俺、ギルド。そしてランク測定試験。とりあえず仲間
かなりグダグダになってしまいました(*≧∀≦*)
それでも小説の書き方も分からないということで勘弁してください……
指パッチン事件から1時間。俺達は今王都らしき城壁を眺めている。
「音兎。どうする?」
少し悩んだように下を向き、
「入ってみよう。というか入れるの?門番いるし」
確かに。とりあえずトライだ。
「すいませーん。入りたいんですがー。」
すると慣れた対応で、門番さんは
「おう。じゃあ犯罪歴を調べるからこの魔法陣に手をかざしてくれ。」
うわ~超テンプレじゃん。ちょっとは工夫して欲しいね。俺はひねくれつつ、手をかざす。
「……よし。犯罪歴はなし、だな。お嬢ちゃんもよし。入っていいぞ。」
どうやらここはテンプレとは違い、無料で入れるようだ。この世界の金ないしラッキーと言える。
とりあえずギルドでもあるかと探してると、日本では絶対に見ることのない異質な光景を目の当たりにする。
「おら!休んでねーで歩け!早く立て!」
おっさんがケモ耳の少女を手加減無しの、「本気」の蹴りを入れた。
「ゲボッ!オェェエ!!」
ケモ耳少女は血と吐瀉物が混ざった様な物を吐き出す。
俺は胸糞が悪くなり、頭に血が上って行くのがわかった。
やばい。止まらない。
「レオ!!」
音兎が俺に抱きついた。
「場所と世界を考えて!周りの反応を見て!これが普通なのよ…」
確かに、周りのヤツらはまるで店で騒ぐ子供を見るような、騒がしいけど仕方ない、と言った表情だ。
これはこの世界での普通なのだろう。
「…そうだな。もう大丈夫だ。すまない、音兎。」
しかし見ていたくもないこの光景。
できるだけ早足にその場を去り、ギルドを探す。
♢♢♢
それっぽいものはあった。
中からは喧騒が響き、ガラスが割れる音や木材が砕ける音が聞こえる。
俺達は中へ入り、受付まで歩く。
これもテンプレ。可愛らしい受付嬢に俺の頬も緩む。
脇腹に走る痛みに振り返ると不機嫌に膨れる音兎がいた。
「レオ…かわいい子見るとすぐそうなる」
音兎の目が冷たい。声も冷めてる。
いたたまれなくなって、話を変えるため、受付嬢に質問する。
「ここがギルドなら登録したいんだけど。」
すると可愛らしい声でーーー
「はい。ここはギルドです登録ですね、ではランク測定の試験を致します。」
「ランク測定?それはなんだい?俺達は田舎者でね、教えてくれないかな?」
本当はだいたい分かるけど、普通最低ランクから始まるもんだよな。俺の読んでた小説でもそうだったし。
「はい。ギルドでは実力史上主義です。強い者が低ランクではおかしいでしょう?そこでウチのギルドマスターとの勝負でランクを測ります!まぁ勝った人どころか3分持つ人もいないですけどね」
そう言い、受付嬢は苦笑しながら案内してくれた。
俺は今日一番衝撃を受けている!!
ギルドマスターがかわいい!!!!
背はやや低めで綺麗な青髪。そしてかわいいルックス。綺麗ではなくかわいい系だ。しかしーーー
貧乳だ。
「私は王都市部ギルドのマスター。アルフィナ=オルタンだ。早速ですまないが仕事も溜まっていてね。試験を開始する。まずはそっちの一重の男。かかってきたまえ。」
コイツ!俺のコンプレックスをよくも!許さねぇ!!
♢♢
試験が始まる。
「まずは君から仕掛けてきなさい。すぐ終わってはつまらない。」
余裕のアルフィナ。俺は約束少しを破ることにした。
「音兎!このギルド全体に防御魔法!5%くらい出す!」
「はぁ!?ちょっと!完全空間!」
わたわたしながらも防御魔法を全力出かけている。
「えっ!?この魔法は神級最上位魔法!?有り得ないです!」
受付嬢はこの上なく驚くが俺は止まらない。かわいいけど止まらない。
俺は5%の力でアルフィナの背後に回り込むと
ゴッッッボォォォォォ!!!
物体は音速を超えると空気の壁ができて、さらに速度を増すと壁を突き破り強い衝撃が起こる。その現象により神級魔法の壁を壊した。
「ファっ!?あ、ありえない!君の動きはこの世の生物でもあの世の者でも不可能だ!」
アルフィナはそう言うが俺は許さない。そう。彼女は
俺に一重といった。
これは許せないだろう?
一重は俺の最大のコンプレックスだ。
俺はアルフィナに向けて拳を突き出す。わざと軌道をずらしてーーー
ボォォォォォン!!ズバババババ!!!
そんな音を立てて、ボォォォォォンで壁を壊し、ズバババババで衝撃波が飛んでいく。
「は、はは」
アルフィナは漏らした。しかし気に止める余裕も無いんだろう。垂れ流しである。
さすがに気まずくなった俺はハンカチを渡す。
「すまんすまん。これで拭け」
「え?あ、あああああ!み、見るな!お願いだから見ないでくれ!」
アルフィナは真っ赤になって懇願してきたが俺は
「断る。なぜなら俺を一重と呼んだからだ。」
許さない。他のことなら寛大な俺でもこれは許せない。
「わかった!謝る!だから…うぅ…ヒック…」
泣き出してしまった(๑>•̀๑)テヘペロ
「わかったから泣くなよ」
「早く後ろを向けぇ!」
怒られちった。
「レオ…最低…」
「さすがにやりすぎです…」
………
「……すいません」
♢♢♢
「オ、オホン!見苦しいものを見せてしまったが、君たちのランク測定の結果は」
まぁ低くはないだろうな。Bの上位とかかな
「SSランクだ」
「「は?」」
いやSSとかそうそう見ないぞ?
「あ、いや待て。娘。君がSランクで、え、えぇとレオ…様がSSランクだ。そしてSランクからは報酬が出る。一生かかってやっと使い切れる額だろうな」
んん?
何か色々おかしな事があるが1つ確かめないといけない事がある。今出来た。
「レオ様って何!?」
俺、自分で言うのもなんだけど酷いことしたよね?なんだ?
「私は今までの負けたことは無かった。私こそ最強なのだと。そして私は決めていた。私より強いものが現れて、その人こそ最強だ、と思えたらその人と結婚すると」
そう宣告してアルフィナは真っ赤になり丸まった。
は?え?は??どこのサ〇ヤ人だよ!?
「あんなひどいことしたやつでもいいの…?」
音兎が俺の心を読んだ様に考えてたことを質問した。
「むしろ私は高揚したよ…私はそっちの気があったらしい」
色々吹っ切れたらしい。恥ずかしがっているがハジケてる。俺は逃げたい気分になってきた。するとーーー
「ギルドマスターをここまで骨抜きにしたんですからもちろん責任はとりますよね?」
受付嬢の悪魔の笑顔に俺は負けてしまった。
「ははは…もちろんさ…ノープロブレムだぜ…」
異世界1日目にしてこの精神攻撃たるや恐ろしいね。
♢
「じゃあとりあえず俺らは家に帰るわ…」
「私も行く」
それは超反応だった。神速で俺の腕に抱きつくアルフィナ。ただ、貧乳だ。いや、悪くは無いんだよ?ただ…ねぇ?
「俺は構わないけど、音兎はいい?」
少し不機嫌に
「仕方ないでしょ。あんなことしたんだから。」
少しじゃない。かなり不機嫌だ。ふんっ!って感じだ。
「ほう?妹君はレオ様が好きなのか?」
「は?」
俺が呆けると
「ババババ、バカじゃないの!?私とレオは兄弟よ!血が繋がってるの!」
するとアルフィナはニヤッと笑い
「実は私は特殊な能力を持つ種族でね、心が読めるのだよ。私の能力によるとだね、君はレオ様の事が好k」
「うわぁぁぁあ!殲滅爆撃!」
シュピィィーン…ボォォン!
なかなか高威力の爆撃が次々と降ってくる。
「あああああああ」
音兎は完全にパニックだ。仕方ねぇ!
「音兎!しっかりしなさい!」
俺は音兎を後ろからの抱き締める。すると
「ヽ(゜ω゜)ノあばばばば」な感じになり、気絶した。
ふぅ…
「さて、アルフィナ。家に行くよ。」
「君は切り替えが早すぎないか?」
俺は何も見てないし聞いてない。記憶から抹消したのだ。
「…とりあえずこれは音兎が起きてから会議な?」
俺が凄むとアルフィナは、
「お仕置きか!?お仕置きするのか!?」
などと言い息をハァハァ荒くした。
そんなアルフィナ無視し、俺達は家へと帰るべく歩きだした。
to be continue
今回も駄文です。ここまで読んでくださった方ありがとうございます