試験官 前編
この物語は裏バイト:逃亡禁止という漫画の
二次創作です。
裏バイト:逃亡禁止のコメント欄などに、
この物語の名前を出すのはお控え下さい。
「試験官のバイトで日給10万ねぇ…」
そう呟いているのは若草コウ。22歳女で、
緑色のメッシュの髪だ。裏バイトは初めてなので、
赤川さん、という裏バイトのバーターを通して試験官
のバイトをしようとしている。
『じゃ、宜しく~』
コーヒーシュガーを大量に食べている。いつか糖尿で
死んでしまうんじゃないかと思いつつ、試験の会場、
虎旗大学へ向かう。勿論交通費は自費だ。
大学について、案内されたのは他の試験官バイターと
別室。部屋は奇妙な程真っ白で、インテリアや椅子など
一切ない。すると隣に居た茶髪でピアスをしている
男が話しかけてきた。
『君、可愛いね~!何歳?俺と同じ"裏"の人でしょ?』
典型的なチャラ男だ。
「あぁ…えっと…」
困っていると依頼人と思わしきオッサンが来た。
助かった…と思いつつ、オッサンの話を聞く。
『はい、ここの大学教授をしている小牧と申します。
貴方達には試験官をしていただきます。』
小牧というオッサンの話を聞いていると、隣のチャラ男
の顔面がみるみると青くなっているのに気づいた。
ぶつぶつと『なぜここを見るか』『それは記憶層だ』
などと訳の分からない言葉を呟いている。
チャラ男を気味悪く思い全然小牧の話を聞いておらず、
意識はチャラ男に向けられていた。
そこでオッサンが咳払いをして声を少し大きくし、
『カンニングをしている生徒が居た場合、必ず摘発して下さい。』
と述べる。
そしてオッサン、小牧の話が終わると試験会場へ行く事になった。
生徒が続々と入って来て、問題用紙が配られて行く。
用紙が全員に配られて、試験が開始した。
会場をぶらぶらとして、生徒の用紙を見ていく。
すると、一番後ろに座っている生徒の後ろに、
黒い服、帽子をしていて目が魚の様に離れている
2mくらいの不気味な奴が立っているのに気が付いた。
すると、不気味な男が首をバキバキと鳴らし始めた。
何だアイツは…と思っていると、オッサンが顔面蒼白の状態で一番後ろの席の生徒の方へと走って行く。
どうやらその生徒はカンニングをしていた様だ。
失格となった。気付くと不気味な男は消えていた。