第23話死へのカウントダウン
激化していく戦線を信じて待ち、無人島の拠点の入り口に佇む二人の姿があった
アガレス「……その手を打って来たか…」
毛利「…何を見た」
とアガレスのその発言を聞いて毛利は目を細めると後ろを振り返る
アガレス「……ソロモンの結界を、奴等は破壊するつもりだ」
毛利「……ならば、こちらも最後の策を使うまで」
と電信兵を手で呼びながら毛利はそう返すとアガレスは毛利の方をチラッと見て
アガレス「…その作戦を実行すれば、何人の兵が使い物にならなくなると思う?」
毛利「くだらぬ事を、数百はくだらないであろうな」
と最後の作戦に対するデメリットを確認し合うのを確認すると
電信兵「…毛利様、こちらを、いつでもいけます」
電信兵は無線のマイクの部分を取り手渡すと
毛利「全軍へ告ぐ!!!これより死兵となり敵を押し流し!!ソロモン神殿の結界の破壊を阻止せよ!!」
それを聞いて戦場に居る者、拠点に居る千里眼を持つ者以外全員が目を見開くと拠点に居る全員が現れると
アンナ「毛利ちゃん…これが貴方の選択ね?」
毛利「そうだ」
アンナ「そ……なら私達も本気出しちゃおうかしら」
毛利「非戦闘員はロボットを無尽蔵に叩き出せ!戦闘員は小雪を残し全員出撃!!精神がイカれたものは即座に医療せよ!!最後の大一番である!!我らに日輪の加護ぞある!!」
拠点組員「オォォォォォオ!!!!!」
本当に戦う術を持たない者のみが拠点に残ると
小雪「……愛しき貴方…恋すべき貴方…私の力を今ここに!!」
そう言うと結界の周りに骸骨を設置し結界を展開し拠点を囲うように張る、そしてそこに近寄る機体の姿
アトラス「…結界のエネルギー反応感知…⁉︎、大多数の敵影発見!?全弾発射!!」
結界を見た後に森の中をまるで波の様に迫り来る死の軍団に全高上半身変形時13m、全長:35m、全幅:15mの機動車両は慌てて全弾放射するが精密さに欠けるそれは各々の手段で防がれ避けれられると九尾の狐である金色白奈と仮面をつけた男…レイドが飛び出すと
金色白奈「出し惜しみはなしじゃ」
そう言って腕をクロスさせ捻れながら両手を出すと
金色白奈「狐火MAX!!」
と最大火力でアトラスの体の部分を包み込むほどのレーザーを放ちアトラスの機動を停止させ、下の車体に関しては
レイド「…殲滅を…‼︎」
そう言ってナタを思いっきりエンジン部分に叩き込み、引火、大爆発させて前進する方向に大きく跳んで向かう、こんなイカれた死の軍団が刻一刻と迫って来ていた




