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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
212/215

パンダさんの罪と罰!

抜けるような真っ青の空!ちぎれた雲がまたひとつになった。

やさしい風にほっぺたを撫でられ。落ち葉が肩でささやくの。

小さい秋、見つけた!

夏が過ぎ、センチメタルでアンニュイな午後、事件は勃発した!


「アナタハァ、ぱんだヲ信ジィマスカァ?」


なんとなんと、白昼堂々、パンダさんが女子校に侵入したのです。

さらにあろうことか、きゃあきゃあ逃げるJKたちを追い回し声かけ事案!

いったい、パンダさんに何がおこったのでしょうや?


確かにパンダさんといえば、真性ロリコンで重度のアニヲタとして名高い。

しかし、コミュ障+ヘタレなんで暴走はなく、実害はほぼゼロでした。

せいぜい、ローアングルからの舐めるような視線がキモイ程度でしょう。

パンダさんにとっては二次元も三次元も大差なく手の届かない存在だったのです。

それが、どうしてこんなことに!


ある日、パンダさんはボサッとスマホを眺めていました。

するとSNSにこんな投稿があったのです。


「イカツイ彼氏が実家のネコと遊んでるとこ見て、両親が結婚を許してくれたの。

 “どうぶつ好きに悪いひとはいない”って!」


ピコーン!パンダさん、ヒラメイた!

ナルホド、kawaiiオンナノコはみんな、どうぶつ大好き!をアピールしてる。

いいひとたちにちがいない!

するってぇと、何かい?悪いヤツは、どうぶつが嫌いなんだ。

つまり、どうぶつが嫌いなヤツは悪人だっ!


さぁ、大変なことになりました。

どうぶつ嫌いは、それだけで罪を犯しているのです!


こうしてはいられない!パンダさんはスックと立ち上がりました。

世界の平和を守るため戦わねばならぬ!

ボクは「歩くウソ発見器」だったのだ!

ボクを愛せない者、すなわち悪いヤツ!罪は罰せられなくてはならない。

しかしボクはまた、彼らにも救いの手を差し伸べる。

さぁ、悔い改めなざい。祓いたまえ清めたまえ。汝の眼前のパンダを愛しなさい。

さすれば罪は許され祝福されるでしょう。


「アナタハァ、ぱんだヲ信ジィマスカァ?」



パンダさんの罪と罰!

パンダさん、犬のおまわりさんに連れられて行っちゃった。


・・・・・・・・・・To Be Continued


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