表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
35/238

パンダさんの嘆きの壁!

その壁は、傲然と立ちふさがっていた。

その壁は、高く果てしなく広がっていた。

その壁は、こちら側と向こうを分断していた。

その壁は、あらゆるものを拒んでいた。


パンダさんが原っぱに通りかかると、三匹の子ブタが騒いでいました。

最近できた壁の前で困っているようす。

「アッチへ行きたいんだけど、壁がジャマなんだよぉ」

おや、いつの間にこんなものが?

壁は、パンダさんよりも大きくて硬くて威圧感タップリ!

ナルホド、こりゃ無理だな。

でも簡単にアキラメるのもコケンにかかわるので、

「なぜ、アッチへ行きたいんだね?」

なぜだって?

オレたちはアッチへ行きたいんだ!

アッチの世界を見たいんだ!

アッチには夢や希望があるんだ!

三匹の子ブタは真っ直ぐにパンダさんを見据えます。

その瞳には情熱の炎がアカアカと燃えていました。

握ったコブシに力がみなぎっている。

何も恐れない強じんな意思!

勇気と信念さえあれば出来ないことなど何もない!

熱き青春の血潮!

パンダさんは圧倒されました。

若さ、若さって何だ?振り向かないことさ!

ああっそうだ、ボクにもこんな時期があった!

心の片隅に閉ざされていたあの想いがよみがえる。

オールナイトで理想を語り明かした懐かしき日々!

友と肩を組み、昇る朝日に夢の実現を誓った

ハートに火をつけろ!

君たちには無限の可能性があるっ!

立ち上がれ、そして戦え!自由を手にしろ!

君たちはもはや、ブタではない。いやブタだが・・・魂のブタだ!

ただ与えられたエサをモソモソ食らう家畜ではないのだ!

この一見平等のようで実は地獄の残酷な世界!

少年よ、大志を抱け! 全力でぶつかっていくのだ!

時はきた!運命という言い訳で逃げるでないぞ!

死ぬときはたとえドブの中でも前のめり!

後に続く世代に恥じないように!

君たちの残した爪痕から、キレイな花が咲くでしょう!


「ボクが、やろう!」

パンダさんは壁に向かった。

この高さではさすがに届かない。

しかし、三段跳びでは?

ホップ、ステップ、ジャンプで飛び越えられるハズだ!

パンダさん、精神統一し静かにスタート。

ホップ、ステップ・・・ああっバランス崩した!

勢いあまってパンダさん、壁に激突!

壁は・・・壁は、コナゴナに打ち砕かれた。

そしてパンダさんと三匹の子ブタの前に、それは遂に出現する。

若者たちのDREAM!あこがれ、渇望したネバーランド!

三匹の子ブタが、どうしても見たかったモノ。

さよう、女湯であった。



パンダさんの嘆きの壁!

くじけても何度でも心の炎を燃やせ!


・・・・・・・・・・To Be Continued


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ