俺、再会する
本日2話目。もう1話いくかもです。
短くてすみません
「さて、行ってくるか。」
俺はギルドに来ていた。ギルティからの依頼書にはベート古城へのワープの魔法陣が書かれていて、それに魔力を送り込むと転移できるようだ。
「あの、私たちも……」
「ダメだ。相手は世界最強だからな。さすがにお前達を連れていけない。」
「しかし主殿。今の主殿のステータスは私より低いのだぞ?」
確かに俺はアルと平均ステータスは2000ほどの差がある。しかしアルは忘れている。
「俺には身体能力二乗があるんだぞ?多分大丈夫だ。」
「でも……」
「お前ら」
アル達は俺の目をしっかり見据える。
「俺を信じろ!」
「必ず生きて帰ってきて下さい。約束ですよ?」
「もちろんだ。ティアスタ。」
「音兎のこと、ぜっっっったい助けてきてね!」
「任せろ!クルン!」
「主殿。二年前言った言葉は取り消します。私はやはりあなたのものです。」
『今の貴様は私の主殿ではない。当分家には行かない。…願わくば次会うときまで強き心のあなたに戻っていてくれ。』
「……アルフィナ。ありがとう。」
俺はようやく強さを取り戻せた気がした。それに今の力は授かったものじゃない。自分で手にしたものだ。
つまりーーー。
「俺は負けない。必ず勝ってくる!!」
魔法陣に魔力を込め転移する。
「………久しぶりだな。ギルティ。」
「待ってたよぉ。レオ!」
「音兎は…どこだ?」
ギルティは不敵に笑う。
「僕に勝ったら教えてあげるよ」
俺も釣られるように笑う。
「なら」
「ぶっ倒してやるよ!」
俺とギルティの戦いの火蓋が切って落とされた。




