第14話怪僧衝突
様々なところで爆発やレーザーが打ち上がってる時、森の中で一つ、悲鳴が響き渡る所があった
一般兵「や、やめろ!く、来る、来るな!!や、やめ、やめろぉぉぉぉぉぉお!!」
そう叫んで一般兵の首は血飛沫をあげながら跳ね飛んだ、そして死体が倒れるのを見ている男は両手に大鎌を持ち、顔には仮面をつけ、ニタァと笑っていた、その男の名は天海、かつて小早川の軍にいたとされる怪僧である
天海「見ていてください信長公!この姫橘が!今おそばへと参ります!!」
と高揚した表情で笑いながらそう言っている、そしてその周りには死体の山や兵器だった物の残骸に溢れていた、そしてそれを見て少し目を開けどうしたものかと木の上で悩んでる男がいた、その男の名は千宮司、彼は陰陽師を極めており、基本サポートを重視した戦い方をしている、今回も同じ戦い方をしていたのだが…
千宮司「なんやあれ…ダメージ喰らえば喰らうほど力が上がって、傷付ければ傷が癒えるて…どんなチートをすればあんなん出来るんや…」
とサポートしまくった兵士達が悉く潰されたのを見て悩んでいた、今の今までこんなタイプの怪僧は居なかった為、そんな時
天海「さて、見学は終わりましたか?」
と千宮司の方を振り向きながら見る、千宮司はそれを見て目を見開くも苦笑いしながら
千宮司「ほんま敵わんわ…楽して勝てる思うてたのになぁ!!」
それを見て刀を引き抜きドン!と跳び天海に真正面から突きを放つも天海はそれを右の大鎌を使い受け止める
千宮司「四爆」
そう言った瞬間に鎌に衝撃波が放たれ天海は後ろに大きくのけぞりながら退く、そこへ千宮司は一気に駆け出し心臓を一突きしようとする…が
千宮司「あんさん性格悪いやろほんま…」
天海「いえいえ…私はただの僧ですよ…ただのねぇ…」
突如天海の周りに三つの髑髏が浮かび攻撃が当たったタイミングで髑髏が一個弾け飛ぶ
千宮司「君の様な坊さんが居てたまるか」
と言いながら天海が振るう大鎌を空中を蹴って跳び後ろに着地する、そして天海はニタァと笑いながら起き上がり千宮司の方を見る
千宮司「本当に薄気味悪いね…君は人間なのかい?」
天海「どうでしょう…私はどちらなのか、自分でも分かりません」
と微笑みながら薄気味悪がる千宮司の質問に答える
千宮司「本当に気持ち悪い…とは言え…仕事だからねぇ…殺させてもらうよ」
そう言うと姿勢をグッと低くするとそこから縮地と呼ばれる技能を使用し天海との距離をグッと縮める、天海はそれを見て鎌を振り下ろす
千宮司「五斧!!6貫!!」
符無しで二本指を天海に向けると何もない所から斬撃と何かが貫く様な攻撃が天海にヒットし髑髏が粉砕、守りがなくなった瞬間に千宮司が腹に刀を突き刺す、が
天海「あまいですねぇ」
そう言うと背中に鎌を突き刺しかなりのスピードで千宮司のエネルギーを吸い取っていく、それを察知した千宮司は目を見開くと
千宮司「四爆!!」
とそう叫び天海を吹き飛ばすと背中から血を流しながら片膝をつく、
千宮司「グフッ…ほんまインチキの極みの様な人だね…」
天海「貴方も私も変わりませんよ…全然ね…」
と互いに立ち上がり目を合わせ暫く立っていると互いにエネルギーを解放する、次で終わらせ仲間の元へ向かうつもりの様だ
天海「天海に至りしその命・・・!」
千宮司「主よ、万象を見通す玄帝、星海の館にて微睡む天帝よ!ここに一度その力をお貸したもう、その力を解き放ちし後に敵の悉くは天帝の所有物となろう!!」
そう唱えて互いに身体能力を上げると一気に駆け出し天海は大鎌二つを勢いよく振り下ろし、千宮司は下から刀を思いっきり振り上げ一気に鍔迫り合いになる、がそこから千宮司が腹を蹴り後退させると横に回転しながら刀を振り天海の腹を切り裂こうとするも右手の鎌で防御、左手の鎌を振り千宮司の首を刈ろうとするがそれをしゃがんで避けるが更に追撃と言わんばかりにオーラの釘が顔面に迫り来た為千宮司はそのまま横に跳び回避する、そして
千宮司「十一閃!!」
右手を向けて唱えると右手が光り閃光弾の様に光り天界の目を潰す、そこに千宮司は一気に接近し首を刀で刈り取ろうとするも天海はまるで来るのがわかってるかの様に頭を下げて避け、一気に鎌の柄を叩き込み千宮司の体を地面に叩き付ける
千宮司「ガハッ!?…なんでや…今のは決まってただろ…」
天海「貴方が奥の手を使ってなければ…『探知』出来ないで負けていたかも知れませんねぇ」
千宮司「!?…そう言うことかい…」
天海「では…これで死んでもらいましょうか」
そう言って鎌を振り上げると千宮司は口を開き、呟く
千宮司「天地より万物に至るまで気をまちて以て生ぜざる者無き也。 邪怪禁呪悪業を成す精魅」
天海「キェエェェェエ!!!!」
千宮司は迫り来る鎌や天海のニヤリ顔を見て中指を立てると
千宮司「…さよならや皆…楽しかったよ …天地万物の正義をもちて微塵とせむ。 十五雷正法 15折!!禁!!」
そう唱えると天海の体から勢い良くエネルギーが大爆発を巻き起こし千宮司すら巻き込みその一面を無に帰した、




