第二話血みどろの偵察
空中要塞二基が空を飛び回り始めて数日、2つの軍の空中要塞が一つの大きな無人島を挟んで停止すると、二つの軍からとうとう偵察機が互いの基地目掛けて跳び立った
モララー(…空中要塞同士互いが空を飛んだ結果まさかの目の前で膠着状態になるとか何考えてんのさ…しかも無人島を挟んでとか……っと、おかしいな…完全に気配を絶つモードにしてた筈だが…見つかっちゃった?)
完全に周りの景色に同化してたモララーは自身の周りの違和感を的確に見抜き立ち止まり周りを見渡しながらカモフラージュを解く、すると周りから鉄の傘?を被ったロボが5体現れる
γ1「お前を今から捕縛して持ち帰り研究する、無意味な抵抗はやめておけ」
と拳銃を向け弾倉の下に持ち構える、それを見てモララーはケラケラ笑った後に口を開く
モララー「君達かなり高性能なAIを付けてもらえたんだねぇ…なのに実力差すらも分からないなんて…とんだガラクタどもだ」
とγ達をひと睨みした後に赤い大太刀を生成して握る、その瞬間に弾丸は発砲されるも思いっきりモララーは大太刀を振るい斬撃のドームを作り粉微塵にして消すとγ1にドンッ!!と接近しドロップキックをかました後に思いっきり大太刀をぶん投げ頭を貫通させ破壊する、
γ2「おのれ!撃て撃て!!」
モララー「お前達には無理なんだよ!!」
そう言って再び大太刀を握り回転しながら振るう事で斬撃のドームを作りガードするとその中から緑色の棍を持った白猫と双剣を持った赤猫が勢い良く2体に飛び掛かり一体は避けて鍔迫り合いに発展するも回転する棍に弾かれその隙に頭を潰され、もう一体はしゃがんで避け、腹に突き立てようとするも空中一回転をしてナイフを踵落としで弾き問答無用で心臓に双剣を突き立てた
γ4「『偵察機より本部へ偵察機より本部へ!!敵の偵察機と思われる者が高い!増援を求む!!』」
CQ『既に無人島に軍隊を送り込んでいる、ある程度時間を稼がれたし、オーバー』
γ4『了解』
モララー「武器を持ち替えろ、此方の方が早いと見た」
そう言ってエネルギーで銃を作り出すと残りのγ達に問答無用で撃ちまくり回避の暇なく撃ち殺した、そして奥から聞こえる足音に気付くと分身を消し森の中に迷彩を宿しながら消えた、隙なく周りを見渡す兵士が出てきた為早過ぎると眉間に皺を寄せながら姿を隠していた、
一般兵「γの残骸と思わしき物を五つ発見、ここで戦闘が起きたものと見られる」
と無線越しに話しながら周りを警戒している
モララー「下っ端か…とは言え油断は出来んな…『此方モララー、此方の視覚ビデオはそちらに行ってると思うが予期せぬ軍隊が来た、殺して良いんだな?殺すぞ?』」
無線『何をくだらぬ質問をしておる、相手の力を見定めるのも貴様の仕事であろう』
モララー(この野郎…いつもムカつくな)『了解』
そう言って此方に来る兵達に目を輝かせながら構える