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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
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パンダさんの聖者の行進!

大都会で仁義なき戦いが勃発!

この一報にパンダさんは緊張、我と我が目を疑った!

大都会はアニメ・ゲーム・アイドル等、貴重な文化の中心地!

その聖地が今まさにジューリンされているっ!

しかも戦争してるのは・・・何と何とメイドさんたち!

助太刀せねば!パンダさんは義勇軍を結成します。

愛するメイドさんのためなら命もいらぬ!

駆けつけた超ヘビー級の猛獣たち!ライオン、トラ、ゴリラ、ゾウ!

いざ、大都会へ進撃!


パンダさんはチョクチョク大都会に来ています。

同人誌の新刊やコスプレ撮影会なんかは、本場でしか味わえない!

でも猛獣たちは初めての体験、見るものすべてに腰を抜かします。

高層ビル、地下街、雑踏、喧噪、ピカピカのネオンサイン・・・

「ここはっSF未来都市かあぁぁぁーっ!」

パンダさん、連れがキョロキョロしてるんで恥ずかしい。

いちいちチラシやテッシュもらってるのを急かして進みます。

やっとのことで大通りに出ました。戦場はこの先!


大通りにはクルマがビュンビュン行き交っている。

猛獣たち、ビックリギョーテン!

ずんぐりむっくりで足が丸いのに、メチャクチャ速い!

アッチからとコッチから群れで大移動しとる!

「あー、これはクルマというもんだ。中に操縦士がいる」

パンダさん、ちょっと得意げに解説します。

「パイロットだと?じゃあれはモビルスーツ?」

「うむ、よいところに気がついたね。イザとなったら変形するんだ」

クルマの群れはどこまでも続いているようでした。

戦地へ赴くにはムコウへ渡らねばなりません。

「安心せい、心配ご無用!」

その時、奇跡が起こった!クルマの群れがピタッと停まったのです。

目の前にシマウマ模様の道が開けたではありませんか。

「こっこれは魔法?パンダさん、スゴイ!」

よく見ると、四方にキリンみたいなのがいました。

驚いたことに目が三つあるのです。

アッチとコッチの目は血のように真っ赤でした。

ココとムコウの目は青く、胸にカラータイマーつけてます。

パンダさんによれば、あの光線でクルマは動けなくなるんだと!


「さあ、渡ろう!」

パンダさんの言葉に猛獣たちは反対します。

クルマの群れがいつ襲い掛かってくるかも知れないのに!

「いいから、大丈夫だからっ!」

パンダさん、猛獣たちを引きずるように道を渡ります。

「こわい・・・」

ライオンがパンダさんにしがみつきました。

「アンタ、百獣の王でしょうがっ!」

ライオンにトラがしがみつき、トラにゴリラ・ゾウがしがみつく。

パンダさん先頭にジュズツナギで、そろぉりそろぉり進んでいきます。

その一挙手一投足をクルマのパイロットたちがズラッと監視してる!

「ぱおーんっ!」

コーフンしたゾウが素っ頓狂な悲鳴をあげて固まってしまいました。

つられて、ゴリラ・トラ・ライオンも足がすくんじゃった。

「こっこら、止まるな!」

猛獣軍団、道の真ン中で立ち往生!

焦るパンダさん、必死でみんなを引っ張ります。

おおっ見よ!カラータイマーが点滅し始めたぞ!

早く渡るんだ!いいから、Hurry UP!うっ動けえぇぇぇーっ!



パンダさんの聖者の行進!

立ち止まるな、振り向くな、ただひたすら前に向かって進め!


・・・・・・・・・・To Be Continued


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