表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い糸  作者: kzy
19/20

告白1

あれから僕と優奈は余り言葉を交わす事がなかった。


「なぁお前ら何かあった?」

静観していた悠太は我慢できずに聞いてきた。

「あぁ別に何も…」

僕はそう答えるしかなかった。

「そっか」

悠太は、僕の肩を叩き、それ以上は何も聞かなかった


放課後、悠太は帰ろうとする優奈を呼び止め寄り道を提案した。

「なぁ優奈、帰りバーガー食べに行かないか?」

優奈は立ち止まり僕を一瞬みてから誘いを断った。

「ゴメン。今日は沙ぁちゃんとお茶する約束だから…」

そう言って優奈は足早に教室を出ていった


悠太は僕の頭を軽く叩き無言で教室を出ていった



優奈は、沙織と美奈ちゃんが通う女子校の前で浮かない顔で沙織を

待っていた

「優奈!お待たせ」

そう言いながら美奈ちゃんと一緒に優奈に手を振ってきた

優奈に会うと美奈ちゃんは言葉を押し殺して優奈に抱きついてきた

「み、美奈ちゃん?どうしたの?」

驚く優奈。

美奈ちゃんの行動に察した優奈はひと言美奈ちゃんに囁いた。

「ごめんなさい。美奈ちゃん」

それを聞いた美奈ちゃんは優奈をギュウと抱き締めた

「はいはい!いつまでくっついてんの、美奈。アンタそっちの気あったの?」

からかいながら沙織は美奈ちゃんと優奈を優しく離した

「もぅ沙っちゃんったら」

恥ずかしそうに拗ねる美奈ちゃん

すると沙織は美奈ちゃんの顎を指で掬い、からかいながら囁いた。

「じゃあ優奈とデートしてくるから、美奈は大人しく帰るんだよ」

そう言って美奈ちゃんの頬に軽くキスをした

美奈ちゃんは何が起こったのか解らずぽーっとした

我に還った美奈ちゃんは顔を赤く染め恥ずかしがっていた

「沙っちゃんのバカ!」

その言葉を背中で聞きながら沙織と優奈は喫茶店に足を向けていた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ