く。その行動にビクッと反応する枝梨亜


「あぁ、明日から飯いらないのか?それとも黒い物体を食べるのか?」


と、冷たく言い放つと同時に枝梨亜が頭を下げる


「すいませんでした。このあとじっくり話をさせていただきますので、

私のことは名前で呼んで下さい。お願いします」


うん、何かこの親かなり情けないな。


「ねぇ翔一、これって普通立場が逆じゃない?」

「母親を教育するのは息子の勤め。これがウチの家訓だ」

「それもどうかと思うなぁ…まあ、早く食べよ」

「そうだな、じゃあ食うか」

「「「いただきます」」」

「うわぁ、何回食べても翔一の作ったのって美味しいなぁ」


まあ、天音のはちゃんと作ったからな。母さんの分は特製だけど


「な、なにこれ!?すっぱい?まずっ!」

「枝梨亜のには梅を入れといた。特製だぞ」

「そんな特製いらないわよ…天音ちゃんも食べる?味見で」

「いりませんよ」


梅入れると形容しがたい味になるんだよなニラ玉って。

と、昔の失敗を思い出しながら梅ニラ玉に悪戦苦闘している母親を見ている翔一だった。


「「ごちそうさま」」

「……ごちそうさま」

「うん、思ったより威力があったみたいだな」

「食器を洗うの手伝うよ?」

「んじゃあ、洗った食器を拭いてくれ」

「は~い」


慣れた手つきで食器を洗っていく翔一の横で天音がゆっくり丹念に拭いていく


「よし、皿洗い終了。拭くの手伝うよ」

「ありがと。じゃあこっちお願い」

「あいよ、そんな入念に拭かなくていいぞ?」

「え?そうなの?」

「そうそう、あとは自然に乾くからな」

「新婚さん……」


向こうのソファーから枝梨亜がぼそっとそんなことを言った。途端


「なぁ、アレ飲みたいのか?」

「ごめんなさい。二度と言いません」

「少しくらい学習しろよ……」

「うぅ、言い返せない」


また、枝梨亜が肩を落としたのを見た天音が苦笑していた。


「じゃあ、翔一先に入って」

「あ?俺は後でいいからさ」

「ほら、だいぶ前……私が捕まる前に言ったじゃん。女の子はお風呂が長いって」


そこで、翔一が捕まると言う単語に顔を歪ませる。

あの時、自分が助ける事が出来なかったから。


「そんな顔しないで?ほら、入った入った!」

「あ、ああ」

「早く入んないと一緒に入っちゃうよ?」

「ッ!わかった……すぐ入る」


こうして、長かった日が終わっていった


なんか書いてるうちにファンタジー的要素を自ら消してしまいました。


やっちゃったZE!

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