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パンダさんのパン屋さん  作者: 山田靖
128/223

パンダさんの流れゆくもの!(後)

パンダさんは慎重に歩を進めていた。

灯はあるが暗い。まるでダンジョン、だがスグ最深部に着いた。

そこはあまり広くない殺風景なスペースであった。

ん?これはキンモクセイの香り・・・

中央に通路があり、両サイドに分れている。

片側には何やら妙な白い陶器でできたイス?がズラリ。

横に一列に座ってもなあ。トナリとオシャベリもできないぞ。

で、目の前には複数のドアが並んでるだけだし。

開けてみようとしたら施錠されてる!

誰かいる!おい、開けろ!ドンドン!

「入ってるよ!」


おっこっちは開くぞ!

狭い部屋。真ん中にやはり白の陶器の壺?がひとつ・・・

フタを開けると底に水が溜っている。

洗面器かっ!パンダさん、顔をジャブジャブ。

拭くもの、拭くもの、と。あっこれか。カラカラ・・・

ありゃっ破れちゃったぞ。紙じゃん!ちっ、気が利かねぇな。

そうか、これがウワサのカプセルホテルだな。ナルホド、狭い。

フト見れば壁に操作パネルが設置されています。

試しに押してみたら洗面器の中央にパイプがウィーン・・・

と思ったらイキナリ顔面に水が直撃!パンダさん、ビックリ!

油断してた。公園とかにある水飲むヤツだったんだな。

こんなに勢い強くなくていいぞ。ゴクゴク。


パネルには他にもボタンがいっぱい。

手元ですべての機能が操作できるようになってる。

分った!これはコックピットなんだ。

洗面器は操縦席だったんだ。そうだよな、こんなに深さいらない。

この中に入るのかなあ。小動物専用機だな。

それでもパンダさん、ムリヤリ体を押し込んだ。

発進するには、と。おあつらえ向きのレバーを見つけました。

よしっこれだな。

イザ、パンダ!いっきまぁーす!


動物たちが突入したとき、すでにパンダさんは転送済み。

「するとこれは瞬間移動装置だったのか」

今ごろパンダさんは新たな戦場で闘ってるハズだ!

よしっみんな、パンダさんに続け!

動物たちは次々とコックピットに乗り込んだ!



パンダさんの流れゆくもの!

動物はそこら中にマーキングするんで、トイレの概念がありません。


・・・・・・・・・・To Be Continued


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