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俺の力と第二の二つ名

「あぁー遠いっ!」


ギルティとの戦いの後、魔力を切らした俺は音兎を背負い帰路を歩いていた。


「軽く走るか…」


そして俺が一歩踏み出したその瞬間、



「うおっ!…って」


王国付近に着地していた。



「なんだこりゃ……」


俺はステータスを確認する。


萩田獅音


Lv150


筋力 150000000


耐久 150000000


敏捷 150000000


魔力 3500


スキル


全衝撃ブラストショット


力と魔法(パワーアンドマジック)


魔法


身体能力二乗エキストラフルバースト


アビリティ


不滅の炎帝(プロミネンス・フレア)



力が少し戻った!よっしゃぁ!!



恐らくギルティのスキルは倒したら数%が戻る感じだと思う。


何にせよ気分がいい。



「あ、悪いけど通行証ないんだけど入れてもらえる?」


俺は門番の兵士に聞いてみた。



「ももも、もちろんであります!」


「よくぞおかえりなさいましま!」


二人とも盛大にどもってた。


それからも家に着くまでみんながみんな俺と背中の音兎を見てザワザワしてる。


音兎が寝てるし走るわけにも行かない俺は視線を全身に受けた。



「ただいまぁ〜」


そしてやっと家に着いた俺がドアを開けると玄関には既に三人が待っていた。


「主殿!「ご主人様!「旦那様!」


「ストップ!音兎が寝てるからもう少し待っててね?」


俺に飛びついてこようとした三人を静止させ、俺は音兎をシャワーで軽く洗い、着替えさせてからベッドに寝かせた。



「ありがとうな、音兎。」



さて、次はリビングで話さないとな。



そして俺が階段を降りた瞬間にみんないっぺんに抱きついてきた。


「うおっ!」


「御主人様ぁぁあ!良がった!本当に良がったよぉぉお!」


「私は信じてましたよ。旦那様……ふ、ふああああああああん!」


「クルン……ティアスタ……」


「主殿……」


「アルフィナ、ギルティに勝てたのはお前のおかげだよ。ありがとな。」


「主殿っ!」




♢♢


「さて、みんな落ち着いたと思うから話そうか。」


それから俺はギルティとの戦いを鮮明に話した。



「なんと……」


「アビリティなんて初めて聞きました…」



「ん?さすが御主人様だね!」


クルンだけは少しズレてたけどかわいいから問題ない。


「主殿、では失礼して……」




ちゅっ。


「!??」


アルフィナからのそのキスは次第に激しさを増す。


「主殿ぉ……」



しかし、



「「抜け駆けするな!!」」


クルンとティアスタが引き剥がす。



「じゃあ私たちも」

「失礼しまーす♪」





うぅ……俺の純潔が散らされた……。


「いやーごめんごめん!二年ぶりだから我慢出来なくて!」


クルンが少し照れながらてへへ、と笑う。


その後ろで顔を真紅に染めあげたアルフィナとティアスタ。



みんな可愛いから許すしかないな。


その後は街に出てもう終わった、と民衆に告げた。


拍手喝采に俺は少し戸惑い、ギルドに逃げ込む。


「はぁー恥ずかしかったー。」


「まぁ主殿はそれだけのことをしたのだ。誇って良いのだぞ?」


そう言われても実感はない。


確かにギルティはむちゃくちゃ強かったし、死ぬかと思ったけどね。


「ちなみに主殿はもう1度十傑に加入された。」


「おぉ、マジか。滅拳アルマゲドンの復活だな。」



「いや主殿の新しい二つ名は、不滅鳥フェニックスだ。」


うわぁー厨二くせぇ……



「なかなかのネーミングだろう?なんせ私がつけたのだ!一度は負かされたものの、まるで不死鳥のように蘇り真紅の炎を纏って見事勝利した主殿。不滅の炎帝(プロミネンスフレア)と不死鳥を合わせて不滅鳥フェニックスだ!」


全力のドヤ顔を見せるアルフィナに俺はノックアウトだ。


「それにしても不滅鳥フェニックスか。ずいぶんビックネームだな。」


「そんなことは無い!私のネーミングセンスを信じてくれ!」


アルフィナはどんな顔もかわいかった。

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