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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
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パンダさんの失われたアーク!

世界の果てに、漆黒につつまれた魔王の城があるという。

何万年ものイニシエより、異世界からもたらされた超文明!

憎悪と欲望、血と骨、穢れた魂、カオス!

ばく大な財宝、大判小判がザックザク!

この現代最後の秘境にトレジャーハンター・パンダさん、挑戦!


魔王城は、巨大な原生林のほぼ中央に位置している。

パンダ探検隊はボートとイカダで川をさかのぼります。

しかし、川には恐ろしい怪物クラーケンがいた。

イカダを襲われ、やっとこさ岸にたどり着き、あとは徒歩しかない。

ジャングルはイバラの道。トゲトゲのツルで巻きついて血を吸われるのだ。

チミモウリョウがバッコし、死者の村でゾンビ襲来!

底なし沼にはネッシーがいて、ドラゴンが火を噴く!

その都度、パンダさんは勇気とトンチで、ピンチを乗り切ったのです。


そしてついに!パンダ隊は、魔王城に到達しました。

暗雲にとどろく雷鳴!邪悪な竜巻!地割れから噴き出す溶岩!

幾重ものワナや地雷が爆発!魔獣が踊り、UFO飛来!

スフィンクスやモアイ、縄文土偶に地上絵なんかもあります。

大門は頑丈な鉄の扉でしっかりと鍵がかかっていました。

立札に何やら注意事項が書いてありますが、もちろん誰も読めません。

「これは・・・どうやったら中に入れるんだ?」

フフン、こんなこともあろうかと、モグラを連れてきているのだ。

モグラは穴掘って地下から城内に到達。裏口を開けてくれました。

魔王はいったいナニモノだろう?そして何をたくらんでいる?

ナゾがナゾを呼ぶ迷宮のラビリンス!


城内は静まり返っていた。

奥へ行けば行くほど路は暗く細く曲がりくねっています。

地下に降りているのだろうか?ポタポタと雫がしたたる。

ひょえーっ、ブルブル!冷えてきました。

闇の中を手探りで一歩一歩慎重に・・・

その時、グルルルという不気味な音が響きバタンと石が倒れた。

何事だっ!

隊員たちはその場に金縛り。

「パンダさんがいない!」


ええっ?!パンダさんは煙のように消えていました。

確かに、今の今まで、みんなと一緒にいた。

探すんだ!だけどこんな狭い場所でいったいどこへ・・・?

音のした方に目を向けてみます。

倒れた石を押してみると何と何とゴゴゴゴと動くではありませんか!

おおっ、こんなところに隠し通路があったんだ!

パンダさんはここに入ったに違いない。

隊員たちが進むと奥の方で何やらうずくまっています。

パンダさんだあ!

「くっ、来るなあぁぁぁぁーっ!!」

ランタンかざすと、お腹の痛くなったパンダさんがしゃがんでいた。



パンダさんの失われたアーク!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている!


・・・・・・・・・・To Be Continued


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