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俺の武器強くね?

今回は武器のテンプレです


「主殿はそろそろ武器を持った方がよろしいと思うのだが…」


朝食の時間、アルフィナが俺に提案してきた。


「武器なくてもそのへんのやつには負けねーぜ!」


俺はサムズアップして返答を告げた。


「その辺…主殿のその辺とはこの世界のことを言っているのですか?

と言うよりも冒険者たるもの武器を持っていないとおかしいといいますか、どんな強者でも素手では他族には勝てませんよ。普通・・なら」


アルフィナの言葉には引っかかるものがあるが、確かにそうかも知れない。


「よし。じゃあ今日は武器を買いに行こう。依頼の一つも受けてないのに金はあるからな」


俺達は今SSランク報酬により生計を立てている。なくなる様子が一向にないため5人で3食毎日食べれている。




朝食後、王都の一番でかい武器屋に足を運んだ。俺は武器の目利きなど出来ない。アルフィナに頼むとしよう。


「アルフィナ、頑丈で質の高い武器…できれば剣がいいかな。選んでくれ。」


そうして選んでくれた剣。だが…


「うーん…これ頑丈か?音兎~。ちょっと千里眼で見てくれよ。」


聖剣グラディウス

伝説の聖騎士パラディンが腰にした名剣。世界に散らばる14本の聖剣の内の1本。

一定ステータスに達っすると、雷撃を放てるようになる。



「これ最強クラスの剣じゃない?」


音兎の千里眼によると、この世界には強力な武器が眠っているらしい。

剣系だと

未だ見つかってはいないが、どこかにある言われている神剣は3本あるらしい。


世界に5本見つかっていて全部で10本あるとされている、霊剣、霊刀。


グラディウスも含めた聖剣。これは14本すべて見つかっている。聖剣からは特殊な能力が剣に付与されているらしい。


そして魔剣。何かを代償に強力かつ凶悪なレベルの力を引き出すとされている。場所は2箇所特定されているが、その噂から誰も手をつけていない。


他にも槍、弓、銃etc…と、、いろいろあるみたいだ。


なるほど。こう見ると聖剣ってのは相当高位の武器なわけか。


だがーー


「悪いが、これは俺には脆すぎる。」



「ちょっと待ちな!!!」


爆音とも取れるその大声が耳をつんざく。


「てめえ、うちの最高の剣に満足いかねえってのかい?せめて振ってから決めてもいいんじゃないのかい!」


口調は荒いが、綺麗な女性だ。金髪碧眼でスタイルもいい。


「いや、俺が振ると折れちゃうし…」


「なら振ってみな!折れるもんならね!」


「いいのか?金は払わないぞ?」


金髪の女は「構いやしないよ!早く振りな!折れなかったら買いなよ!」と怒り狂う。


はぁ…仕方ねぇな。


「後悔するなよ。」


そう口にして、5%位の力で振り抜く。


バチバチバチバチ!!!


剣から爆発的な雷撃が放出され、試し斬りの部屋はボロクソになっていた。


そして



カラン。



グラディウスは根元からポッキリ折れ、音を立てて地面に落ちた。


さらに折れた刀身は自身を焼く雷撃により炭と化す。



「う、嘘でしょ…」


ペタン。と腰を落とし、唖然とする。


俺は「すまなかったな。」と告げ、試し斬りの部屋をあとにする。




「やっぱ俺に武器なんて無理だって」

「まぁ…物理的に無理だな」


アルフィナは苦笑いを浮かべる。


ん?


「みんな、ちょっとあの店寄っていいか?」


「え?あのボロい?」


音兎、そんな事言うな。



「い、いらっしゃい…」


髪で片目を隠した黒髪の少女。クラスの端の席で読書していそうな感じだが容姿は整っていた。


「ちょっと見せてもらうよ」


一通り見て回るが俺が感じたオーラはない。


「店員さん。武器はこれだけじゃないよね?」


少女はビクッとしたが、小さく頷き、店の裏に入る。


少ししてから大きな箱を引っ張り出してきた。


「こちらです…。この武器に気付いた客だけに売れ、と代々伝えられてきたものですが、私も見たことはありません。」



これだ。この俺を呼ぶような、圧倒的な存在感。


箱を開けるとーー



「なんだ?これは?」


錆びたブレスレット?


俺はとりあえず右腕にはめてみた。


その瞬間、赤い暁光が俺を包みその光はブレスレットに入り込む。


右腕にあったのは先程までの錆びた物ではなく、神々しくも禍々しい真紅のブレスレット。


「音兎。見てくれ。」





神殺星オリオンスフィアフェンリル

所有者の望む形、能力に変化する。鍛冶の神ゴウニの最高傑作と伝えられている。

変化した武器は神殺を名乗る。またフェンリルの能力は使用者に依存する。


「なに…これ」


「これは…神殺装…まさか実在していたとは…」


アルフィナが知っているようだ。大層な名前だがどんなもんかね。


「アルフィナ。質問だ。なぜ音兎の千里眼で見つからなかったものを知ってるんだ?」


神、霊、聖、魔の名のつく武器、そこに記されていないこいつはなんだ?



「それも当然です。なぜならそれは神器ヴァルキリーアームではないのです。」


神器ヴァルキリーアーム?どういうことだ?」




「正しくは武器とは神器ヴァルキリーアーム神殺星オリオンスフィアの二種類あります。聖剣などは神器に属します。

基本的にはこの二つは同等とされていますが、神殺装の最上位は神器を上回る。ということです。」


「じゃあこいつは最上位ってことになりそうだな。ちなみに上回るってのは能力だよな?」


「そうです。理由は神器は武器が強い。だから使用者も強くなる訳ですが、神殺星は武器が強い上に使用者の力量に依存し、更なる強化を遂げることからそう言われています。」



なるほどねぇ…確かにこいつは全力で使っても壊れなそうな感じがする。


「店員さん。こいつはいくらだ?」


呆然としていたが、( ゜д゜)ハッ!ってかんじになって


「いっ、いえ!お代は結構です!そう言われていますし、私もそれを見れただけで満足ですんで!」


ふむ。こいつを買うとなると所持金0所か借金もあり得るな。お言葉に甘えるとしよう。


「ありがとう。代わりに何かあったら呼んでくれ。それなりに強いからさ。」


周りからそれなり?って聞こえたが気にしない。


こうして俺は武器を手に入れた。




一応伏線張っときました


余談ですが新しく転生モノを書こうと思ってもだいたい同じような作品が出てるから作品案が浮かばないってあるあるじゃないですか?

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