第4話1時間の悪夢
毛利「行け!!サタンデロス!その力を持ってこの地を焼き尽くせ!!」
と要塞の上に立ち右手を企業連合の方に向け号令をすると勢い良く要塞から小さいロボが射出される、それは空中でクルクル回転すると姿勢を立て直し地面に着地、ゆっくりと立ち上がり企業連合の要塞に一体進軍を始める、それを見た企業連合側は勿論上層部を除いて良い顔はしなかった、嘗めているのかと不愉快そうに言っていた、その場面にガブリエルは会議室でアダムを除く全員を集めていた
ガブリエル「…奴等の機械一体でここまで損害を被るとはな…恐らくあいつも同格かそれ以上だ、そこでだ、この中からあいつに戦闘を挑む奴を選出しようとな」
と言うとサムが口を開く
サム「なら俺が行こう、あいつの装備やあの青い猫のような奴のような実力なら俺でも倒せる」
と言うとガブリエルはそれを聞いて
ガブリエル「しかし相手はすぐに決着をつけれなかった異次元連合軍のロボだ、油断はするなよ」
と忠告をすると
サム「分かった、では行ってきます」
そう言うとサムは二足歩行兵器『ジェネシス』に乗り込み、勢い良く発進しサタンデロスの居る所に向かう、そしてサタンデロスは迫り来るジェネシスに気付くと体の大きさを変化一気にジェネシスと同じ大きさの18mに変化しながら歩を進める、
サム「オラァ!!」
それを見て背部のマルチランチャーを起動、数十発のミサイルがサタンデロスに放たれ、大爆発を巻き起こし爆煙が発生する…がその中から無傷のサタンデロスが左手から光弾を何発も撃ちながら出てくる、それには思わず目を見開きながら飛んで避け今度は真上から接近してブレードを振り下ろし、真っ二つにしようとする…が黄金色に輝くバリアに邪魔され全く破壊が出来ない
サム「一人で出させたのはこれが理由か…『対象に強固なバリアを確認、並大抵の攻撃では破壊出来ない、これより帰投する』」
CQ『了解した、至急戻されたし』
止まるジェネシスにすかさずサタンデロスが銃口を向けるが、即座に飛び退きそのまま退去する、サタンデロスはそれを見て再び進軍を始める、そして周りの空間が汚染されてるのを見て異次元連合軍の要塞から円盤が飛び、汚染地域に降り立つ、すると中から異星人が10人現れる
キュリア星人1「地球人め…美しい自然を自ら汚すか…」
キュリア星人2「まぁまぁ、こうして浄化すれば良いだけの話です」
キュリア星人3「そうだよ、そして要塞に戻れば毒素も抜き取ってもらえるんだし」
そう言う会話をすると周りの毒素を一気に吸収していく、そしてそれを中和させ一気に無人島を元のカオス粒子の無い無人島に戻した
キュリア星人1「中々に強力な毒素だった…1人でも欠けていたら危なかったな…」
キュリア星人2「うん…本当にギリギリだった」
と深刻な様子で互いを見合わせながらそう言うと船に戻り要塞にへと戻っていく、そしてその時サタンデロスに異常が発生する、突然目の光が消えその場に止まったのだ、そしてチャージ音が周りに響き渡る
ブリッツ「…奴が現れて1時間…そして突然のチャージ音…まさか奴は一時間しか行動することが出来ないのか?」
ガブリエル「なんだと…だが納得が行く、機械で強力なバリアだ、それだけエネルギーも食うってことか」
ジュディア「なら私の出番かしら…と言おうと思ったけどあんなデカブツどう切っていうのかしら、人間サイズならまだしもあんなに大きくなられちゃ、切れてもアキレス腱のような部位だけよ?」
と呆れながらそう言う、致命傷を与えることは難しいと、こうして二戦目も大きな爆弾を抱えたまま幕を閉じた