遠距離恋愛
君といつまでもいたかった
女々しい僕の願い
叶わずに消えてゆくのだろう
今日この日をさかいに
遠距離恋愛なんて
つづいていくわけがないって
キョリが離れれば離れるほど
ココロも遠のく
"大丈夫だよ 空は続いているよ"
"離れるほど好きが加速する"
"永遠の愛があれば乗り越えられる"
そんなはずがない
昨日まで当たり前にできたことが
あたりまえでなくなる
不便が生じる 不満が溢れる
昨日までと同じにはいけない
見ることができない 声だけでは
触れられない カメラだけでは
会いにいけない 気合だけでは
会いにいった 愛は移ろいでいた
ゴメンね ごめんね と泣く君
わかっていたいつかこうなると
さみしがやの君を一人にした僕のせい
僕が悪いんだきっと
年の差カップルで
遠距離恋愛で
3年目だった今日
未来は変わらなかった
大丈夫 またねって声をかけて
彼女が小さくうなづく
きっともう会えない
彼女がケイタイに触れる
彼女の薬指に輝いていた
それは僕のあげたものじゃない
いつまで黙ってるつもりだったのか
僕をいつまで騙せるつもりだったのか
別れたくないだとか
愛してるだとか
もう別れようだとか
嫌いだとか
そんな言葉もないけれど
僕らの間にもう糸はない
変わらない未来を恨む
それすらできない