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序章・新世界へのプロローグ  the game steart

いちおう完成を目指しております。


ネタが思い浮かばなかったり時間が取れないと

投稿は時間が空く時もあり不定期です。


序章・新世界へのプロローグ the geme steart


2012年12月31日深夜――あるいは、32日未明。突如飛来した光球によって、世界が一瞬真昼のようになるほどの閃光がすべてを覆った。


そして、世界に異変が起こった。一言で評すなら、地球が、剣と魔法の世界になってしまった。

その日を境に〈魔術〉が出現したのだ。

その影響なのかは不明だが、地球上の生物の一部が見たこともない、

生物学的にもおかしい形状へと変貌したのだ。

《大異変》と呼ばれたこの現象は、生態系に異常をきたした。

植物は巨大化し、生物を喰らうように進化したものもあった、

古い大木には意思を持つものも現れた。

だが、最も変化が顕著だったのは動物だ。見るもおぞましい悪鬼や魔獣、

原型すら留めないものもあった。龍や神話に出てくるような化け物も出現。

そしてこれらは自己の持つ防衛本能により、

純粋な物理的影響を大きく軽減してしまう結界を常に周囲に生じさせ、

銃弾すら無効化してしまう。

そしてこの異変は知能が高い生物ほど変化する個体数は減少し、

そして不規則に、多様に変化した。

故に、知能が高く、元々の数もある程度ある人間は多くの別の存在へと変わった。

だが、元々の形から大きく変化することはなかったのは、人にとって行幸だったかもしれない。

そして進化した者を新人類、変化しなかった者を劣等種、と呼び区分された。

さらに言えば、〈魔術〉を使うことが出来るのは新人類だけだ。

そして、各国の政府は、一部の新人類と人間の科学者達を雇い、魔術と科学を融合させ、

普通の人間でも魔術が使える様にすることで、自国の軍に魔獣に対抗出来る力を、

と言う名目で、魔科学と呼ばれるものも誕生させた 。

だが、そんな試みも空しく、変異は日に日に加速度を増し、

異形の植物に都市の殆どは沈み、溢れでる魔獣は人すらも喰らう。

地球上から多くの国家が消え、人の覇権が潰えるのにさほど時間は掛からなかった。

これは、そんな歪な世界での、物語。


神の気の迷い、その程度の忘れ去られた可能性。

記録されず、記憶すらされなかった、何かが違う世界(パラレルワールド)の物語。


これは、まだ人が支配者を気取り、新たなる力と未知に歓喜していた、最初の日々からの物語。

人々を纏めたわけでもなく、また救ったわけでもない。

彼が守ったのは、非日常と化した日常だけ。

あるいは、それさえも守れなかったのかもしれない。

これはそんな彼のささやかな物語である――


誤字・脱字及び文章表現等の指摘お待ちしております。

できれば感想もお願いしたいです。

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