表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
325/519

窮地2

遅くなりましたm(_ _)m

朝6時を目標に更新していましたが。。。。

日本時間の正午を死守で!! 自分に甘くてすいません

«天女よ、正直に言うが。。。今のお前では、ナーダに勝つのは至難の技じゃな»

「わかっています それでも諦めるわけにはいきません 私が、この戦いを諦めると言う事は、この国のすべての民の命を諦めると言う事ですから」

«ふむ 今のお前で、我の力をようやく五割ほど引き出せておる 八割じゃ!八割で勝機も見えてこよう»

「つまり万全の古龍様なら、ナーダに勝つことも容易いと?」

«ふっはっは 当然の事を聞くでない しかし我の力を万全に引き出せるのは、我の肉体しかないがな! さて行くか!?»


氷壁 新岐阜城の地上階を囲う、精鋭弓兵500名を守る為の直径200m、高さ10mの

巨大な氷壁 真田幸村が大量の魔力を消費し、氷の精霊フラウの力を借り作り出した

氷壁であるが その後

魔力の切れた幸村に代わりブルートが氷壁を維持し、現在は井伊直政が引き継ぎ維持

をしているのだが、殺生石をすべて使い切ったことにより精鋭弓兵が退却避難したため

氷壁上で防衛する天武の7名とアラン、ブルート、ルイのわずか10名で巨大な氷壁を守らねばならないという 過酷な状況に陥る


織田信忠の昨夜から7体目となるゴーレムと武田信勝の精霊エントの作り出した

9体目となる木人が怒愚魔を蹴散らし

伊達政宗のエフリートの豪炎球が怒愚魔を焼き払い 北条氏直の刃の精霊フーカーの

スキル投擲を使い投じた槍が怒愚魔をその場に串刺しにしていく

もっとも怒愚魔を減らし続けるのは、鬼蜘蛛の巣を地上に張り巡らし、掛かった獲物に

雷撃でとどめを刺すブルートであるが、押し寄せるすべての怒愚魔を止めきれる筈も無く

氷壁に辿り着くと、貼り付き自爆する 

氷壁の周囲あちらこちらで爆音が上がり、大きな火柱が立つ、十分な厚みと強度を持っていた氷の壁が、徐々に削れ始め その修復に多大な魔力を消費していく井伊直政であった


そして上空からは、怒愚魔に比べると数は劣るものの機動性に優れた 魏頭魔が急降下し

床面に接すると自爆するという凶悪な戦法で新岐阜城·地上階の床面を削っていく

それを阻止するのが、ルイの幻影散棘で数十本もの童子切安綱の複製が空を飛び交い

魏頭魔を切払い アランの魔力弾が魏頭魔の急所を貫き 満腹丸のビシュー交雑から

生み出された地獄雀蟻が次々と魏頭魔に取り付くと自爆し誘爆を誘う

相当数の魏頭魔を空中で撃破するが、取り逃がした魏頭魔を氷壁外に落とすために

おりんと千代の障壁が、氷壁の上空に展開する

しかし直径200mと広大な氷壁内すべてを覆う障壁を展開する事は叶わず

すり抜けた魏頭魔が床面まで辿り着き、徐々に削られていく



そのさらに上空で激しい剣戟を交わす エヴァとナーダ

«天女よ 焦るでない!力押しではナーダは倒せぬぞ!!»

「しかし古龍様!急がなければ、みんながそれほど長く持ちません!! それにこうして攻め込んでいればナーダも新たな魏頭魔や怒愚魔を生めないようです」

ナーダが竜鱗から作り出した両刃の大剣を草薙剣で受けると、手の平から古龍の覇気を放つ エヴァ ナーダの横腹をわずかに焦がすが、またたく間に回復されてしまう

それに構わず、覇気を纏わせた風刃を放ち、目にも止まらぬ速さでナーダの頭に首に

胸に腹に草薙剣を振り続ける 

周囲の山々に両者がぶつかり合う剣戟が木霊する


その神々の戦いを凌駕するような両者の対決を、自分達のすぐ頭上で繰り広げられている

氷壁を隔てた攻防に手に汗を握り 喰い入るように、祈るように壁面を見つめる 人々

「みんなが、これほどに頑張っているのに本多忠勝は、何をやっているのだ!」

前田慶次郎が漏らす

「そうだ!!あの馬鹿は何をしているのだ!?可愛い嫁さんが、ぼろぼろになりながら戦っているんだぞ!!早く帰って来い!!!!」

風魔小太郎が叫ぶ!!



ブックマーク&星で評価などして頂けると嬉しいですm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ