第11話森の狩人
リリスが上杉を殺す時より遡る事12時間、ヴィルヘルム達はと言うと森で巧みにタッグで戦っていた
バルバトス「ゴドラ合わせろ!」
ゴドラ「誰に物言ってんだ!!」
そう言って跳んで後退した2人はバルバトスが矢を放ちそれにゴドラが光弾で包み起爆性を持たせる、
ヴィルヘルム「…ブリッツ、分けるぞ」
ブリッツ「めんどくせぇ輩だ…それが良いだろうな」
そのコンビネーションを前進して避け、刺さった時の爆発によって加速しヴィルヘルムはバルバトスに跳び蹴りをかますが左腕を立て受け止めるブリッツは勢い良く跳んでゴドラ星人の顔面をぶん殴り吹っ飛ばすとその後を追って走る
バルバトス「あの馬鹿め…撃った後の隙を無くせと言ったろうが…‼︎」
ヴィルヘルム「私を前にして随分な余裕だな」
それを聞いてヴィルヘルムは顔面を蹴ろうとするも右腕を盾にされそれを蹴ってバク宙をして離れる
バルバトス「…確かに今の言動、今の場面にはそぐわぬな、礼を欠いたことはすまない」
ヴィルヘルム「わかれば良い、貴公には期待をしているのだ、失望させないでくれ」
ヴィルヘルムが言い終わるよりも先にバルバトスは矢を放ちそれを分かってたかのように拳銃で撃ち落としお互いにニッと笑うとお互いに武器をその場に捨てて一気に駆け出しバルバトスが先に跳び蹴りを放つもヴィルヘルムはそれをしゃがんで避けバルバトスが着地した所に回し蹴りを放つもそれを前にバク宙する事で回避、そこから再び駆け出し、バルバトスが左ジャブでヴィルヘルムの顔面を殴ろうとするもヴィルヘルムは負けじとそれを掴み絡めて腕を玉砕しようとするも
バルバトス「甘いわ!!」
と怒号を飛ばしながら魔力を込め腕を上げて振り回しヴィルヘルムを吹き飛ばすとヴィルヘルムは受け身を取りながら立ち上がり構えるもそこに蹴りを放たれヴィルヘルムはそれをくらい吹っ飛び倒れる
ヴィルヘルム「グッ…肉弾戦ではやはり劣るか」
立ち上がりながら能力発動し兵達を出そうとするも
バルバトス「魔弾起動」
そう呟きながら両手を開くと指先から追尾性の弾丸が放たれ兵達の頭を粉砕していく
ヴィルヘルム「⁉︎」
それを見て迫り来る弾丸を見て即座に二丁拳銃を拾いそれらを撃ち落とし自身に来るのを防ぐが弾いてる所を懐に飛び込まれ
バルバトス「チェックメイトだ」
そう言って手刀を心臓に叩き込む、しかしヴィルヘルムも2丁拳銃を向け発砲、胸を貫通させ互いに致命傷を与える
ヴィルヘルム「ガハッ」
バルバトス「相打ち…か」
そう言って2人は地面に倒れる
ヴィルヘルム「私は全てを出し尽くした…実に良き戦いであった…」
バルバトス「そうか…それは良かったというもの…」
2人はククッと笑い目を閉じると静かに息を引き取った
一向ブリッツとゴドラはというと
ブリッツ「野郎…見た目だけの雑魚かと思えば中々どうして強いじゃねぇか…」
ゴドラ「我が一族は貴様が生まれるよりも前に重力操作をしてきた、故に貴様の様なパッと出の若造に負けてたまるかよ!!」
そう言うと駆け出し勢い良く腕を振るとブリッツはそれを左腕を盾にして受け止め腹に蹴りを放つ、ゴドラはそれをくらい後退すると左手を向け光弾を発射、そしてその隙にゴドラは重力操作で武器の重力を弄り後ろに勢い良く飛ぶ様に仕向ける
ブリッツ「テメェ…今ここで殺す!」
ゴドラ「貴様如きに負けるかよ!」
そう言って駆け出しブリッツが先に顔面を右手でぶん殴ろうとするもかわされて一本背負い、そして地面に叩きつけられて、そこにゴドラが光弾を発射、しかしブリッツは顔を横にずらして回避、そのまま顔面に蹴りを放つとゴドラは頭を抑えながら後退、そしてブリッツは重力操作で銃を手にすると
ブリッツ「次で最後だ」
ゴドラ「あぁ、良いぜ」
そして静かに2人とも腰を低くし射撃する時を伺っている、そして目を見開くと同時に発砲……この勝負を勝ち抜いたのは……
ゴドラ星人であった
ブリッツ「…クソ…ここでしくじるかよ…」
ゴドラ「……ハァ…」
しかしゴドラも無事ではなく、能力によって貫通力が極めて高い弾丸を撃ち込まれた為腕に穴が開いている
ゴドラ「…勝てたのはほぼ奇跡に近いなこりゃ…ったく、まだ戦争の途中だってのにクソッタレが…」
ブリッツの死体を見て目を細めると続々と来る人型兵器を見て静かに構え、その群れの中に1人突っ込んでいった




