表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

俺の半分の力はとんでもないことが分かりました。

私、頭が悪くて、テストでした!申し訳ございません!連載再開します!

ピコン!


頭の中で鳴る音で目を覚ますととあるテロップが視界に流れる。それはーー


魔法を習得しました。



うおおおお!やっときたぜ!


俺は早速確認すると、



魔法

身体能力二乗エキストラフルバースト

効果

自身の筋力、敏捷、耐久ステータスを二乗する。


え?嘘だろ?


この後に及んでまた身体能力系かよ…


朝イチでテンションがガタ下がりしたが、ふとベッドの横を見ると、ティアスタが正座していた。


「えーと、なにしてるの?」


「ご主人様の起床をお伺いしておりました。」


意図がわからない。さらに「なぜ?」と聞くと、


「それはご主人様の寝顔が可愛いからです。」


俺が呆然としていると、ティアスタが加えて恐ろしいことを告げた。


「申しわけないことなのですが、あまりにも可愛くてキスをしてしまいました。30回ほど。」


クスッと夜這いじみたことをした後とは思えないほど清楚な笑みを浮かべた。


「ってクスッ…じゃねーよ!いや美人さんにキスされんのは最高だよ!?でも起きてる時にやれよ!」

俺は息を切らす勢いで反論の意を唱えたがそれはティアスタの着火剤になってしまった。


「美人だなんて…では失礼して。」


チュッ


とフレンチに唇を奪われた。



「レオ…殺す!」


音兎の後ろ禍々しい何がが見える。


俺はすかさず窓から飛び出しその勢いで逃げる。


速度としては軽く300kmは出てるだろう。


逃げ切ったと思ったそのとき


バキッ!


何者かに打たれた。それもフルスイング。


5mほど先の木にノーバウンドで頭を強打し、その威力で木は倒れる。俺はその打者を確認した。


木刀を肩に担ぐ覇王という名の音兎が仁王立ちしていた。


「音兎…お前こんなに速く動けたのか…?」


「そんな訳ないでしょ。アンタと違って私は人間なの。魔法を使ったの。」


音兎が使った魔法はタイムマジック。どうやら世界の時を止めたらしい。チート過ぎるだろ。


「まじで?お前も人間じゃなくね…?」


「何言ってんの?私が人間じゃないなら300km出しててカウンターでフルスイングされてほぼノーダメージのアンタは何なの?」


まったくもって正論だな。


「何も言えねぇっす」


「さ、遊んでないで帰るよ。あれで死なないならそうそう殺せそうにないし。」


「お前殺す気だったのかよ!?」


「殺すって言ったでしょ?」


そんな会話を交わしながら家へと首根っこ掴まれながら帰路した。





朝飯を終えた俺はある提案をする。


「本気で力を使ってみたい。」


我が家の時が凍る。


「アンタバカじゃないの!?この星が砕けるわよ!」

「そうだぞ主殿!自分の力を見誤っている!」

「私もやめたほうがいいと意見させていただきます。」

「え?ご主人様そんなに強いの?」


クルン以外は強烈な否定をするが俺にも考えがある。


「まぁまず聞いてくれよ。物体を叩くんじゃなくてだな。上に向けて本気でパンチとかしてみたいんだよ」


「…やめときなさい。とりあえず半分の力でやったら自分の力に気づくんじゃないかしら?」



俺は外に出て、そのままやろうとしたら音兎に「ソニックブームとか衝撃波で家が吹っ飛ぶから遠くでしてきなさい!」と激怒された。


渋々10kmほど離れた荒野で試すことにした。


「とりあえず半分ね…どーせ辺りの葉っぱが散るくらいだろーけど。」


この時の俺は全く分かってなかった。俺の力は人智を超えてることに。


「せーの!!」


俺は言われた通り半分ぐらいの力で空に向け拳を放つ。


ズバッァシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!


と聞いたことのない轟音のあとに


ゴボォォォォォォォォォォン!!


という音と共に俺を中心とした馬鹿でかいクレーターは家のすぐ近くまで出来ていた。


空を見上げると、空一面曇り空であったはずの厚い雲はドでかい穴が空いていた。


そして月らしき衛星が30%ほど欠けていた。


この世界には衛星が三つある。そのうちの朝から昼にかけて現れる衛星であった。


俺は泣きたくなる気持ちを堪えて家に戻った…。




「…私もここまでとは思ってなかったわ。信じられない。」


アルフィナとティアスタ、クルンはソファーに座り下を向きながらプルプル震えていた。


「いや…ホント...すんませんでした。」


そして音兎は閃いたように悪い笑みを浮かべ、


「罰として今日から私と一緒に寝なさい?」


「え?なんd「これは命令よ!」…はい」


俺は何も言えなくなった。


「「「音兎だけずるい!私も寝る!」」」


他3人も激しく同意したようです。ティアスタは珍しく声を張っていました。はい。


時々ベッドに入ってきてはいたけどずっと寝ると言うのは下半身にクルものがある。


俺の平穏は来るのでしょうか?


tobecontinue




おまけ



とある国の王城にて~


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



「なんだ今の揺れは!誰かおらぬか!」

国王らしきハゲた頭に王冠を付けた男が慌てた声で叫ぶ。

「国王様!ご報告いたします!西のシトヴァス荒野にて10kmほどのクレーターが一つと雲に30kmほどの風穴が一つ、そしてエスラルが3割ほど欠けました!」


この世界の衛星は、朝から昼にかけてのエスラル。昼から夜にかけてのリーグ。そして夜から朝にかけてのプロスタインの三つである。


「一体何が起こったのだ!!なんの現象だ!」


「解析班と研究班からたった今届いた情報によるとこの世界の生命体の能力ではありえないような衝撃波のような広範囲の極大の質量をもったエネルギーによるものだと言っております!」


国王は口をパクパクさせ、次の言葉が出ないようだ。

「…もしその衝撃波が人のものであるならばこの世界はそやつに支配されるだろうな…」


国王は虚空を見つめ、何らかの自然現象であることを願った。


そして未来、その衝撃波の正体が明らかになったとき、国王は気を失ったという…




獅音に魔法は身体能力二乗ともう一つちゃんとした魔法を与えるつもりです。お楽しみに!


ちなみに戦闘力は獅音>>>>>>音兎>>>>>>>>アルフィナ>>>>>ティアスタ、クルン


なイメージです。魔法ならティアスタ、物理ならクルン。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ