第5話崩れる優勢
今の所小手先の戦いで優勢を誇っている異次元連合軍だがあまり良い顔はしていなかった、それどころか悩んでる様子すらある
毛利「今小手先の戦いでは確かに優勢は誇っていよう…しかし奴等はまだ主戦力を出してはいない、そして見よ、真下にも島がある事をいいことに拠点まで許しているでは無いか」
と不愉快そうにそう言う、すると軍服の男がゆっくりと手を上げる、彼の名はゾルフ・D・アーサー、連合の人間軍総司令官の1人である
ゾルフ「ではここは一つ此方も拠点を作り出し、更に拮抗状態を作り出すのは如何でしょう、勿論強者が1人、番兵として欲しい所ではありますが」
とニコッと笑いながらそう言う、そしてその瞬間、闇のオーラが2つ空より飛来する、その圧力や凄まじく企業連合の要塞含む全てにその存在を感じさせる程、そのオーラの持ち主の名は暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人、かつて光の星や地球に攻め入り、両方の星を滅ぼしかけた強豪、そしてもう1人は暗黒超邪ウルトラダークキラー、幾度となく地球に攻め入りその強大な闇の力を以て光の巨人を根絶やしにしようとした者
エンペラ星人「その番兵の仕事は余が請け負おう、そしてこのオーラに反応してグリーザも迫り来るであろう、早急にやれ…良いな?」
と周りに対してそう言うと呆気に取られた後に笑い出す者不愉快そうにしながらも再び策を練る者など多岐に分かれた
毛利「力任せで策をねじ伏せるなど…‼︎、不愉快極まる……、良かろう、せいぜい駒として動いてもらうぞ」
と不愉快そうに言った後無線を取り出し番号を合わせた後に口を再び開く
毛利「指令を下す、今より要塞の下に拠点を敷く、エンペラ星人が強大な盾となる故に疾く建てよ、もし出来ぬならグリーザの餌となると心得よ、以上だ」
と一言言うと無線を切る、そうするとエンペラの方を見て
毛利「あの様に大口を叩いたのだ、やってくれるのだろうな?」
エンペラ星人「人間の軍師風情が大きく出たでは無いか、面白い、乗ってやろう…しかし下手を打てば分かっていような?」
と互いに釘を打ちあうとエンペラは外へ出て要塞を見ながら腕を組み立っている、そしてその後ろで陣が立てられ始める、そして企業連合では
リリス「……よくあそこまで闇を溜め込めた物ね…どうするの?本格的にこれは正面からの戦争になるけど」
とモニターを見ながらそう言うとガブリエルに問いかける
ガブリエル「…マキナ、行けるか?」
マキナ「無論」
ガブリエル「そして、もし動けばいけると思ったなら、独断で動く事も許可する」
とそう告げるとニィと会議室に居る人間は笑う、そしてマキナはゆっくりと立ち上がると会議室を後にする、そして輸送機が飛び立つ、
エンペラ「……来たか」
その輸送機を見て右腕を空に掲げる、するとエネルギーが右手に装填されていく、そしてマキナはそれを見ると
マキナ「…止まれ、此処で良い」
一般兵「ハッ!!」
そして輸送機が空中で停止するとマキナが排出口に立ちエンペラと目を合わせる、そして
エンペラ「塵と砕けよ!!」
エンペラは右手を向けレーザーを解き放つ、マキナは輸送機よりエンペラ目掛けて勢い良く跳びそのレーザーを両手をクロスして受け止め両手を広げて分散、弾き飛ばす、その瞬間にエンペラ、マキナ共にニィと笑う、すると
エンペラ・マキナ「カァ!!」
エンペラは剣を取り出しマキナはそれを見て拳で応え剣と拳がぶつかり周りに衝撃波が巻き起こる、それを見て慌てて作り出している…グリーザが到着するまで残り2日