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第10話軍神VS回帰

時は戻り上杉とリリス戦


上杉「神速!!」


リリス「ハァ!」


上杉とリリスは真正面から刀と槍をぶつけ鍔迫り合いをしている


リリス「今はまだ頑張ってるけど、それがどこまで続くか見ものね!」


上杉「わがみくちはてようと…あなたはここでちりゆくさだめ…」


リリス「減らず口を」


そう言ってリリスが槍を思いっきり上げて鍔迫り合いを弾くと上杉は回転しながらリリスの足元に刀を振るい地面から氷を出させ凍り付かせる…しかし


リリス「時間の無駄なのよ、越後の軍神…だから一気に終わらせるわよ」


と氷を中から玉砕しゆっくりと降り立つ、それを聞いて上杉はニヤリと笑う


上杉「できるのであれば。そのように」


リリス「じゃあすぐにでもしてあげる!!」


そう言いながら上杉は鞘に刀を入れ持ち上げ自身の前に掲げる、そこにリリスは勢い良く胸目掛けて突きを放つ、すると上杉は目を見開き柄でその次を左へ受け流すとそこから更に加速しリリスの体に3連続で斬撃を叩き込む、しかしここで違うのは叩き込んでるのは刃ではなく、峰という事である、これを使い断ち切るのではなく弾くことで身動きを取れなくしようと考えたのである


リリス「!?、まだそんな体力が……反撃…出来ない!?」


そこから上杉は流れるように何回も抜刀して斬撃を叩き込んでは氷を地面から出して体に叩き込み、そこから氷を踏み台にしてリリスに急接近、空中で一閃し体を切り裂いた後に落ちてくるリリスの背中に対しても怒涛の抜刀術を叩き込みリリスの反撃を一切許さない


リリス「鬱陶しいのよ!!」


どうにか覆そうと自身を中心に突風を巻き起こし吹き飛ばすも


上杉「このていどで…くつがえせるとはおもわぬよう…」


遠くからまた一息で急接近し猛攻を叩き込んでくる、しかも決定的な隙を見せれば周りの空気を冷えさせながら一太刀で無数の斬撃だげきを解き放ち吹き飛ばしてくる為、文字通り何も出来ない状態になっていた…その中でリリスは焦りながらも何故こんな無意味なことを?と訝しんでいた


リリス「な…何故こんな倒せもしない事を!!」


上杉「わかりきったことを…そなたをほかのもののもとへいかさぬため…」


と上杉がさも当然だと言わんばかりに言うとリリスは目を見開く、もしそうだとしてもどうしてこんなに体力の消耗が激しい選択をしたのだ、訳がわからないと上杉の狂気を目の当たりにして


リリス「馬鹿げてる…こんなペースで攻撃を叩き込めば先に潰れるのはあなたなのに」


上杉「しかしこうせねばあなたはふうじこめられない……なのであんしんしてここであしどめされていただきたく…」


リリスはそれを聞いてはいそうですかと言える程甘くはなく無理矢理動いて槍を振るい上杉を弾き飛ばそうとするも小手、腕、脇,横腹の順番で峰を叩き込まれどう動こうと攻撃の手を封じられる、蹴りも脛,もも、腹、顎と連続で叩き込まれ、攻撃をする事を一切許されない……しかし、人の体力とは無限では無い、激しく動けば人の体力は落ちるものである…故に


リリス「…ここ!!」


斬撃が緩んだ隙を狙い首を掴み、足払いをし地面に倒し心臓に容赦無く槍を突き刺す


上杉「…これが…わたくしのげんかい…か…」


リリス「いいえ、あなたは良くやったわ…私相手に休まずに半日…足止めをし続けた…誇れる事柄よだからもう逝きなさい…越後の軍神…」


上杉「フフッ…ありがたき…おことば…」


そう言って上杉は息を引き取った、上杉が稼いだ時間は日の出を4時と考えると16時まで、およそ12時間1人でリリスの動きを封じ続けた、いかに戦国で動き続けたとはいえ驚異のスタミナである…


越後の軍神上杉謙信、ここに散る


リリス「…さ、次へ行きましょうか…」


上杉謙信を仰向けで横にし手を合わせて目を瞑らせると次の幹部の元へ駆け出した

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