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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
97/223

パンダさんの銀嶺の覇者!冬山編

ガシッ!ガシッ!ガシッ!

岩盤はブ厚い氷で覆われている。前人未到の北壁ルート。

前へ!パンダさんはこの難攻不落の神々の山嶺を目指す。

これまで登頂に成功した者はなかった。

が、男たちは挑戦し続けた。なぜなら、そこに山があるからだ!

パンダさんは、国宝級シェルパのビッグフットとザイルを組んだ。

ところがっ!

さえぎるものがなく北風が吹きっ晒し!

ほぼ垂直の断崖絶壁で取っ掛かりもありゃしねぇ。

ガシッ!ガシッ!ガシッ!

パンダさんの鋭い爪が振り下ろされる。だが、カンタンにはいかない。

にわかの黒雲、霧が出てきた。あっ雪が降ってきた。

猛烈なブリザード!視界が悪くなり手元が狂った。

あっ!という間もなくパンダさん、足を踏み外しちゃった!

ビッグフット共々、氷壁を滑落、大きな岩に激突しやっと止まった。


何てこっったい!

パンダさんとビッグフットは身を寄せ合って岸壁にへばりついてた。

さいわい、ケガはない。しかしこの天候では動けまい。

雪洞を掘りビバークして夜明けを待つことにした。

雪や氷のツブがビシバシ吹き込んでくる。寒いっ!


恐怖の一夜であった。

寒い!冷たい!お腹空いた!帰りたい!

「眠ったら死ぬぞ!」ビッグフットが脅かします。

寒い!冷たい!お腹空いた!帰りたい!

そのうち、パンダさんは寒くなくなりました。

たき火を囲んでみんな輪になって唄ったり踊ったり!

データストーム空間でなつかしいひとに会えました。


「パンダさん、寝るな!起きろ!」

バシッ!ビッグフットがパンダさんの頬をひっぱたいた。

ハッ!ボクは今なにを・・・パンダさん、我に返った。

でも眠たいんだよぉ。ヒマだと寝ちゃうんだよぉ。

何かオハナシしてくれよぉ・・・

「オハナシと言ってもなぁ・・・昔々あるところに・・・」

そんなのつまんないよぉ、もっと面白い話をしてよぉ・・・

「トナリの家に囲いが出来たってねぇ・・・HEY!」

はあっ?!何じゃそれっ!ダジャレのつもりか?

センスねーなぁ、受けるとでも思ってんの?ダッサーッ!

「じゃっじゃあ、オマエがやってみろよっ」

フフフ、腹筋崩壊で笑い死ぬなよ。いいか、よく聞け!

怪獣さん怪獣さん、今何時?・・・5時ら!

「くだらねーっ!」

何だと!この高尚なギャグが理解できんとはっ!

バキッ!ドスッ!ボコッ!ドッカーン!

断崖絶壁、吹きすさぶブリザード、深夜の氷点下!

超ヘビー級ノーガードのドツキ合い!まさに死闘!

友よ、夜明けは近いっ!



パンダさんの銀嶺の覇者!冬山編

ぼく、パン食うロックが好きだーっ!


・・・・・・・・・・To Be Continued



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