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戦国魔法奇譚  作者: 結城謙三
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エヴァの決意3

「このような状況でお伝えするのは、どうかと思ったのですが。。。昨日のような無茶をされるのは、見ていられなくって。。。」

「教えてくれて、ありがとうございます 私が母親ですか。。。想像をしたこともありませんでした だって彼氏ができた事も、男性を好きになった事も無かったのですよ?」

「では、明日の戦いは、他の人に任せて 私と一緒に後方支援に回りましょう!」

「おりんちゃん落ち着いて下さい とりあえずこの事は、みんなには内緒でお願いします 一人になって考えてみたいのですが、良いですか?」

「もちろん よく考えてみて下さい ネボアを解放して産まれるまでの時を稼ぐのも手だと思いますよ」

そう言い残し、天女御殿を後にする おりん


「は〜 まずは、落ち着きましょう 確か父さんは、3人の女性との100年近い結婚生活で子供を授かったのは私だけでしたよね。。。そう考えると、奇跡のような確率で授かったということですね!? 母さんが私を身籠って産まれるまでの妊娠期間が、あんまりにも長くって、周囲から1人目が産まれて、またすぐに妊娠してお腹が大きくなってると誤解されたと笑っていたっけな、妊娠期間がどのくらいだったのか聞いておけばよかった でも私の場合とでは参考にならないのかな? クォーターエルフの妊娠例っておそらく

誰も知らないでしょうし。。。

女の子か〜きっと私と旦那様に似て、身長は高いでしょうね 旦那様のように正義感の

強い人に育ってくれると良いですね 一人っ子では寂しいでしょうから姉弟も作ってあげないと、2人目は男の子が良いですね きっと仲のいい姉弟になってくれるでしょう

。。。死にたくないです。。。 私が死んだらこの子も死んでしまう。。。

旦那様。。。帰ってきて下さい 貴方と私の子供がお腹の中に居るんですよ!」

寝台の枕に顔を埋め 笑ったり泣いたりと長い独り言を呟く エヴァ


「なんだか急に酸っぱい物が食べたくなりました 確か戸棚に紀州から送って頂いた

梅干しがあったはず」

おもむろに起き上がり、戸棚をごそごそと物色しはじめる



昨夜から失った右腕の義手の錬成に取り掛かっていた アラン

「アラン、これって義手と言うより。。。そのまんま兵器を取り付けただけだよな?」

「とりあえず。。。戦いが終わるまで。。。これでいい。。。」

右腕の肘から先が、黒鉄に輝く銃身が取り付けられ、銃口に向かうにしたがい細くなり

口径は種子島とほぼ同じである

見やすいように銃口を上に向けて、ブルートとルイの目の前で腕を回す

「何を弾丸に使うんだ?鉄球か?」

銃身に取り付けられた蓋を開けると、大きめの殺生石がはめ込まれており

「この殺生石に。。。魔力を通すと。。。銃口の中に。。。電磁波が。。。魔力が。。。

質量を。。。」

「アラン!もういい!わからないけど、戦えるという事だな!!」

黙って頷く アラン

「明日は、なんとしてもエヴァに草薙剣を使わせずにバハムートを倒さないとな!」

「そうだな。。。ルイ、アラン 2匹同時に相手をするのではなく、まずは俺達3人で

赤いバハムートから倒すのはどうだろう?」

「黒いバハムートはエヴァに任せるのか?」

「ああ エヴァとエント·キング、信忠のゴーレムで抑える事は出来ると思う

なんと言っても、エヴァは直政の時間停止中、わずかな時間だが動く事が出来るからな」

「それは、本当なのか!?全然気が付かなかったぞ!?」

「あとで確認するけど、間違いないと思う 直政の時間停止の魔力を感じた瞬間

エヴァだけが、瞬間移動をしたように違う場所に居るからな

直政の魔力が十分なら、黒いバハムートを抑える事は、エヴァ一人でも可能だろうな」



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